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千剣士と竜使い

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十六話、ボス戦(中盤)

 
前書き
皆「…………」ガクガクガクガク……
シリカ「////////////////////////////」
リュウ「皆どうしたの!?」
作者「いや、お前のせいだから」
龍也「其ではどうぞ♪」
作者、リュウ「龍也(兄さん)!!!!!????」 

 
「A隊B隊、スイッチして攻撃!C隊D隊!その間にポーションで回復を!」

『了解(はい)!!』

フロアにディアベルさんの指示が響き渡る。リュウたちとその他はその指示にしたがって、C、D隊とスイッチ。ボスがまるでひるんでいる間に攻撃を叩き込むべく接近する

「武天流、鎌転蹴(れんてんしゅう)!!」

リュウは右足を伸ばしたまま左足を曲げて姿勢を低くしながら回転し、相手の片足を蹴る

「……へ? 素手」

「ディアベル、気にしたら敗けだ」

驚くディアベルにそう言うエギル……

「せいっ!!」

「はっ!!」

キリトやアスナもリュウに続いてソードスキルを放つ。それを食らってボスが一瞬だけ硬直する

その隙をつく様にシリカ達が攻撃する

「えいっ!」

「うおおおおお!」

「しっ!!」

シリカ、エギル、キリンの三人が隙を見せたボスに対して追撃をかける

B隊もボクたちとほぼ同じタイミングで反対側から攻撃を加え、ボスの立て直しまでの時間を稼ぐ

その間に3人の技後硬直が終了すると、ボスも立て直しこっちに攻撃を仕掛けてくる。それをみたディアベルが素早く指示を出す

「C,D 隊!A隊とスイッチしてヘイトを集めてくれ!」

『『了解!』』

「俺が弾く!準備してろ!」

キリトの声を聞いてスイッチしやすいように下がる準備を整えるリュウ達A隊とD隊。そしてそれと同時にキリトに向かってボスが攻撃をする

「グオオオオオオ!!」

「…っはああ!!」

ボスの斧による振り下ろしをソードスキルで迎撃する。相殺されて、相手もキリトも一緒にのけ反る。その隙にC隊、D隊と

入れ替わるようにしつつ叫ぶ。

「「スイッチ!!」」

キリトもタンク隊を、文字通り壁にしてボスの攻撃を避けてリュウ達のところまで戻って来る

「どうだ、ボスの様子は」

「あとちょっとでHPがレッドゾーンだな」

「まだ、HP残ってるんですね…」

「……もう3時間くらいここで戦ってる気がする」

「そんなに時間は経ってないぞ?」

そして、キリトもポーションを飲み終わり、リュウ達がまたスイッチのタイミングに備えて剣を構えなおしたときそれは起こった

「グ…グアアアア!!!!!!」

HPバーが赤くなっている相手が雄叫びをあげて武器を持ち変えようとしていた

「情報通りみたいやな」

アヒルパンツを履いていた変態……キバオウがそんなことを言う

情報通り(・・・・)ならボスはここでタルワールに持ち替えるはず

「あれ?(なんか様子が…)」

「下がれ、俺が出る!」

リュウは怪訝に思うもディアベルがそう言って一人前に飛び出る

「なにしてんだ!? 取り囲んで一気に倒すのがセオリーだろ!?」

「キリト、あんたがいうと皮肉に聞こえる!!」

キリトの言葉に突っ込むリュウ

そして相手が抜きはなった武器を見てキリトとリュウが何かに気付き、ディアベルに向けて慌てて叫ぶ

「タルワールじゃなくて、野太刀!βテストと違う!」

「戻れ!っ…全員、全力で後ろに飛べ!!!」

リュウの声が聞こえたらしい前衛組(B~D隊)が後退する

その様子を察してディアベルがこっちの声に気が付くけが

「(間に合わない!)なら!!!」ダッ!!!!

「ちょ、リュウ!待て!」

「リュウ!」

何かを決意して走るリュウに叫ぶキリトとシリカ

だがリュウは無視して相手を見ながら走る……

いや、正確には……

相手の持つ野太刀を見たまま集中する。意識を深いところに沈ませて、それ以外なにも入ってこないようにする

構える。どんな攻撃にも対処できるように、自然体でボスを見る。相手の動き出しを見逃さないように

「……武天流、体術ノ裏ノ極……」

そしてリュウはようやくディアベルの元にたどり着く

そして、それと同時にボスがソードスキルを放とうとする

その瞬間、



リュウの姿が消える

ーズバァァァァァン!!!!

「……悪手癖(おてぐせ)」

突然の斬撃音にリュウの言葉が周りに響く……

余りにも一瞬だったためモンスターは元よりディアベル達プレーヤーもポカンとしていた

ディアベルの前には固まっているコボルドロード。そしてそいつを刹那の内に駆け抜けたリュウの姿……

リュウの手には野太刀が握られていた。対して、コボルドロードの手はもぬけの殻となっているだけでなく左腕が肩から先までが切り落とされている……

「……い、今……」

「何が起こったんですか……?」

アスナとシリカが呆然としたまま呟く

武天流、体術ノ裏ノ極、悪手癖……

簡潔に言えば相手の武器を奪ってその武器で相手を攻撃する武天流体術の中では邪道……つまり暗殺等に使われる技である……

「ほら、何してる! 早く体勢を立て直せ!」

「あ、ああ! すまない!」

リュウは野太刀を自分のストレージにいれながら(いつの間にか鞘も一緒に)コボルドロードを蹴り飛ばし、ポカンとして尻餅をついているディアベルに剣を向けながら叫んだ

ディアベルは半ば気圧されるようにして後方へと下がる

「エギルゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!!!!!!」

「は、はい! 」

「壁やれ! C,D隊はエギルの後に続け!!!」

『へ?』

突然の言葉に驚く皆

其に対してリュウの何かがキレタ

「呆けてんじゃねぇ!!!!!!!! キン○マ引っこ抜くぞ!!!!!!!! とっととやれや!!!!!!!!!!!!」

『は、はい!!!!!!!!!!!』

あまりの威圧に怯えながら行動に写すプレーヤー……

「そこの変態サボテン頭どもぉぉぉぉ!! 突っ立ってる時間があるならとっととセンチネル殲滅と回復してる隊の護衛をしろ!! 下ネタ履かせた様に作った合成写真を女性中心に渡されてぇのか!!」

「サー、イェッサー!!!!!」

最後の言葉を聞いて顔を真っ青にしながら行動するキバオウ達……

社会的に死ぬからだろう……

全員必死である……

「アスナ、シリカは遊撃!!!!!! 一撃離脱中心に動け!!!!!! とっととしねぇと(お前らの分の夕飯)食うぞ!!!!!!」

「「は、はい!!!!!!!!」」

指示に従うアスナ、シリカ……

因みにアスナは夕飯の事を言っていることを理解している……

シリカの方は……

ーた、(別の意味で)食べられても良いかも//////////

と思っていたりする……

因みに其を聞いた他の女性達も顔を赤くしていた……

「キリトはソードスキル中心にダメージ与えろ!! シャマルの料理食わすぞ!!!!」

「イェッサーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」

即答して行動に写すキリト……

いつの間にか、リュウを中心として体勢が立て直されていた…… 
 

 
後書き
リュウ、シリカ、キリン「其では感想、待ってます♪」全員メイド服
女性陣「ブホォォッ!!!!!!!!」鼻から赤いライトエフェクト
キリト「衛生兵~~~~~!!!!!!!!!!!」 
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