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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第四十二話 竹田大尉!アメフトはハード!!その四

「最初に言ったな」
「ああ、そういえばそうでしたね」
「記念すべき第零話で」
「いや、もうあの頃のこと忘れてました」
「もうとっくに」
 それだけ昔のことだからだ。
「本当に」
「今はもう懐かしいですね」
「そんなこともありましたね」
「あの時からもうかなり話も進みましたね」
「もう第四クールも半ば」
「その頃から打ち切り打ち切り言われてましたけれど」
「そのことは今もだ」
 第四クールになってもというのだ。
「この話で打ち切りになるかも知れない」
「嫌な作品ですよね」
「何時でも打ち切りはついて回るとか」
「もっとあっさりですよ」
「最終回まで続く作品でいて欲しいですね」
「それこそこの作者の普通の作品みたいに」
「そうなって欲しいですね」
 不平たらたらの二人だった。
「髑髏天使とか美しき異形達とか」
「あと久遠の神話みたいにです」
「最後の最後まで打ち切りなしでいくとか」
「そうなって欲しいですけれどね」
「星河の覇皇なんかどれだけ続くかわからないのに」
「何でこの作品だけそうなんですか」
 星河の覇皇が何時終わるのかは作者にもわからない、あと数年はかかることは間違いない。しかしどの作品にも必ず終わりがある。
 しかしだ、この作品は。
「この作品も最後まで、ですよ」
「打ち切りなしでいきません?」
「それこそ何があっても」
「人気がなくても」
「ちなみのこの作品は人気がない」
 悪田部はこのことも言った。
「この作者の作品の中でもな」
「みたいですね、どうやら」
「アクセス少ないですし」
「じゃあ本当にですか」
「何時でもですか」
「そうだ、リアルでだ」
 冗談抜きにである。
「打ち切られる可能性がある」
「うわ、そうなんですね」
「この作品マジでやばいんですね」
「打ち切りの可能性ありますか」
「ジャンプの漫画みたいに」
「ジャンプはドラゴンボールは打ち切られない」
 例えどれだけ引き伸ばしに次ぐ引き伸ばしでワンパターンのストーリーを延々と繰り返し悟空以外のキャラクターを粗末に扱ってもだ。
「作者はワンピースは一コマも読んでいないからこちらは言えないが」
「ドラゴンボールは絶対でしたね」
「本当に打ち切られなかったですね」
「アニメの方もまだ続いてますし」
「二〇一五年の時点で」
 作者はこちらも観ていない、観るつもりもない。
「いや、ベジータなんて扱い悪いですけれど」
「ヤムチャとかも」
「どれだけいても悟空までの時間稼ぎ」
「それに過ぎないですけれどね」
「しかし打ち切られない」
 それどころか無理矢理な連載引き伸ばしばかり続いた。
「それは何故か」
「人気があるからですね」
「いつも読者アンケート一位だからですね」
「ドラゴンボールは打ち切られなかった」
「そういうことですね」
「日本は資本主義だ」
 このことは紛れもない事実だ、間違っても共産主義国家ではないのだ。
「だからだ」
「人気が全て」
「競争のトップであることがですね」
「何といってもですね」
「だから打ち切られなかった」
「最終回も巻頭カラーだったんですね」
 リングにかけろ以来であった。 
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