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大海原の魔女

作者:てんぷら
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七話 これより部隊の訓練に入ります

 
前書き
主人公、強くしすぎたかな?いや、もっと強い敵が出る予定だから…
追記…一部のキャラクターですが、欧州が戦場なのに 扶桑(日本)系ばかりになるのもなんかおかしいなと思い、モデルの艦娘とは国籍を変えています。 

 
 

 どうしてこんなことになったのかな? 僕,レベッカ・マースは心底そう思う。
 
 

「マース、あと何分だっ!?」部隊の隊長であるツェッペリン大尉が大声で聞いてくる。
「あと二分!」ペイント弾をシールドで防ぎなから叫ぶ。
 ビスマルク少尉に至っては喋る暇もないくらいの猛攻を受けている。

「どうしたビスマルク少尉、魔法どころかユニットさえも使いこなせていないじゃないか!」
 そして、僕たちの目の前に立ち塞がっているのはワルキューレ…じゃなくてサーストン教官だ。
 悔しいことに、最初は‘‘6対1”でこちらが優位だと思われたのに,こうして追い詰められているのは僕たちのほうだ。



 本当に 何で…こんな 悪夢のような模擬戦を受けているんだろ?


 
 ⚫︎ ⚫︎ ⚫︎



 〜1時間前〜

 僕ら、水上歩兵群の隊員はドックに来ていた。
「よし、全員来たな。 今日から君たちの教導にあたる エレン・サーストン技術大尉だ・・・・さっそくだが、ただ今より 戦闘訓練を始める。」そのとき、手を挙げた人がいる。あの人は、僕と同じ第1水上歩兵隊の …

「君は?」
「ゲルヒルデ・シャルンホルスト少尉です。質問してもよろしいでしょうか?」彼女とは同じ第1水上歩兵隊だけど、話したことがない。
「ああ、構わない。」

「大尉の海戦用ストライカーユニットでの実戦での使用時間を教えてください。」
「………」
「スオムス,ペテルブルクでの活躍を調べさせても貰いました。ネウロイの撃墜数に嘘偽りはないようですが、記録の大部分が航空戦によるものですね。」
「 シャルン、失礼よ!わざわざカールスラントまで来てくれたのに。」同じ隊のビスマルク少尉が宥めているけど…

「要するに、私の水上での実力に疑問があるのか。」
「はい。私たちはカールスラントを守らないといけないんです。こんなところにいて、実力の怪しい人物の教導を受けている暇などないんですよ。」
「すまないサーストン‘‘技術大尉”。シャルンホルスト少尉は故郷がネウロイに占領されていてな…」ツェッペリン隊長も弁護する。




「それなら、模擬戦をしてみたらどうだ?」 司令官、いつの間に!
 影も‘長い友達’も薄い彼は話を続ける。
「確かに、彼女の水上での戦闘回数は多くないかもしれん。だが、海戦用ユニットの稼動時間と実戦経験は君たちには勝っているだろう。少尉にもいい訓練になるはずだ。」

「・・・・わかりました。でも、ハンデは必要でしょう。

 ‘‘1対6” でどうですか?」


 ーーーーーー


 サーストン教官(1人)
 VS
 第1水上歩兵隊
 イザベラ・フォン・ツェッペリン大尉…隊長
 ヨハンナ・フォン・ビスマルク少尉
 ゲルヒルデ・シャルンホルスト少尉
 ユーリエ・ローゼンブルグ曹長
 レベッカ・マース軍曹
 マクシミリアーネ・シュルツ軍曹(以上6人)

 ・ペイント弾が当たった人物は戦闘不能
 ・シールドや固有魔法の使用もアリ
 ・他人に怪我をさせない


「あの…本当に大丈夫なんですか?」教官に尋ねたのは ユーリエ・ローゼンブルグ曹長だ。彼女は司令官の娘さんで、みんなからは『ユーちゃん』と呼ばれているんだ。

「大丈夫だ、問題ない。」
「何よ、甘く見ないで!」 確かにビスマルク少尉みたいに 1対6なんて舐められている と感じてもおかしくないよ、うん。



 ・・・ピーーーー
 


 訓練開始の笛が鳴った瞬間、教官は何かを水面に叩き込み





 ドドドババザァァーーーーッ

 轟音と共に、巨大な水しぶきが上がった。
 


「‘‘爆雷”!?自分の姿を隠すつもりか!」 「無茶苦茶ねっ!」「彼女はどこに!?」


 左か、右か、それとも距離をとったのかな…って
 水しぶきの壁がこちらへ迫り来る。そうか巨大なシールドを張って突っ込んできたのか!
「なめないで!」ビスマルク少尉も巨大なシールドを張る。それは水しぶきを防ぎ そして

「シールド魔法の練度が足りないな。君は魔力は大きいが、使いこなせていないぞ。」 教官にあっさり破られてしまった。
 呆然とする少尉に、教官はブレン軽機関銃を向け、
 

「はぁああん!?」 そのまま射線をズラして、僕と同時に援護しようとしていたユーちゃんを撃ったんだ。

「仲間を助けようとするのはいいが、隙は見せるな。」そういって彼女はUターンしていったけど・・・
「待て!」「 シャルンホルスト少尉!?勝手な行動は許さんぞ!」



 制止を無視したシャルンホルスト少尉は、教官を追いながら激しい撃ち合いを繰り広げる。
「腕は悪くないようだな。だが、猪突猛進では実戦でやっていけないぞ。」
「五月蝿(うるさ)いです!」
「なんで私を目の敵にするんだ?」
「そんなのどうでもいいでしょう!」

「 Cool にならないと罠に嵌まるぞ。」
 ────その瞬間、強い閃光が彼女の目を潰す。
「うぁあぁ!!?」
「今のは訓練用に作った時限式閃光機雷。ついさっき仕掛けたのだが、小さいから気付かれにくいんだ。」
 
 止めを刺そうとする教官に パンツァービュクセを撃って牽制し、四人で少尉の前に立つ。
「シャルンホルストを中心に輪形陣をとるぞっ。」
 少尉が回復するまで持ちこたえないと。



「その陣を使うのか。 悪くはない、
 私が相手でなければな。」 ───そう言うと、陣の反対側に居たマックスへと攻撃を仕掛けてくる。
  僕は支援射撃を試みる…

 …しまった!そういうことか。
「マース軍曹、なぜ撃たない!?」
「無理なんです!撃てばマックスに当たります!彼女は僕の位置からだと撃てないように動いているんです。」
「チッ…シャルンホルストは下がれ、私たちは単横陣に変化する!」
 
「敵の前で陣形を変えるなんて悠長だなぁ!」 教官がシールドをぶつけたせいで,マックスのシールドは破られ、ペイント弾がユニットに命中した。
「マックス!」 「うっ!…やられた。」
「これで二人目だ、」
 さらに、視力の回復していないシャルンホルスト少尉もペイント弾をくらってしまう。
「三人目…続けていくぞ!」
 友人がやられて動揺するビスマルク少尉のシールドを破られた。
 仕方がないか,引き鉄が引かれる前に!
 

 


「何!?」
 ペイント弾は少尉がいたはずの空間を通り過ぎた。

「え? え!?」少尉はというと僕の目の前だ。



 僕の固有魔法は『召喚』
 近くの物体や人物を、自分の目の前に転移することができちゃうんだ。
「驚いたぞ、固有魔法か!」
 

 ───ズキッ────

「うあっ…」
 この魔法の欠点は二つ、使えば頭痛がすることと,一度使用すると三分間は使えないことだ。
「だ、大丈夫?」
「うん・・・隊長、ビスマルク少尉、お願いがあります。
 僕を三分間守ってください。三分間経ったら『召喚』で隙を作ります。」
 普通に撃ってもシールドに防がれちゃう。固有魔法でどうにかするしかないんだ。


 ・・・再使用可能になるまで、あと三分・・・


「私も切り札を切る!だからビスマルク、貴女はレーベの護衛をしてくれ!」「わかったわ!」
 隊長は教官へと突撃する。そして
 教官の銃撃を‘‘上”へ躱した。
 そうか!見慣れない機体を履いているな、と思っていたけど水空両用ユニットだったのか。
「喰らえ!」
 

「分かっていたよ、君が装着していたのが‘‘両用航行脚”だというのは。」空中からの掃射が防がれる。
「半ば、そうだと思っていた。技術者…それもユニットの開発者なら、どんな機体かは見抜けるだろうと。」
  「なら何をする気だ?」
「こうするためだっ!」 バサッ! と隊長が異空間倉庫から取り出して落としたのは、巨大な網!…なんでそんなものを。
「躱してしまえばどうということはない!」回避される。

「ふっ、やるな!でもあと九枚あるんだが、全部躱せるか?」そういうと、網を次々と投げていき、ついにその中の一枚が教官をとらえた。
「ビスマルク、やるぞ!」



 ───── ザンッ ─────



「アイディアは良かったが、甘いぞ。」
「バカなッ、あんなちゃちなナイフで斬り裂いたのか!?」
「魔力操作を極めればこんなこともできるのさ! とはいえ空を飛ぶ相手と戦うのは面倒だ。マース軍曹を先に倒す!」
「させないわ!」

 教官とビスマルク少尉がぶつかり合う!
 

 ⚫︎ ⚫︎ ⚫︎


 ・・・あと二分・・・

 これまでの経緯を思い出しながらも、援護射撃は忘れない。固有魔法が使えないときも、これくらいはやれるさ。

 しかし、僕と隊長の支援があるのに、追い詰められているのはビスマルク少尉のほうだ。
 高速だけど直線的な動きの少尉を、スケートをしているかのように,高速なのに自由な動きをとれる教官が翻弄しているんだ。
 しかも、弾が切れても 『倉庫』から別の銃器が取り出されてしまう。後ろから撃っても‘‘球形”シールドに弾かれてしまう。
 

 ・・・あと一分三十秒・・・

 …少尉の動きが悪くなっていく。一体どうして?
「…そうかっ!すまないマース、しばらく自衛していてくれ!」隊長が少尉のもとに飛んでいく。
「ビスマルク、私と交代だ!」「…ごめんなさい、少し休むわ…」
「気付いたか、少尉が軽くとはいえ酔っていることに。初心者が水上で回転するような動きをさせられたら当然なんだがな。」


 ・・・あと一分・・・

 少尉の代わりに隊長が激闘を繰り広げる。
「大尉、君のユニットは確かに水空両用ユニットだ。だが君が装着しているのは、航空戦が‘‘得意”な『水上機ユニット』とよばれるものではなく、航空戦も‘‘可能”な『航空艦ユニット』といわれるものだ。慣れてしまえば遅く感じるぞ!」
「くぅっ!」隊長が押されている。


 ・・・あと三十秒・・・

「Feuer!」少尉が射撃を加えながら、戦いに割り込む。
「ビスマルク!もう大丈夫なのか?」
「やれるわよ!」



 ・・・十、九、八、七、

「はあああぁぁぁァァァ──────」
「喰らいなさい!!!」

 二人が攻撃を仕掛ける
 


 六、五、四、

「闇雲な攻撃など効かん!」

 彼女は堅いシールドを張る
 


 三、二、一
 
 ───零───

「今だ!」
 僕の手元に召喚するのは


 教官………が履いているストライカーユニット。



「何だと‼︎」 動きが止まり、 隙が生まれた


 彼女に三方向から銃器を向ける。
「これで」「私たちの」「勝



 

 バシャ!バシャ!バシャ!


「…えっ?」 僕たちに、ペイント弾が‘‘落ちて”きて当たった。


「ある人は言いました、『相手が勝利を確信したとき、そいつはすでに敗北している』と。
 ・・・油断大敵だ。」


 ………やられたっ。


 ◇◆◇◆◇◆◇


 いやぁ、キツい闘いだった。ひよっ子ばかりかと思ったら、なかなかやるのもいるじゃないか。


 陸に上がり、先ほどの模擬戦に参加しなかった者も入れて反省会をする。
「さて、始めるぞ。質問は後だ。」
 第1水上歩兵隊の面々を見回す。

「ツェッペリン大尉は腕や頭の回転は悪くない。指揮は下手だったが、経験を積めばなんとかなるだろう。」
「う、うむ…」

「ビスマルク少尉はもっと軽やかに動けるように訓練しろ。
 さらに聞いておくが、君のユニット…Dw1‘‘ツェアシュテーラー” について理解しているか?」ツェッペリン大尉以外の五人はこのユニットを履いていた。
「えぇと、Dw1はカールスラント初の国産機で…」…わからないのか。
「…‘‘駆逐艦”の通称どおり機動性の高さと燃費の良さが長所であり、その機動力で 小型から中型のネウロイを翻弄しながら倒すというコンセプトで作られている。さらに、魔力を注ぎすぎるとその性能を十全に発揮出来ないという欠点もある。
 ハッキリ言って、少尉のように魔力が大きな魔女には向いていない。機種変更を進める。」
「…分かったわ。」


「そしてシャルンホルスト少尉、なぜ独断専行に走った? いや、なぜ命令を無視してまで、私に攻撃を仕掛けてきた?」
「………私は、貴方が羨ましかったのかもしれません。貴方は一桁の年齢から多くの発明で人類に貢献しているのに、私は故郷が焼かれていても,こうして基地で訓練しかさせて貰えないから…」
「だけど、その訓練が今の君には必要なんだ。自分、家族、仲間を守るためにもな。

 それが出来ないのなら、 軍人を辞めろ。」

「…うぅっ…うああぁぁぁぁ……!」!泣き出してしまった・・・そういえばこの部隊、最高年齢も14歳で,彼女は13歳だったな。中学生くらいの子に言い過ぎたかな。
「シャルン!?ちょっと 泣かないでよ!」ビスマルク少尉が彼女を宥める。
 …謝っておこう。「すまない。だけど言っておかなければならなかったんだ。」
 妖精さんたちはまだ催促してくる。
『あやまれ、もっとあやまれ』『あやまれ、しゃるんほるすとにあやまれ』『月島さんに謝れよ!!!』『あやまりなよ』『あやまれ』『あまやれ』

「いいです。悪いのは私ですから。」彼女は鼻声でそう言った。
「シャルン・・・。」
 

「・・・・・・教官、お願いがあります。」泣き止んだ彼女が言う。
「なんだ?」
「私がもっと成長したら、また闘ってくれませんか?
 次は‘‘1対1”で。」

「…それくらい、構わないぞ。
 ただし、一つ約束してくれ。
『その日まで、生き残る』と。」

「・・・わかりました!」
 そして私たちは ぎゅっ と握手した。





「えー、いい話のところすまないが、反省会を再開してくれないか?」

 ………話を再開する。
「ローゼンブルグ曹長は自身への注意が散漫になっていたぞ。これも訓練が必要だ。」
「ユー、ちゃんとできてませんか…」「いや、訓練すればいいからな。」だから泣かないでくれよ。

「マース軍曹は特に問題ない。あえて言うとしたら、模擬戦が始まってすぐに固有魔法を使うべきだったことか。そうしていれば、負けていたのは私だ。」
「うん。」

「シュルツ軍曹もミスは大きなミスはなかったな。特に褒められるところもなかったが。」
「そう…」不満そうだが、事実だからしょうがない。
 


「続いて、質問タイムだ。何かあれば答えるぞ。」
「あの…どうして私たちのシールドを簡単に破壊できたの?」とビスマルク少尉。
「魔力シールドを、わざと面積を小さくして強度を増したんだ。あとは勢いをつけてぶつかるだけだね。」
 ‘‘彼女”が二期八話でネウロイを貫通したあの技だ。

「ネウロイ用の金属網をナイフで斬り裂けたのは?」今度は 見学していた少女が質問してきた。
「魔力を刃に集中して斬っただけだ。魔力操作を極めれば、剣術が不得意でも修得できる。」
 扶桑の魔女ならもっときれいに斬れるさ。

「ペイント弾が空から落ちてきたのはなぜ?」とはシュルツ軍曹の質問だ。
「私の固有魔法が妖精さんと感覚や意思を共有し、伝え合えることは知っているか。
 彼らにペイント弾を持って飛んでもらったんだ、水しぶきで君たちから見えなかったときにだな。
 あとは私がピンチになったら落としてもらうだけだ。」
「…ずるいわ。」
「ずるくなどない。そもそも1対6だったんだぞ。」


 ・ ・ ・ ・ ・


「もう質問はないな?
 ・・・改めて言おう。私,エレン・サーストン技術大尉が、今日から君たちの教官だ。
 異論があるならどんどん言ってくれ。また、訓練中は目を離さないように。よろしく。」

「「「「 はい! 」」」」




 夏が来るまでに、この少女たちをどんなところでも生き残れる‘‘魔女”に育てること… それがここでの私の仕事だ。


 ーーーもっとも、ネウロイがそれを待っていてくれるとは思えないがーーー 
 

 
後書き
設定

シールドを破った技…シールドをあえて小さくし、強度を高めて衝突する結構危険な技。二期八話で宮藤芳佳がやったアレ。
通称『ラムアタック』


水空両用ユニット…水上戦も航空戦も出来るユニット。大きく分けて、航空戦が‘‘得意”な『水上機ユニット』(水上航空脚)と、航空戦も‘‘可能”な『航空艦ユニット』(両用航行脚)の二つに分類される。
ツェッペリン大尉が装着していたのは、輸入品の『宮菱重工業 二式両用航行脚』だ。
(登場理由…空母の艦娘どうやって出そうか.あの謎の艦載機は作れないだろうし→だったら少女が代わりに飛べばいいという発想)

網を斬った技…魔法力を刃に集中して斬るだけだが、熟練の魔女でなければ修得は難しい。『烈風斬』や『秘剣・雲耀』と原理は同じである。
通称『ダイヤモンドカッター』


『倉庫』…異空間倉庫システム。エレンが前世で見た『IS』から思いつき、宮藤博士の協力を得て開発した。予備の弾薬や火器、重い爆弾などを入れる。


‘‘球形 ”シールド…球形魔力シールド術式。全方位からの攻撃を防げるが、魔力消費量の多さからあまり使われていなかった。
主人公によって燃費は改善されたが、相変わらず,強度が高い通常シールドの方が広く使われている。


召喚…レーベの固有魔法。近くのモノを自分の目の前に転移(アポート)することができる。


Dw1…Deichel Werke(ダイチェル製作所)が開発したカールスラント国産一号。ツェアシュテーラー(駆逐艦)の通称どおり機動性の高さと燃費の良さが長所であるが、魔力を注ぎすぎるとその性能を十全に発揮出来ないという欠点もある。
ダイチェル製作所の元ネタは、Z1型駆逐艦を建造したDeutsche Werke(ドイツ製作所)。



登場人物

第1水上歩兵隊
-イザベラ・フォン・ツェッペリン大尉…隊長で、航空ウィッチからの転向。カールスラント航空界に影響力を持つ大貴族ツェッペリン家の長女。(使用ユニット…輸入品の,宮菱重工業 二式両用航行脚‘‘山海”)
モデルの艦娘…グラーフ・ツェッペリン(名前の由来は,ツェッペリン伯爵の妻の名前)
-ヨハンナ・フォン・ビスマルク少尉…ビスマルク伯爵家の分家の娘。今まで主人公が会った人物の中で、もっとも強大な魔力を持つ。(使用ユニット…Dw1‘‘ツェアシュテーラー”)
モデルの艦娘…ビスマルク(名前の由来は,鉄血宰相ビスマルクの妻の名前)
-ゲルヒルデ・シャルンホルスト少尉…腕は悪くないが、故郷を失った苛立ちで空回りしている。
モデル…戦艦 シャルンホルスト(艦これには未登場)
-ユーリエ・ローゼンブルグ曹長…司令官の娘。‘‘今”のところ部隊で一番弱い。
モデルの艦娘…U511(呂500) (名前には‘‘ユー”と‘‘ろー”が入っている)
-レベッカ・マース軍曹
-マクシミリアーネ・シュルツ軍曹


Q,プリンツはどうした?
A,後で登場する予定です。 
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