忘れ去られし古伝
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二説目…
KNOCKIN ' ON HEAVEN 'S DOOR
最終話
誇りか。
主を魔刀と呼ぶのは、いささか腹に修まらぬ。
我も猛るは同じ。
敗戦続くこの地こそ、互いの望む事よのう…
人間界の認めるとは、いかに厳しい事か。
わかっておるが、解らぬのう。
じゃがな、それはその者の感性じゃろう。
用を足す、飯を食う、仕事をする。遊ぶ。
何気ない時間を重ね重ねて、それを理解するのじゃろうなあ。
刀よ。
言わずとも分かるな。
神へと続く扉は、硬く閉ざしに候。
少し、留守を確めようぞ。
三度叩いた後…ハハハ!
後の話は、聞いておらぬ。
最強と名高い神、あの神へ一番近付いたと噂は聞くが…
曖昧な情報を、話す訳には行かぬのう。
主が、神の上に立つ神か。
ほう。
神の分際で、怒りと恨みを感じる。
我らには、手の届くはずもない存在が…
ハハハ!
神とは、こんなに腹の小さき者か!
そこからの話は、誰も知らぬ。
じゃがな、噂ではあるがの?
わしは信じておる。
なぜか、じゃと?
どうしても嘘偽りに聞こえぬのじゃ。
何回聞いてものう…
この国の酒は美味い!
おい、傘男、かなり酔ってるぞ…
このきゅにの酒、えへへ…
おい、酔ってる上に笑ってるぞ…
わ、我は好きになんじゃああああ…
コップ半分で…
そこまで行けるとはなあ…
うわ、何か、鼻に割り箸…
しかも踊ってるし…
おもしれえ!!
だが、割り箸はなぜなんだ?…
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