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忘れ去られし古伝

作者:さいぞう
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二説目…
KNOCKIN ' ON HEAVEN 'S DOOR
  7話


お前は理解出来るか?

ん?


初めてお前と呼んだと?

儂も心入る事もあるわ!

まあ、よい。


本当はの。奴は友を探しておった。
散るなら、あの隊と。
あの副隊長がいる、頼りないが腹の決まっていた、自分の力など笑い話にしかしなかった…

強いとか弱いとか、一切考えずに過ごせた、あの隊をのう。








ハアハア…極意って何だ…

お前馬鹿か…ハアハア…

敵も来ない門で、のみ…呑みながらよ…
こんなやべえ所でよ…博打だ、だな、、

  






憤りなど、笑止千万。

離れたつもりが、何の因果か出逢い…
断末魔をまた聞かねばならぬ…

その前に、こっちの方が我らにおうとるわ!ハハハ!








皆、一人の人間じゃ。最期は来るものじゃ。
それは、危険な前線で酒を交わす奴等もなあ。








主は!主はあああああぁぁ?

なにぽお?らなにぼぉじでうがああぉぁ…






おちづげやああ…

おばえのぐ、、国ではよおハアハア…
ぎょぎょうだいゴボボ、、

ばじらはな?ぎぎぎょ…ぎょま…ぎょぶだび…







魔刀には関係ないが。
親友の血を平然と吸う刀を見、思ったと言う。  

いつも想う。
 
戦に命を掛けた者は、いつも笑う。

自分の顔を見て。
えへへと、笑う。

迷惑だぞと、笑うなと思ったんじゃろうなあ。

そう思いながら、刀に映る自分も笑っておった。

仇は必ずや、と。







ハハハ!
我もすぐ…すぎゅぐううぅ…ハアハア…

ズブゥ…ゴボバァ…がだがだ仇ばあああ!
どるううぅがああああ…








死は突然だ。

仲間の声や、身内の声が聞こえた時点で、終わり?

安い考えじゃな。

本当に思ったなら、死ねばよい。

わしは、仲間の声や身内、人間が人間を想う心に話しておる。

 
聞こえぬ声もあるじゃろ。

願うと叶うなど、余計にないわ。

馬鹿共め。







 
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