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元吸血鬼の魔道士生活(休息中)

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X791年

 
前書き
アクノロギアの独自設定すごいなぁ。アクノロギアの変わりに聖書に載る「黙示録の龍」。
別名「赤い龍」を入れてるから大丈夫だと思うけど 

 
・・・・・・・・・・
マックス「ナツ!!起きろこのやろう!!」
ウォーレン「ショウブ!!目を覚ませ!!」
ジェット「よくわからんがお前もだ!!」

マックスたちはナツたちの上に乗っていた土をどけ、二人をひたすらに揺すっている。すると…

ナツ「だぁーー!!うっせぇ!!」

ナツは勢いよく起き上がり文句を言いながらなんとか上体を起こす

「「「ナツー!!」」」

目を覚ましたナツにウォーレン、マックス、ジェットは抱きつき、ドロイが最後にのし掛かる

ナツ「どうなってんだ一体…」

ナツとは3人を見て驚いている

ナツ「つーか少し老けてねぇか?」
ジェット「お前は変わらねぇな」
ナツ「てかドロイ太りすぎ!!」

ナツは自分の前にいる仲間の変貌に頭がついていかない。

ナツ「ちょっと待てよ!!俺たち さっき…変な竜の攻撃を食らって…ほかのみんなわ!!」

「こちらです」
『!?』

ナツたちは声のした方を見た。そこには金髪の少女がいた

ナツ「誰?」

ナツは問いかける。

メイビス「私の名はメイビス。 妖精の尻尾初代マスター、メイビス・ヴァーミリオン」
『ええっ!?』

衝撃の事実にナツたちは声を上げる。メイビスはすぐに歩き出し、みんなの元へナツたちを案内する。そこには謎の竜の咆哮を受けたはずのみんなが生存していた。マックスやウォーレンたちはそれを見て歓喜し、喜びあっていた

メイビス「あの時、私は皆の絆と信じ合う心、その全てを魔力へと変換させました。皆の想いが、妖精三大魔法の一つ、妖精の球を発動させたのです。この魔法は、あらゆる悪からギルドを守る、絶対防御魔法。しかし、皆を凍結封印させたまま、解除するのに7年の歳月がかかってしまいました」
マカロフ「なんと、初代が我らを守ってくれたのか」

マカロフは初代に感謝し、嬉し泣きする

メイビス「いいえ、私は幽体。皆の力を魔法に変換させるので精一杯でした。揺るぎない信念と強い絆は奇跡さえも味方につける。良いギルドになりましたね、三代目」

メイビスは純粋無垢な笑顔でそう言ったのであった

ウェンディ「大変です!!ショウブがいません!!」

ウェンディが叫ぶと皆周りを見渡す。そこにはウェンディの言う通りショウブの姿が見えなかった。皆ショウブの名を呼ぶ。すると急に近くの草が揺れる。そこから…

ショウブ「お前ら、ここにいたか」
『『『ショウブ―!!』』』
アクノロギア「やめろ」
ショウブ「お前もやめんかアクノロギア」
「「「え~!!!!」」」

ショウブの言葉で3人は驚く。ほかの者も身構える

ショウブ「大丈夫だ。こいつはもう悪さはしねぇよ」
グレイ「だけどよ…」
ショウブ「こいつは、自分を倒してくれる奴を探してたんだ。それももう終わった。だから大丈夫だ」
ウェンディ「…わかった」
シャルル「ウェンディ!!」
ウェンディ「なんとなくだけど、私はアクノロギアが嘘を言ってるように見えない。今のアクノロギア
の目はグランディーネと同じだから」
ナツ「俺もそんな気がする」
ガジル「俺もだ」

実際に竜と暮らしていた滅竜魔導士の3人がいうため、ほかの者も一様納得した

エルザ「それにしてもなぜショウブは見つからなかったのだ?」
ショウブ「紫が結界を張ってたから場所が分からなくなったんだ」
『『『紫?』』』
ショウブ「実はさっき……」


・・・・・・・・・・
ショウブ「ん~~…助かったのか?…アクノロギアも人型になっているか」

ショウブが起き上がると朝日が昇っていた。すると急にショウブの動きが止まった

ショウブ「…いるんだろ紫」

そうショウブが問いかけると空中に目玉が大量にあるスキマができた。その中から、ドレスを着た金髪
の女性がでてきた

紫「…7年たっても鈍ってないみたいね」
ショウブ「その気味の悪いスキマどうにかならないのか?…それにしても、もう7年も経ってたのか…」
紫「…幻想郷に戻らないのかしら?」
ショウブ「…俺は今の暮らしが気に入っている。あいつらの行く末を見てみたい。ウェンディのことも
あるしな。修行とかでたまには戻るつもりだが、よほどのことがなければ、もうこっちで一生を過ごす
つもりだ」
紫「…そう。シルフたちはあなたと一緒にいたいみたいだけど?」
ショウブ「連れてく」

ショウブがそう答えるとスキマの中から4体の精霊がでてきた

シルフ「久しぶり!!」
ノーム「…久しぶり」
ウンディーネ「久しぶりね」
サラマンダー「久しぶりだな!!」
ショウブ「久しぶりだな、お前ら」
シルフ「うん、それでねショウブ…」
ショウブ「お前らのおもちゃになる気はないからな」
ノーム「…冷たい」
ショウブ「お前らにつかまると、失神するまで漏らす(意味深)ことになるからな」
アクノロギア「誰だ?」

いつの間にか起きていたアクノロギアは紫たちに聞く

ショウブ「俺の仲間だ。左から八雲紫、シルフ、ノーム、ウンディーネ、サラマンダーだ。紫たち、こ
いつはアクノロギア。新しい仲間だ」

紫たちは軽くあいさつをする

ショウブ「それじゃ俺たちはあいつらの所にいかなきゃいけねぇから」
紫「またあいましょう」
ショウブ「おう。お前も幻想郷の管理、がんばれよ」


・・・・・・・・・・
ショウブ「……ということがあったんだ」
ナツ「幻想郷ってショウブが住んでたっていう?」
グレイ「てか管理ってかなりの実力者じゃねぇか!!」
ルーシィ「それにシルフ、ノーム、ウンディーネ、サラマンダーって、有名な精霊じゃない!!」
マカロフ「規格外じゃのう」
ショウブ「ははっ。まあさっさと帰ろうぜ」
『『『ああ!!/ええ!!』』』


・・・・・・・・・・
ティーボ「おいおーい、今日は一段と人が少ねぇなぁ。ギルドってよりこれ何よ?同好会?」

そう言ったのは 黄昏の鬼のティーボだった。

マカオ「ティーボ!!支払いは来月のはずだろ!?」
ティーボ「うちのマスターがさぁ、そうはいかねぇって。期日通り払ってくれねぇと困るって、マスターに言われちゃしょうがねぇんだわ」

黄昏の鬼の面々は気色の悪い笑いをする

ロメオ「ふざけんな」
マカオ「よせロメオ!!」

そんなティーボたちにロメオは睨み付ける

ロメオ「お前らに払う金なんかねぇよ」
ティーボ「んだクソガキその態度」
ロメオ「こんな奴らにいいようにされて、父ちゃんもみんなも腰抜けだ!!」

ロメオは右手から紫色の炎を出す。

ロメオ「俺は戦うぞ!!このままじゃ 妖精の尻尾の名折れだ!!」
マカオ「よせロメオ!!」
ワカバ「あのバカ!!」
「フッ」

ティーボがロメオの炎に息を吹き掛けると、それはすぐに消えてしまう

ティーボ「名前なんかとっくに折れてんだろ?」

ティーボは背中の金棒に手をかける。

マカオ「やめろー!!」
ティーボ「てめぇらは一生、俺たちの上には行けねぇんだ!!」

ティーボがロメオに金棒を振り下ろそうとした時、突然後ろから現れた男に蹴り飛ばされて宙を舞い、壁へとぶつかった

「「「「んだてめぇら!!」」」」

他の 黄昏の鬼が怒って後ろを向くと、一人は氷で凍らされ、一人は剣で斬られ、一人は土で蹴られ、一人は巨大な手に押し潰される

ナツ「へへっ。ただいま!!」
ハッピー「みんなー!!」
エルザ「久しぶりだな」
ウェンディ「お待たせしました」
シャルル「フン」
グレイ「今戻った」
カナ「酒だ酒ー!!」
マカロフ「なんじゃ!この小さいギルドわ!」
ショウブ「よう」

そこには7年前に消息を絶ったナツたち全員の姿があった

マカオ「お…お前ら…」
ワカバ「マジか!!」
リーダス「若い!!」
ラブ「7年前と変わってねぇじゃねぇか!!」
ビジター「どうなってんだ!?」

消息を絶った時と変わっていないナツたちを見て、マカオたちは歓喜の涙を流す


・・・・・・・・・・

マカロフ「とまぁ…」

マカロフから天浪島での説明があり、ギルドの皆は聞き入っていた。すると、ナツがロメオの視線に気
づく

ナツ「大きくなったなぁ、ロメオ」

ナツがそういうと、ロメオは、涙を流しながら笑顔になる

ロメオ「おかえり、ナツ兄、みんな・・・」

ロメオだけじゃなく、他の皆も大泣きしていた



 
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