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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第四十話 明石大尉!元ネタは日露戦争のあの大佐さん!!その十

「これも嫌だな」
「まあ悪田部さん奥さんいますけれど」
「ナチュラルにそうしてますけれどね」
「けれど、ですよね」
「リアルでも」
「そうだ、怖い奥さんを持っているならだ」
 嫉妬深い人が奥さんだとだ。
「気をつけろ」
「ですか、切られない為に」
「是非共」
「切られても確保出来ていれば手術で接合が可能だ」
 その竿を取っていたらだ、自分で。
「しかしトラウマになることは間違いない」
「ですよね。そこは」
「そんなところ切断されたら」
「玉を潰されるのと同じで」
「トラウマものですよ」
「世の中本当にそうした話がある」
 恐ろしいことにだ。
「気をつけることだ、それで勝負のことだが」
「今度は琵琶湖ですからね」
「日本最大の湖」
「前に彦根城には行きましたけれど」
「今度はそのど真ん中に行くんですよね」
「そうだ、健闘を祈る」
 悪田部は今度は鍋を食べつつ言った、野菜もしっかりと食べている。河豚だけでなくそちらも実に美味い。
「敗れれば連載終了だからな」
「ですよね、常にギリギリなんですよねこの作品」
「一回でも負ければ打ち切り」
「あとあの半島再併合」
「そうなりますからね」
「だからだ、君達が主役でい続けたいならだ」
 それならばというのだ。
「勝つことだ」
「わかってます、そのことは」
「しっかりと」
「じゃあ河豚食って」
「すぐに行って来ます」
「それではな、ではだ」
 悪田部はここまで話してだ、そして。
 鍋の中に何も残っておらず他の料理も食べ終えたのを確認してからだった、二人にこう言った。
「締めだ」
「雑炊ですね」
「河豚雑炊ですね」
「それにしよう、そしてデザートだ」
 雑炊の後で、というのだ。鍋の後で。
「アイスクリームだな」
「ええ、酒もかなり飲んでますし」
「じゃあたっぷりと楽しんで、ですね」
「そしてそのうえで」
「琵琶湖に行きます」
「そうしてきます」
 こう悪田部に話してだ、そしてだった。 
 三人で雑炊も食べアイスクリームも楽しんでからだった、二人は意気揚々と琵琶湖に向かった。淀川をイエローサブマリンで上り。
 琵琶湖で浮上してだ、高らかに言った。
「はるばる来たぜ琵琶湖!」
「来てやったぜ!」
 こう言うのだった。
「それじゃあな!」
「勝負はじめるか!」
「鯰でも釣ってな」
「ツリキチ三平になってやるぜ!」
「おい、潜水艦で来るな」
 その二人にだ、下半身が魚の子供が水面から顔を出して言って来た。
「普通に来い、普通に」
「ああ、あんた琵琶湖の人魚か」
「淡水人魚だよな」
「そうだよ、琵琶湖にはいるんだよ」
 そう言われている、人魚は海にいるだけではないのだ。 
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