幻奏破戒浪
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
精霊使いと半妖と存在意義とブレイドダンス
始まりの世界
火猫と氷狼、そして半妖
前書き
Au96「胃が痛い」
黒「しらん」
白「楽にしてあげようか?」
Au96「遠慮しとく。話変わるけど最近タイタニックギャラクシー手に入れたんだよね」
黒「わかる人にしかわからない会話やめろ」
白「オルタナティブ買ってないくせに」
黒「白も付き合うな」
Au96「あとFA買ったから相手フィールドの除去が簡単になった」
黒「もうやめろ!!」
Au96「はーい。それじゃ、物語を始めよう」
レイヴン教室窓側一番後ろ。ここは俺こと黒銀が座っている席の場所だ。ここは日当たりが良いが決して暑すぎるほど当たるわけではないと言う夏でも冬でも快適に過ごせるベストな場所なのだ
そしてこの場所での昼寝は学園の中で1、2を争う寝やすさを誇る
この場所での昼休みの昼寝は始めた当初はまだまだ隙あらば倒してやろうという輩が多かったので寝れる時に寝とく寝溜めのためだったがそれが落ち着いた今ではもう既に日課と化していた
誰だ今ぼっちとか言った奴。出て来い
さて今なぜ俺がそんな話をしているかとゆうと、今日の昼休みはいつもと違ったからだ
生徒A「是非私たちのチームに!!」生徒B「いいえ私たちのチームに!!」生徒C「何を言っているの!?彼女はわたし達とチームを組むのよ!!」
こんな感じでブレイドダンスを勝ち抜くために俺の力に頼ろうとする少女達に囲まれているのだ
彼女達の話し合いは平行線なのに俺の意見を聞かずに話を進める
終いには俺が一緒に出てくれると言ったと言い出す少女までいる程だ
そして話し合いで決着など付くはずも無く
生徒×3「「「黒銀さんは私と組んでくれますよね!?」」」
こうなる。この時の俺の答えは決まって
黒「私はブレイドダンスに出場する気はありませんよ?私なんかに頼らずもっと心強い味方を探したらどうですか?」
と言う。それで大体の少女は下がってくれる。・・・いつもならね。
今日は何故か違った
生徒D「そんなに強いのになんでブレイドダンスに出場しないのよ」
そんなことを言われた
黒「なんでと言われましても・・・私の目的はブレイドダンスの優勝で得られる奇跡程度で叶う代物ではありませんし」
生徒D「あっそう」
そうゆうとその生徒は興味を無くしたようにどこかへ行ってしまった
紫「あなたはこの世界の人間じゃない。だから出来るだけこの世界にある全世界レベルの大きなイベントには関わらないで頂戴。どんなイレギュラーが起こるかわからないから」
そんな紫の言葉が脳裏をよぎる
?「本当にそうかしら」
不意に声をかけられる
振り向いた先にいたのは長い金髪とエメラルドのようなでもなんかよく見るとサファイアのような色の眼の少女だった
黒「・・・あなた誰ですか?」
率直な感想だった。それこそエリスには心を許したが、他の生徒には全くと言っていいほど関わりを持っていない。はじめの方はクレアがしつこく話しかけ続けてきたが無視していたら何も言わなくなったので俺はほぼクラスの中では独立状態だ
?「ちょ・・・クラスメイトに向かってそれは失礼ですわよ!」
案の定少女は噛み付いてくる
黒「実際私は貴方のことを知りませんですし」
?「私はリンスレット・ローレンフロスト」
黒「あっそうですか」
リンスレット「私の話はまだ終わってませんわ!」
想像以上にめんどくさい人が来たんだけどーだれかーたすけてー・・・俺クラスで孤立してるんだった。エリスも違うクラスだしなーしょうがねえか
黒「それで・・・私になんの用があって話しかけたんですか?孤立してるからわざわざ話しかけてきた・・・なんていう親切心からではないのでしょう?」
リンスレット「勿論ですわ。私が聞きたいのは黒銀、あなたがブレイドダンスに参加しない本当の理由、あなたの一人称がある日を境に変わった理由、そして何よりあなたが何を隠しているかですわ」
黒「質問が多いですね。非常に面倒くさいですが答えて差し上げましょう。まず私がブレイドダンスに参加しない理由に嘘偽りはありません。そして一人称の件ですが・・・心境の変化とでも言っておきましょう。最後の質問は少々理解しかねます」
リンスレット「あなたは確実に何かを隠していると言っているのですわ」
黒「そんな人聞きの悪いこと言わないでください。私が何かを隠しているように見えますか?」
多分何かを隠しているように見えるから言われてるんだろうけどそこはスルーでいいや
なんかクレアがやって来たぞ。何しに来たんだあいつ
リンスレット「見えるからこうしてあなたに聞いているのですわ!!そうですのね。答える気がないのでしたらわたくしにも考えがありますわ」
何言い出す気だよ
リンスレット「わたくしと決闘をしなさい!!」
クレア「楽しそうじゃない。私も混ぜてもらえるかしら?」
リンスレット「なっ・・・!これはわたくしと黒銀のあいだの話でクレアは口を挟む権利はありませんわ!」
クレア「いいわよね?黒」
黒「はい。二人同時で構いません」
ざわ・・・ざわ・・・
なんかカ◯ジみたいになってる生徒たちはさておいてこっちはこっちで集中しなきゃね
白『何勝手に話つけてるのさ』
おわっ!!急に頭の中に白の声が聞こえてきた・・・びびったー
黒『別に白に迷惑かかるわけじゃないからいいと思った』
白『はぁ・・・負けないでね?』
黒『俺負けると思われてたのか・・・』
クレア「今日の放課後・・・そうね大体4時頃に精霊の森西の外れの禊場で待ってるわ」
リンスレット「なんでクレアが決めているんですの!?」
黒「別にいいではないですか。私も場所を決めるのは少々面倒くさいと感じていましたし。それでは約束の場所でお待ちしております」
昼休みの終わりを告げるベルが鳴る。その日学院は黒銀対クレア、リンスレットのレイヴン教室問題児コンビの決闘の話で持ち切りだったという
・・・ここか西の外れの禊場ってところは
時間は3時50分約束の時間の10分前に来て俺は待っていた。そこにどこからか現れたスキマと共に紫が姿を現した
黒「いきなりで悪いのだけどどうやったら幻想郷に帰れるか教えてもらえないかな」
俺は早速本題を切り出す
紫「黒を外界に出す前に言った通り自分の存在意義を見つければいいのよ」
なんとなくそう言われることは分かっていた。では、と俺は次に聞きたいことを聞くことにした
黒「次の世界に行く方法は?」
条件によっては永遠に帰れないこともありうるため一応聞いておきたかったのだ
紫「さほど難しいことではないわ。この世界を統べる王達に会いなさいそれだけよ。それが達成できたら私が出向いてあなたの答えを聞く。その答え次第で次の世界にとんでもらうわ」
うわっ。予想以上にめんどくさいシステムが組まれてた
紫「あら人が来たようね。それでは私はこれで」
そう言って紫はスキマの中に消えてしまう。紫の言葉通り二人がやって来た。後から野次馬もやって来たところを見るにやはり学院でも注目の対戦カードなのだろう
その中から見知った顔の少女が俺に駆け寄ってきた
エリス「黒!二対一で大丈夫なのか!?」
黒「あっ、エリスじゃないですか。いらしてたのですね」
そんな俺の言葉にエリスは何故か怒ってきた
エリス「いらしてたのですねじゃない!!いきなり黒がレイヴン教室の問題児コンビと二対一の決闘をすると聞いて慌てて飛び出てきたのだぞ!」
黒「エリスが心配するほど私は弱くありませんよ。それに二対一にしたのも私ですしね」
微笑みながらそう言う。さらに
黒「ああそうだ、手助けは不要ですよ。どんな形であろうともこれは決闘。第三者が介入してよいものではありません」
と釘をさしておくとエリスは渋々だが引き下がってくれた
エリス「わかった。我々シルフィードは野次馬の管理を担当する。が!少しでも身の危険を感じたらすぐにでも私を呼べ。私は黒の味方だからな」
そんなエリスの言葉に感謝しつつ俺は決闘の場に向かうのだった
クレア「遅かったわね。逃走ルートでも確認してたのかしら?」
いきなりクレアが煽ってくる
黒「良く分からないのですが、クレアは確認しないのですか?万が一自分が負けた時絶対に逃げ遂せることができるルートを。そしてさらに言わせてもらうと、私に初めてあった時にあそこまでの惨敗を期しておきながらよくもまあ私を煽ることができましたね」
クレア「黙りなさい。今度こそ消し炭にするわよ」
そう言ってクレアがフレイムタンを取り出す
リンスレット「なにか因縁がありそうですわね。ですが勝つのはわたくし達ですわ」
そう言ってリンスレットが出したのは弓だった。矢が無い所を見るに恐らく精霊魔術で矢を作り出して打ち出すタイプだろう。とゆうかよく見たらダイヤモンドダストが舞っていた
俺はそれを見て逡巡した後初めて使う主人公のカードを取り出した
魔理沙(以下魔)「久しぶりだな黒」
魔理沙を使うのは初めてだ。そして合うのはだいぶ久しぶりだがそんなことで感慨に耽っている場合じゃない
てゆうかなんかそこの人達が以上に驚いてる・・・そうか俺がまた違う精霊を呼び出したからだな
黒「魔理沙いきなりだけどちょっとくすぐったいよ」
早速俺は魔理沙の形を変えていく
そこにあったのは一本の竹箒だった
――魔女からの贈り物 霧雨を運ぶ竹箒――
その箒に乗った途端今まで使えなかった力の一部が一気に開放された。
・・・今更気づいたけどこれ箒に乗ってるだけでスペカも打てる
黒「さあ始めよう!君と私との最高の踊りを!!」
そう言って俺は高く飛び上がった――
数時間後、俺はクレア、リンスレットと三人で寝そべりながら夜空を眺めていた。ここの夜空は星がよく見える。誰も、何も喋らなかった。最初に口を開いたのは俺だった
黒「この世界を統べる王ってのはだれなんだ?」
そんな素朴な疑問を口にするとすごく驚かれた
リンスレット「黒銀は精霊王も知りませんの?」
黒「黒でかまいませんよ。知り合いにはそう呼ばせています。しかしそうですか、精霊王・・・そのお方にはどうしたら会えますか?」
クレア「ブレイドダンスで優勝したら嫌でも会えるわよ。優勝商品は精霊王の祝福は実際に精霊王にあって授かるものだし」
黒「そうですか・・・そうだ、リンスレットに聞かれた私がブレイドダンスに出場しない理由をもう少し詳しくお話しましょう。精霊王の祝福程度では手に入れられない、私の欲しいもの、それは私自身の存在意義です。存在意義とは自分自身で決めるものであって決して他人が決めるものではありません。だから私はブレイドダンスに出場しないのですよ。少々話が長くなってしまいましたね。帰りましょう」
そう言って俺が立ち上がると皆意見はないのか俺に続いて立ち上がった。そして星空の下、ただの友人として並んで歩きながら帰っていった。
帰りが遅かったから寮長に怒られたのはまた別のお話
最上階の一室、黒銀の部屋にて
黒「クレア、大丈夫でしょうか」
白「大丈夫、彼女なら絶対にね」
黒「そうですか。ふあぁ、なんだか眠くなってきました。私はもう寝ます。白も早めに眠りなさいな」
そう言って黒金が寝始めると白銀は何処からともなく日記を取り出して今日の分を書き始めた。それが終わると白銀も眠りについた。
白銀の日記より(一部抜粋)
クレアが日に日に強く力を求めるようになってきた。間違って闇の力に手を出さなければいいのだが・・・
そしてとある少年の元にグレイワース・シェルマイスからあることが伝えられた。それは少年にアレイシア精霊学院に編入すること、そして学院で最強のチームを組み、ブレイドダンスを制覇することだった・・・
後書き
Au96「いろいろ詰め込みすぎて疲れた」
黒「今回は駄文もいいとこだよね」
Au96「面向かって言われると傷つくね」
白「さてさて最後の謎の日記とかなんかやっちゃってますけと伏線なのですか?」
Au96「いいや?」
黒「それより伝えるべきことがあるだろ」
Au96「今回から黒の頭の中で響いてる会話は『』これで表すことにしました。少しでも見やすかったら幸いです」
黒「それはそうとお前がバトルシーン苦手なのは知ってるが前回も今回もバトルシーン全カットとはどうゆうことだ」
Au96「許してください。僕にはもうライフは残ってなかったんです」
白「まあ次回のバトルシーンはしっかり書くってことで」
Au96「てことは次回バトルシーンいれなければいいんだな。よしわかった」
白「何を言っているんだい?体裁は魂の氷結と同じだよ」
Au96「なん・・・だと・・・!?」
黒「とりあえずしっかり戦闘書かせることが決定したのはいいけどやっぱり分かる人にしか分からないから極力やめような?てか前書きなんてもっと関係なかったからな」
Au96「はいはい。てことで次の戦闘はしっかり書きます。読み手あっての書き手ですからそこはしっかりとやらなければなりませんね。ではこんなぐだぐだかつどこに向かってるかもわからない物語についてきてくれるなら幸いです。ではまだ興味が失せてなかったら次回会いましょう。期末期間なので次回の更新がいつになるか分かりませんが温かく見守ってやってください。お願いします」
ページ上へ戻る