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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第四十二話 竹田大尉!アメフトはハード!!その八

「人は日々己を磨くべきですね」
「鏡で己を観ながらな」
「そうすべきなのだ」
「間違っても反面教師になるな」
「そう呼ばれる者にはな」
「そうしていきます」
 瞬は再び二人に応えた。
「これからも」
「では今回もだ」
「正々堂々と戦ってくれ」
 二人で瞬に言う。
「アメリカンフットボールもだ」
「スポーツマンシップを守ってな」
「そうしてきます、では出陣します」
 これよりというのだ。
「そしてその途中で」
「竹田好古大尉は大阪にいるでごわす」
 西郷は出陣しようとする瞬に対して今回メインで戦う日帝衆の軍人の今の居場所をここで話した。いつもの重い声で。
「花園でごわす」
「花園のグラウンドですか」
「そこで練習に励んでいるでごわす」
「では」
 瞬は西郷の言葉に頷き敬礼をしてだった。
 その花園に来た、すると花園にいた日帝衆それも空軍衆の兵士達からこう言われた。
「では大将」
「いよいよですね」
「今回のご出陣」
「その時なのですね」
「そうです」
 その通りとだ、瞬も返礼し答えた。
「これより竹田大尉と合流し」
「枚方ですね」
「そちらに行かれますか」
「関西に残っている数少ないテーマパーク」
 非常に残念なことに。
「そこに行きます」
「今は春です」
「菊祭の季節ですね」
「もう春なのですか」
「昨日は十月三十日でしたが」
「今は三月二十日です」
 この作品の歳月は常に変わるんだ。
「ですから今は、です」
「春です」
「そうですか、かつて枚方パークでは菊人形を飾っていましたが」
「今はどうなのか」
「作者は知りません」
「そうですね」
「そうした作者です」
 こう言ってしまわれると元も子もない。
「ですから歳月も変わります」
「一年の間に無数に」
「そうした作品ですね」
「そうです、ですから今はです」
「三月二十日ですか」
「もうすぐ三学期も終わり」
 卒業式があって終業式もある、別れの季節でもある。
「そして春休みです」
「そうした時ですね、今は」
「菊が咲いています」
 まさにというのだ。
「では」
「それではですね」
「春のその菊の中で戦って下さい」
「アメリカンフットボールを」
「そして勝って来て下さい」
「わかりました」
 瞬は兵士に確かな声で応えてだ、敬礼をしてだった。
 そのうえで花園で練習をしている竹田に会った、とはいっても今は試合の訓練ではないのでプロテクターではなく空軍衆の軍服姿だ。
 身長二メートルを超える大男だ、顔立ちは実に逞しい。その彼が瞬の前に来てドズル=ザビの様な敬礼をしてから言った。 
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