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神様の悪魔ライフ

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新たな家

・・・・・・・・・・
巫女「いい天気ね~」
神楽「そうね~。(霊夢には声が聞こえないのは解かってるけどやっぱ反応しちゃうのよね~)」

そんなことをしてると神社の方に何かが飛んでくるのが見えた

霊夢「あら、珍しいお客」
男「やっほー」
霊夢「なんのよう、玖音。アンタが来るなんて珍しいわね」
玖音「いや、遊びに来たn「帰れ」神楽にだ」
霊夢「神楽?内に神楽なんていないわよ」
玖音「あ~、お前神力もってないもんな~」
霊夢「はあ?なんでそこで神力が関係してくんのよ」
玖音「なにってそりゃあ神楽が神だからだろ」
霊夢「…聞き間違いかしら、もう一回言ってくれる?」
玖音「神楽が神だからっていtt「神!!ねえ何の神!!ねえ!!」首を掴むな!!殺す気か!!!」
霊夢「いや、アンタ死なないでしょ」
玖音「まあ、そうなんだが…で神楽の話だったか。神楽ってのは幻想郷ができてからずっと博麗神社に
住んでる神様だ」
霊夢「なんの神かしら」
玖音「源の神だな」
霊夢「ちぇ、使えないわね」
神楽「えっ…」
玖音「(めっちゃ神楽が落ち込んでる)そう言ってやるな。源の神ってのは源を操れる、つまり食べ物の
源や破壊の源、妖怪の源やお金の源などなど、いろいろな源を引き付けれるんだ」
霊夢「あっそ」←チラッチラッっと神社の方を見てる

ちなみに霊夢は貧乏巫女なのでお金に目がない

玖音「神力があれば会話できるだろうよ」
霊夢「そう…」←チラッチラッっと神社の方を見てる
玖音「それで今回来た訳だが、最近霊夢、おまえ少しだけ生活が楽になっただろ」
霊夢「ええ、お賽銭が増えたり、宴会の時食材やら酒が残ってたりしてるし…ってまさか!!」
玖音「そ、神楽が源を操って少しだけ贅沢させてるの。で今回の話を戻すが来た訳ってのはな、ゼウスに
頼まれごとをされたんだ」
霊夢「あのおっさんに?」
玖音「ああ、「最近神楽が霊夢に贅沢させとるよじゃし、10年以上は神楽なしで生きてろ」らしい」
霊夢「はあ!?それじゃあ本当に神様のいない神社になるの!?」
玖音「そうなるな」
霊夢「反対!!反対よ!!絶対させないわ!!!!。夢想転生(遠距離番)!!」
玖音「今だゼウス!!!!」
ゼ「了解!!」
神楽「わああああああああああああああああ!!!!!」
霊夢「ちょっとー!!!!何してくれんのよ!!!!」



・・・・・・・・・・
神楽「ふう、まったくなんて勝手なことを。まあ、お返しに神器をゲットできましたのでいいいですが」

神楽が回りを見渡すと公園にいた。どうやら結界の外に出てきたようだ

神楽「やっぱり子供の方が情報を集めやすいかしら」

神楽の体が小さくなり子供になった。そしてそれを見計らったかのようにゴスロリ服を着た少女がきた

少女「さっきの、見た。力を貸してほしい」
神楽「おことわりですよ。てゆうか、まずなんのために力使うんですか」
少女「我、静寂がほしい。そのためには力がいる」
神楽「まるでなにかを壊す、もしかは倒すって言ってるみたいね」
少女「そう、我は次元の狭間に住んでいた。でもグレートレッドに負けてここまできた」
神楽「グ、グレートレッド?」
少女「そう、D×D(ドラゴンオブドラゴン)、赤竜神帝と呼ばれる」
神楽「そう。名前は」
少女「無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)と呼ばれてる」
神楽「そう、じゃ呼びずらいし辰巳って呼ぶことにするわ」
少女「辰巳…」
神楽「それで辰巳。たぶんあなたが欲してるのは静寂じゃなくて、帰る場所だと思うな。だってそうで
しょ?静寂って言えるぐらい次元の狭間が何もない場所ってことでしょ。寂しいじゃない。もっとパーっと
楽しんだ方がいいわよ」
辰巳「楽しむ?」
「お~い」

少年が駆け寄ってきた

少年「一緒に遊びたいんだけどいい?」
神楽「…(子供の遊びでも結構楽しいわよ)」
辰巳「…(わかった)」
神楽「いいわよ」
少年「わーい!!」

そのまま三人は遊んだ


「一誠~! そろそろお昼ごはんよ~!」
少年「は~い!」

そのまま家まで同行した

母「あら?一誠。その娘は?見たことない娘だけどお友達?」
一誠「うん! いっしょにあそんでたんだ!」
母「あらそう。でもそろそろお昼ごはんだから一端家に帰りましょうね?」
一誠「は~い!」
神楽「……」
母「あなたも一旦おうちに…」
神楽「(目は口ほどに物を言う。この人、気づいてる。辰巳が一人ってこと。まあ、辰巳の顔を見れば一目
了然ね)」
母「良かったらあなたも一緒にうちで御飯食べる?」

その時の彼女の浮かべた嬉しそうな、そして救われたような微笑は一生忘れないだろう。



・・・・・・・・・・
神楽達は泥だらけだったので三人そろってお風呂に入った。そしてお昼ご飯もいただいた


「「ごちそうさま~」」
辰巳「?…ごちそうさま」
母「おそまつさま。三人とも手を洗ってらっしゃい」

洗面台で手を洗ってきた

母「さて、三人はこれからどうするのかしら? また公園?」
一誠「僕のへやであそぶんだって」
母「そう、じゃあ3時になったら降りてらっしゃい。おやつ出してあげるから」
一誠「うん」

そのまま遊んだのだが、そのうち寝てしまった



・・・・・・・・・・
母「三人とも~! 降りてらっしゃ~い! そろそろ帰る時間よ~!」
一誠「は~い」

時計を見るとすでに午後6時である


母「君達の家まで送ってあげるから、帰る場所教えてくれない?」
辰巳「……我、帰る場所ない」
神楽「私は帰りたくても帰れないわ」
母「一誠、ちょっと部屋にいってなさい」
一誠「うん」
母「それじゃあ今更だけど自己紹介しましょうか。私は兵藤響(ひょうどうひびき)あの子、一誠の
お母さんよあなたのお名前は?」
辰巳「我、オーフィス」
母「オーフィス……ちゃん?珍しいお名前ね。ご両親は日本人ではないのかしら?」
辰巳「違う。我、人間じゃない。我、龍。無限の龍神オーフィス」

そう言うと辰巳は手のひらから黒い蛇を何匹も出してみせた。

母「じゃあオーフィスちゃん。帰る場所がないというのはどういうこと?」

辰巳は驚いた顔をしている。当然だろう。龍と知っても、普通に接するのだから

辰巳「我、驚いた。響、我の力見ても驚かない。普通の人間、我の力見たら驚く。そして怖がる。
なんで?」
母「これでも驚いているのよ? 龍って本当にいるのね?」
辰巳「ではなぜ怖がらない? 我の力、簡単に人殺せる」
母「でもあなたは人を傷つけていないじゃない? 今日一日中一誠と遊んでいたし。
それに今だってその出した蛇で何もしないじゃない?」
辰巳「……」
母「納得していないって顔ね?でもとりあえずその話は置いておいてさっきの質問に戻りましょうか。
どうして帰る場所がないのかしら?」
辰巳「……我の帰る場所、次元の狭間。我の生まれた場所。でもそこ、今グレートレッドいる。
グレートレッド、我より強い。だから力いる。倒して次元の狭間に帰る。そして静寂を得る」
母「そう。つまりあなたの生まれ故郷がグレートレッドさん?に取られて帰れないのね?」
辰巳「そう」
母「ねえ、オーフィスちゃん。その次元の狭間という場所には何もないんじゃない?」
辰巳「そう。何もない。そこで静寂を得る」
母「ねえ、オーフィスちゃん。今日一誠や神楽ちゃん?と遊んでどうだった?」
辰巳「?……楽しかった」
母「そう。……でもね?次元の狭間に帰ったらもう二人と遊べないわよ?」
辰巳「……」
母「何もない場所で静かに暮らす。それってとても寂しいんじゃないかしら?」
辰巳「……でも……でも我、帰る場所欲しい」
母「なら今日からここがあなたの帰るお家よ」
「「!?」」
母「帰る場所がないのならここに帰ってくればいい。今日からここがあなたのお家。今日から私があなた
のお母さん」
辰巳「……我、人じゃない」
母「知ってるわ」
辰巳「……我、何万年も生きてる。年上」
母「それでもあなたは今日から私の娘よ」
辰巳「……我の名、人間と違う」
母「あなたのお名前、誰かにつけてもらったの? それとも自分でつけたの?」
辰巳「違う。いつの間にかそう呼ばれてた」
神楽「私は十二支の辰と巳で辰巳ってよんでますけど」
母「じゃあそうしようかしら」
辰巳「……我、ここにいていい?」
母「もちろんよ……それじゃあ。次は神楽ちゃんね。本名は?」
神楽「今は博麗神楽」
母「そう。神楽ちゃん。ねんのため聞くけど、神楽ちゃんは人間?」
神楽「いいえ、私は神。源の神。あらゆる源の要となる存在」
母「神楽ちゃんは神様なのね。どうして帰る場所がないのかしら?」
神楽「私は源の神。そうゆう所を崇める神社、もしくは、なにも祭らない神社が家。今までは博麗神社が
家でした。そこの今代巫女が妖怪に好かれる存在で、人が全然寄ってこなかったのでちょっと食材とお金
の源を上げた結果、ゼウスに10年ちょっと、どっか行ってろと、追い出された」
母「ギリシア神話にでてくるあの神様ね。ちょっと説得してみるから連れて行ってくれない?」
神楽「それは無理。博麗神社は幻想郷に存在する。私が外から連れて行こうとすると結界を破る形になっ
てしまう」
母「その幻想郷って場所にある結界が大事なの?」
神楽「あれがないと幻想郷は現実と入り混じって消える。そうなるとそこに住むすべての人や妖怪が危険
になる。そもそもゼウスが強行手段にでたとゆうことは聞く耳は持たないと言える」
母「そう、それで帰ることができないのね。じゃああなたもここが住む場所」
神楽「あなたのような人間は珍しい。一誠も力を持っているし護衛もかねて住むことにする」
母「力?一誠が力を持ってるの?」
神楽「神が作りしもの神器。それは生まれた時から人間に宿る。気づかずに一生を終える場合もある。
一誠の持つ神器は例外と言えますけど」
母「へえ、あの子そんな力を持っているのね」
神楽「一誠の神器は辰巳が言うには赤龍帝の籠手(ブーステット・ギア)。二天竜の片割れ、ドライグの
魂が宿る。あれは使い方次第では神も殺せる神減具(ロンギヌス)、そして二天竜は宿主を変えて戦い
続ける。そして来るべき時に備えるため、戦いを呼ぶ。何れ一誠は戦いに巻き込まれる。帰りが遅くなっ
たり傷だらけで帰ったり、人間以外の者が来る時もあるはず」
母「そう……それじゃああの子に頼られるお母さんにならなきゃね」
辰巳「やっぱり変わった人」
神楽「ええ、本当に面白い人間です」



・・・・・・・・・・
一誠の父が帰ってきた。事情を話すと最初こそ驚いていたけれど、すぐに嬉しそうな顔になって私達を
歓迎した。それどころか
父「俺が今日から龍巳と神楽のお父さんだ。さあ!パパって呼んでごらん!」

と言って私達を抱きしめていた。うん。私の新たな親って面白いを通り過ぎて肝が据わりすぎてる。


神楽「辰巳。ちょっといい」
辰巳「どうしたの?」
神楽「私さゼウスに追い出された時あるもの強奪したんだよね」
辰巳「あるもの?」
神楽「魔獣創造、ナイアレーション・メーカーだよ」
辰巳「!!すごい神楽」
神楽「それでさこれの訓練相手になってほしいんだ」
辰巳「おやすいごよう」
神楽「ありがとう!」

こうして新たな家に住むことになったのだった






 
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