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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第四十五話 牟田大尉!刺繍も芸術!!その四

「あんた達の場合」
「そうだろ、俺達は一貫してるんだよ」
「一貫して卑怯卑劣なんだよ」
「何しろ勝たないと意味がないからな」
「勝った方が正義だからな」
 それでこう言うのである、今回も。
「じゃあいいな」
「今回も必要とあらば全力で卑怯をやるぜ」
「某光の巨人シリーズの宇宙人みたいにやってやる」
「宇宙人は大抵卑劣だろ、あのシリーズ」
「そういえばあのシリーズ宇宙人は卑劣よね」
 多くの場合そうである、無論例外もいるが。
「ウルトラ宇宙は凄い世界ね」
「卑劣で残忍な宇宙人ばかりでな」
「無法の極みだろ」
「しかも異次元にはさらに卑劣な奴いるからな」
「その宇宙人連中よりもな」
「ああ、あれね」 
 エースから出て来てメビウスでも出て来た。
「あれはまた凄いわね」
「作者も観ていて怖くなったからな」
「それでエース前半には作者いい思い出ないんだよ」
「異次元人が怖くてな」
「しかもやたら気持ち悪くて」
「いい思い出がないんだよ」
「エース前半本放送時視聴率悪かったそうよ」
 瞬もこの話は聞いて知っている。
「異次元人が怖い、気持ち悪いって言って子供が怖がって観なかったから」
「だよな、あれはな」
「本当に怖いからな」
「映像的にも不気味でな」
「悪意に満ちた行動するしな」
「あそこのプロダクションのインベーダーでも怖かったわね」
 鏡のヒーローの敵である。
「東映系より怖いのよ」
「そうだよ、ガチでな」
「最強に怖いんだよ」
「東映では子供は死なないけれどあそこのは子供を利用するからな」
「とことん卑劣な奴になるとな」
「悪意を全面に出すしね」
 その描写にだ。
「性格だけじゃなくて外見の描写も」
「やたら不気味にしてな」
「怖くしていてな」
「もうトラウマものだよ」
「怖過ぎるんだよ」
「ええ、まああんた達もね」
 卑怯卑劣を極めている二人ですらというのだ。
「あそこまで酷くないから」
「あそこまで酷いのはな」
「ちょっとないからな」
「幾ら俺達でもな」
「あのレベルには絶対行けないぜ」
「特撮の悪役はインパクトが大事にしても」
 それはそうであるが、なのだ。あのプロダクションの悪役は。
「凄いのよ」
「凄過ぎるっていうかな」
「インパクトがあり過ぎるんだよ」
「だからどうもな」
「観ていてトラウマになるな」
「子供の頃観たら特にな」
「大人が観ても怖いからな」
「そう、まあとにかく正々堂々と戦わないならね」 
 あらためてだ、瞬は二人に言った。
「それ以上の力でやっつけてやるわよ」
「言い切ったな、おい」
「そのままヒーローの言葉だな」
「あんた達もう完全に悪役扱いだから」
 それこそこの作品がはじまってからだ。 
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