新オズの腹ペコタイガー
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第三幕その九
「合うと思います」
「パイナップルがね」
「そして飲みものは紅茶ですね」
「そうね、紅茶がいいわね」
「元々インドは紅茶の国ですから」
「それもミルクティーね」
「オズの国ではレモンティーが多いですね」
恵梨香は紅茶からオズマにこのことを言いました。
「そうですよね」
「ええ、アメリカがレモンティーが主流だから」
「紅茶はですね」
「オズの国でもなのよ」
アメリカが魔法が加わったうえで反映される国だからです。
「紅茶はレモンティーが主流なの」
「そうですよね」
「ミルクティーもあるけれど」
「主流ではないですね」
「私も紅茶はレモンティーをよく飲むわ」
コーヒー以外にはです。
「そちらを飲むわ」
「そうですか、やっぱり」
「けれど恵梨香はどちらも飲むわね」
「はい、日本ではどちらもです」
それこそという返事でした。
「飲みますので」
「その時々で好きな方をなのね」
「飲みます、ストレートティーもですし」
「そうよね」
「ロシアンティーも飲みます」
「ジャムを舐めながらね」
ロシアンティーと聞いてです、ナターシャはカリーを食べつつ微笑んで応えました。
「飲むわね」
「ロシアンティーは煎れ方も違うけれど」
「イギリスやインドの紅茶とは」
「それもまたよくて」
「そうでしょ、ロシアンティーは美味しいわ」
ナターシャは微笑んだまま恵梨香に応えました。
「とてもね」
「僕は紅茶だとレモンティーだね」
アメリカ人のジョージは何といってもこちらです。
「ミルクティーは殆ど飲まないね」
「そういえばそうね、ジョージは」
「アメリカにいた時からそうで」
「日本でもそうで」
「オズの国にいる時でもね」
レモンティー派なのです、ジョージは。
「他のお茶も嫌いじゃないけれどね」
「僕は紅茶だとストレートだね」
神宝はこちらでした。
「ミルクとかレモンは入れないで」
「そのままなのね」
「お茶の味そのものを楽しむんだ」
「それが神宝の飲み方ね」
「紅茶のね」
「僕は紅茶はあまり飲まないね」
最後にカルロスが言います。
「何といってもコーヒーだね」
「皆もコーヒー飲むけれど」
「僕は皆よりも好きだね」
コーヒーがというのです。
「だから紅茶を飲むよりも」
「コーヒー派なのね」
「かなりね、ただ紅茶は嫌いじゃないし」
それに、というのです。
「何でも飲むよ」
「ミルクティーもレモンティーも」
「ストレートティーもね」
まさにどれもというのです。
「恵梨香と一緒でね」
「そうなのね」
「まあ恵梨香は紅茶以外のお茶も飲むよね」
「麦茶とか緑茶とか」
「うん、何でもね」
「私お茶好きだから」
だからと答えた恵梨香でした。
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