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東方嘘付録

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第一部
  宴会2

紫の一言に対する反応は3つ

「くっくっく…まぁいい…。今宵は満月だ。あのさっちゃんとよばれた女の子発言にはかなりきついお灸を据えないといけないと思うが…まぁ月に免じて許してあげよう…なぁ?うちのさっちゃん?」

「お嬢様…この十六夜咲夜もとい紅魔のさっちゃんはお嬢様の思いのままに動く手足であります。その怒り…私が消して差し上げましょうか」

紅魔組の怒り


「うふふ。このお団子美味しいわね妖夢」
「幽々子様!食べ過ぎですよ!」
「そうだぜ!私の分がなくなるだろうが!」

白玉楼の庭師と主人はいつものことながら
それにつっかかる普通の魔法使い、霧雨魔理沙


「……おいおいまじかよ、マジなのかよ!」

鬼の四天王伊吹萃香はなにやらブツブツいっている
酔いが覚めたのかどうなのか
いつもと様子が違うのは確かだった

いつもなら
「お?威勢のいい奴が来たな!よっしゃ私が軽く揉んであげるか!」

という風に我先に戦いに身を興じるはず
しかしこの、様子である

私も紫のこの態度に疑問を持たざる得ない
萃香がこの一家を知ってるような態度

紫はその真相を問いただそうとした時



護衛の二人から殺意がその行動を止める
その殺意
幽々子が発する能力おも超えるもの
震え上がる魔理沙は仕方がない
しかし私を含めた宴会の強者達はその額に汗がにじむ
ただの殺気ではない

それ以上ご主人様を
それ以上ご主人を

困らすような行動は謹んでもらおうか

その殺意から感じる意思は紫の行動を止めた


「……おい。うざいぞ急に怒って…いや本当にやめろ!僕が何か悪いこと言ったか!怖いわ!」

「ごめんなさいご主人…私はちょっと蝿に余計な真似をするなっていいたかっただけなの!」
「申し訳ございませんご主人様…すこしゴミが騒がしいのですこし頭にきまして…」

「あぁ…なんというかその…なんだ?早く集めた情報をよこせ」

 
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