戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第三十九話 松田中佐!サーキットの狼!!その三
「ハーレムで常に楽しめる様になる」
「悪田部さんみたいにな」
「あと八条荘の八条止さんな」
「あの人みたいになるぜ」
他作品のキャラクターの名前も出すのだった。
「その為にまずDT卒業」
「そこからだな」
「卒業後はもうな」
「二人でも三人でもいいからな」
「ビバハーレム」
「ああなりたいな」
その悪田部や他作品の主人公の父親の様にだ。
「そして果てはあの人達みたいになるんだ」
「目指せ千人斬りだぜ」
「一年で百人!」
「三百六十五人でもいいぜ!」
つまり一日一人である。
「俺達も頑張らないとな」
「男坂を登りはじめるんだ」
「そうやってやるぜ」
「絶対にな」
こう言う二人だった、しかし。
その時相手の瞬は爽やかに剣道の鍛錬をしていた、そしてその鍛錬の後で面を外してから共に鍛錬をしていた西郷に問うた。
「剣道はただ身体を鍛えるだけでなく」
「心も鍛えるものでごわす」
西郷もこう瞬に答える。西郷は濃紺の剣道着の上に防具を着けている。瞬も防具を付けているが剣道着は白だ。
「汗をかくだけではないでごわす」
「そうですね」
「だからでごわす、大将も」
「はい、心も鍛える」
「そのことを忘れて欲しくないでごわす」
こう言うのだった。
「是非共」
「そしてゆくゆくはですね」
「良妻賢母となって欲しいでごわす」
「正しき大和撫子にですね」
「なって欲しいでごわす」
「はい、男女は同権にして平等であり」
日帝衆は歴史から学ぶ、それで男女同権であることも大いに認めているのだ。ただその日帝衆に男の要人が殆どなのは気にしてはいけない。
「共に切磋琢磨していくものですね」
「良妻賢母はでごわす」
西郷は瞑目して述べた。
「良夫賢父であるべきでごわす」
この言葉もだ、西郷は出した。
「男女共にでごわす」
「正しきものであるべき」
「そうでごわす、だからでごわす」
「私も心身を鍛えていきます」
「頼むでごわす」
「して元老」
ハルトマンもいた、サイボーグだが剣道もするのだ。勿論着ているのは剣道着と防具であり頭には手拭いもある。
「次の勝負は」
「レースでごわしたな」
「はい」
「サーキットの狼の」
週刊少年ジャンプ連載だった。
「それでごわすな」
「そうでしたね」
「こちらの車ですが」
源田もいて話を出して来た。
「何にしますか」
「決まっているでごわす、日本車でごわす」
西郷は源田に瞑目する様にして答えた。
「おいどん達日帝衆が心から愛する日本の車でごわす」
「そちらですか」
「八条自動車のスーパーカーノートゥングでごわす」
名前の元ネタはワーグナーの楽劇ニーベルングの指輪だ。主人公ジークフリートが持っている剣である。
ページ上へ戻る