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『小さな街の、大きな闇。』

作者:零那
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『痛感』



それから帰って暫くして怜からのメール。

『他の皆は知らんのんやろうけど、オマエは自分がどんな状況でも友達を大事にする人間や。でも無理だけはするな!!壊れてしまうくらいなら甘えろ、頼れっ!!
どっちも支えるっ!!
オマエは女や。そこ間違うな。男じゃ無い。女なんや。弱くて当然なんや。甘えてしまっても全然良いんや。恥ずかしくなんか無いんや。弱いやか思わん。
むしろもっと素直に甘えろ!!
直接言うたら唯を裏切りそうやからメールにした。
零那は女や、弱くて良い!!
強がってばっかおるな!!
自分のことも友達のことも...俺は零那見てるとツライ。
お願い、頑張るな...』

零那は泣いてしまった。
正直、男の事、借用書の事、仕事の事...いっぱいいっぱいだった。
でも、どれも切り捨てれんくて、うまいこと立ち回ってどうにかしたかった。
自分がそんな器用なこと出来るわけやか無いのに。
隠し通せれんくて怜にバレてた事が恥ずかしかった。
駄目人間やなって改めて痛感した。


 
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