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第2部『計画打倒編』
第11話『その再会は偶々』
前書き
ライダー一言図鑑
仮面ライダー電王:『仮面ライダー電王』に登場。過去の歴史を破壊し未来を変えようと企むイマジンから人々を守ることに運悪くなってしまった野上良太郎が変身。五人のイマジンを憑依させることでフォームチェンジが出来る。
仮面ライダーゾルダ:『仮面ライダー龍騎』に登場。黒を白に変えてしまう敏腕弁護士の北岡秀一が不治の病を治す為に変身。写真写りは右斜め45°がベスト。
エクシードギルス:『仮面ライダーアギト』に登場。不完全なギルスが真島耕司のアギトを受け取り完全覚醒した姿で、ギルス時代の弱点を克服している。
シャドームーン:『仮面ライダーBLACK』に登場。南光太郎の親友の秋月信彦が月蝕の日に改造され、完全進化した姿。BLACKを超えるスペックを誇り、それらの技を超えるシャドーキックが必殺技だが、寿命が縮む弱点を持つ。
アクマイザー:『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼMOVIE大戦アルティメイタム』に登場。かつて悪魔として迫害されはるか地底に閉じ込められたら魔物達が復讐心で変化した姿。無限モンスタープラントは彼等の発明品で、ゲートのアンダーワールドが残っている限り永遠に怪人を生成する仕組みになっている。東映特撮作品『アクマイザー3』をモデルとしているがデザインベースは完全にS・I・Cにしか見えない。
るう子達は東京タワーの内部に入って行く。
「うわっ!何こいつ等!?」
遊月が驚くのも無理はなかった。何故なら、入った先にはグロンギからロイミュードまでの多彩な怪人達が居たからだ。
「なるほど。仮面ライダーの世界になったことで、怪人も召喚出来るようになったって訳か。るう子、みんな!一気に行くぞ!」
「待って下さい。ここは私達に任せて、皆さんは上へ!」
雅が指示を出すと、紗良はるう子達を上に向かわせる為に怪人達の足止めを行うと言う。
「ありがとう。ここは任せます。るう子、みんな、行こう。」
るう子達は雅の指示で上に登って行く。
「さて、私達はこいつ等を潰すか。」
彩里はいち早くレンゲルバックルを装着し、変身の構えをとる。
「彩里はいつも気が早いな。ボク達も行こう!」
〔アクセル!〕
「変身!」
テーブルゲーム部のメンバーは各々の変身アイテムで変身する。
「仮面ライダーメテオ!あなたの運命は、私が定めます!」
[メテオストーム!meteor ready?]
メテオはメテオストームスイッチでメテオストームに変身し、メテオストームシャフトでヤミー達を攻撃してゆく。
「そんじゃ、どんどん行くよ!」
[stab!]
レンゲルはレンゲルラウザーにスタッブをラウズし、ラウザーの槍としての威力を上げミラーモンスターを撃破してゆく。
「キャストオフ!」
[cast off!change scorpion!]
サソードはキャストオフしライダーフォームに変身。マスクドフォームの装甲を射出しワーム達を攻撃。更に頭部から放つ毒でファントムを攻撃する。
「決める。」
アギトはシャイニングフォームに変身しアンノウンやファンガイアを撃破してゆく。そのまま数が減ってゆき、メテオ達も登って行こうとした瞬間、
「させぬ!」
その声と共に緑の雷がメテオ達を襲う。
「誰ですか!?」
メテオ達は前を向く。目の前には銀の装甲の戦士がいた。
「我が名は世紀王シャドームーン。お前達を倒し、私は肉体を手に入れる。そしてこの地に再びゴルゴムを設立し、創世王となるのだ。来い、サタンサーベル!」
シャドームーンが叫ぶと、その声に呼応しサタンサーベルが飛んで来る。
「かなり強そうです。みんな、気をつけて行きましょう。」
メテオ達はシャドームーンに向かって行く。
その頃、るう子達は階段に群がるように居る眼魔コマンド達を倒しながら上に登って行く。
「きりが無いな。」
「確かに!どんだけ用意しているのよ!」
「だが、明らかにおかしい。いくら何でも数が多すぎる。これだけの量を生むのに、ウリスの力で保つとは思えない。何か嫌な予感がする。一気に登るぞ!」
眼魔コマンドが全滅した所で、るう子達は一気に最上階に登る。そして扉を破壊して入ると、怪しげな装置があり、そこには謎の仮面とダークライダーの変身アイテムを着けられていた少女が一人いた。
「これは一体!?」
るう子が驚くと、その声に反応しウリス達が振り向く。
「よく分かったわね。」
「不思議に思っていた。魔力が殆ど無いウリスに、クリエイトウィザードリングが使える訳が無い。そうなれば、電波を利用して世界の情報を変化させるはずだと。そうなれば簡単な話だ。世界に発信させる電波塔を探せばいいだけだ。スカイツリーは行動を起こすのに目立ち過ぎる。だから、東京タワーがありえると思った訳だ。」
「御名答よ。」
「ところで、その装置はまさか、無限モンスタープラントか!?」
「ええ、そうよ。彼等が協力してくれたの。」
ウリスがそう言うと、アクマイザー3に酷似した三人の怪人が居た。
「お前達は!?」
「我等、アクマイザーはウリスと協力し、この世界を支配することに決めたのさ。」
「ほう、ウリスの操り人形に堕ちたか。みんな!アクマイザーは僕に任せてみんなはウリスを!」
「分かりました!」
「よし。モモタロス、みんな、力を貸してくれ!変身!」
[climax form]
雅は電王ベルトを使い、仮面ライダー電王超クライマックスフォームに変身する。
「『俺達、参上!』」
『光臨、満を侍して!』
「オイ、手羽先野郎!せっかくの俺達の活躍なんだ。俺達に合わせろ!」
『何を言う。世界はこのプリンスたる私に合わせるべきだ。』
『喧嘩するな。今は目の前のアクマイザーを倒すのが先決だ!』
「ああ、雅。そうだな!」
電王はデンガッシャーをソードモードに変え、イールを攻撃する。
「こうなりゃ一気に行くぜ!」
[change and up!]
「必殺、俺達の超必殺技!クライマックスバージョン!」
電王は超ボイスターズスラッシュをイールに放つ。
「ぐっ!無念なり!」
イールは攻撃に耐えきれず爆発する。
「次はこいつだ!」
雅は電王への変身を解除し、ゾルダのVバックルを取り出す。
「変身!」
雅は今度は仮面ライダーゾルダに変身する。
〔SHOOT VENT〕
ゾルダはシュートベントの一つ、ギガキャノンを召喚しガーラを撃ち続ける。
「悪魔力に集中出来ないんだな。困ったんだな。」
「ならずっと困っていろ!」
〔SHOOT VENT〕
ゾルダはもう一つのシュートベント、ギガランチャーを召喚し2つのシュートベントでガーラを攻撃しガーラを爆散させる。
「イール!ガーラ!おのれ仮面ライダーめ。よくも俺の部下を!」
ザタンは肩からガトリング弾を放つ。
「そう来るか。それなら、次はこいつだ!」
雅は変身を解除しギルスの変身ベルト、メタファクターを取り出し装着する。
「変身!」
雅は変身の掛け声と共にカミキリムシの仮面ライダー、エクシードギルスに変身する。
「いくら姿を変えようと無駄な事!喰らえ、ザタンノヴァ!」
ザタンは肩から最大出力の砲撃をひたすら突進して来るエクシードギルスに放つ。エクシードギルスの身体は即座に蜂の巣となる。
「どんなものだ!」
ザタンは安堵する。しかし、次の瞬間には完全回復したエクシードギルスが向かって来ていた。
「貴様、化け物か!?」
「いいや!葦原さんは、人間だ!」
ザタンの言葉にエクシードギルスはそう叫びながら背中から生えている触手、ギルススティンガーでザタンの肩の砲門を貫き破壊する。
「クソ!この化け物がぁ!」
ザタンはサーベルのザラードを取り出し、エクシードギルスを攻撃しようとするが、エクシードギルスはギルススティンガーを四本伸ばし、ザタンの両腕と腹部を貫く。
「人間の底力、見せてやる!」
エクシードギルスはザタンに刺しているギルススティンガーを支えにしてジャンプする。
「これで終わりだ!ダブルエクシードヒールクロウ!」
エクシードギルスは両足の踵から生えているギルスヒールクロウを先ほどの傷が治っていないザタンの両肩に刺す。
「ぐぁぁぁぁあ!」
ザタンは悲惨な断末魔を挙げ、爆発する。
その頃、一階では─
「全力で振り切るよ!」
〔トライアル!マキシマムドライブ!〕
「行っくよ~!」
[lush!blizzard!poison!blizzardvenom!]
「行きます!」
[meteor limit break!]
「行くよ。ライダースラッシュ!」
[rider slash!]
「終わらせる。」
「おのれ!シャドーフラッシュ!」
シャドームーンはシャドーフラッシュでメテオ達の動きを封じようとするが、
「させないよ!」
アクセルトライアルはそう瞬間にシャドームーンの後ろに周り必殺のキックをしながらシャドーフラッシュを封じる。
「ぐっ!何!」
シャドームーンは怯み、体制を立て直した瞬間にはサソードのライダースラッシュ、メテオストームのメテオストームストライク、アクセルトライアルのガトリングスパイク、レンゲルのブリザードベノム、アギトシャイニングフォームのシャイニングライダーキックを全て防ぎきれずまともに喰らってしまう。
「おのれ!世紀王に逆らうとは、愚かの極み!だが、人間の世界に悪がある限り、私は何時でも蘇る!」
そう言い残し、シャドームーンは爆発した!
場所再び最上階に戻る─
「これで終わりだ!」
《ヒッサツ!フルスロットル!カクサーン!》
マッハはカクサンリゼレーションを放ち無限モンスタープラントを破壊するが、時既に遅く白戸由良の深い絶望の力で新たな超強化ダークライダー、ワイズマンが誕生する。
「ふむ。この力さえあれば、今度こそ暦を甦らせることが出来る。」
ワイズマンはそう言うとどこかに向かう。マッハとキバ、ブレイドの三人は由良を起こす。
「あれ?私は?」
「あなたのお姉さんが下で待っている。早くここから逃げるんだ。」
「紗良が?ありがとうございます!」
由良はそのまま階段を下りて行く。
「ウリス!あなたの作戦もここまでだよ!」
「ここまで?るう子、何を言っているのかしら?むしろこれからよ!来なさい、タマちゃん!」
ウリスに呼ばれ、タマがるう子の目の前に現れる。
「タマ!無事だったの!?」
るう子は安心しタマに近づこうとするが、
「るう!来ちゃダメ!」
「えっ?」
タマは来るなと言う。そして、
「タマ、変身。」
「ウリス、止めて!るう、タマを止めて!」
ウリスはタマを変身させる。タマはるう子に止めて貰おうとするしかし、間に合わず、
「ゥウワアアァア!」
タマの変身が完了し、目の前には仮面ライダー王蛇が居た。
最高の友達が今、最凶の敵となりるう子達に立ちはだかる!
to be continued
次回予告
暴走する王蛇。そしてついに、ユキ脱落!次回『黒点の巫女』
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