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新オズの腹ペコタイガー

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第五幕その三

「ジュリアと一緒がいいかな」
「私となの」
「うん、ジュリアはあまり冒険に出ていないよね」
「宮殿が仕事場だからね」
「だからだよね、だからね」
「それでなのね」
「知っている道なら教えさせてね」
 こうジュリアに言うのでした。
「僕でよかったら」
「ライオンさんの勇気も期待させてもらうわ」
「ではーーです」
 チクタクも名乗り出ました。
「私もーージュリアさんとはーーはじめてのーー冒険にーーなりますーーので」
「だからなのね」
「お願ーーいします」
「それじゃあね」
「はいーー」
「あっ、じゃあ僕も」
 ジョージも名乗り出ました。
「こっちのパーティーに」
「私達となのね」
「お願いします」
「それじゃあね」 
 こうしてです、まずは一つ目のパーティーが決まりました、そして。
 次はです、ベッツイと船長さんのところにです。
 ビリーナが来てです、こう言いました。
「いいかしら、私で」
「大人しくしていてね」
「出来ない相談よ」
 あっさりと返したビリーナでした。
「私は私だから」
「まあそうよね」
「けれど私の勘を頼りにしてね」
「そうさせてもらうわね」
「ううん、僕はですね」
 神宝はベッツイに名乗り出ました。
「ビリーナの知恵を見たいし」
「だからなのね」
「いいかな」
「ええ、じゃあ神宝は私達と一緒ね」
 ベッツイは微笑んで神宝に応えました。
「宜しくね」
「それじゃあ」
「仲良くいこう」
 船長さんは神宝に優しい笑顔で応えました。
「今回の冒険は」
「はい、お願いします」
「それではね」
「楽しい冒険になるわよ」
 ビリーナは右の翼を上げて言いました。
「今回の旅は」
「ビリーナさんがいるからかな」
「そう、この顔触れだとね」
「そうなる様に力をいれよう」
「是非ね」
 こうお話してでした、二つ目のパーティーも決まりました。
 三つ目のパーティーはです、ドロシーにです。
 かかしがです、にこりと笑って声をかけました。
「僕でいいかな」
「お願いするわ」
 そのかかしにです、、ドロシーもにこりと笑って応えます。
「仲良く行きましょう」
「今回の旅もね」
「ではこちらにはよ」
 今度はエリカが出てきました。
「私が入ってあげるわ」
「えっ、君が!?」
 そのエリカにトトが言います。 
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