戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第三十八話 野村中佐!とどろけ一番!!その十三
既にジャスティスカイザーがいてだ、意気揚々として言っていた。
「カンニングなんかしなくてもな」
「俺達はテストでも無敵だぜ」
「俺達のヘルメットの中にはスーパーコンピューターが内蔵されてるんだよ」
「一番じゃないと駄目なんですか?って言った襟立女が予算削ろうとしたあれの一億倍の性能だぜ」
つまり凄いというのだ。
「これはやぶさだったか?」
「あの勘違い襟立女が予算削ろうとしたのか」
「あいつにはこう言ってやれ!」
「落選じゃないと駄目なんですか?ってな!」
「あの女のことは置いておいてな」
「もうコンピューターに勉強のことは全部入れたぜ」
既にそうしているのだ。
「だから誰にも負けないぜ」
「絶対にな」
「じゃあ今回も華麗に勝つか」
「俺達らしくな」
「おい、負けたらお祝いしような」
「こいつ等が負けたらな」
ここで二人も言うのだった。
「ビール飲み放題な」
「大祝賀会やで」
「道頓堀に飛び込むんや!」
「阪神優勝の時みたいにな!」
「この作品中では連覇や!」
「そしてこの連中も負けや!」
こう話すのだった、そして。
二人にだ、あらためて言ったのだった。
「今回こそ負けろや!」
「この作品も最終回や!」
「終われ終われ!」
「そのことも祝ったるわ!」
「おう、そうはならないからな!」
「安心して阪神の優勝だけ楽しんでろ!」
二人も負けじと言い返す、悪態で。
「勝つのは俺達だ!」
「いつも正義が勝つって決まってるんだよ!」
「今回も精々俺達の勝利を悔しがってろ!」
「それで歯ぎしりしてろ!」
「うっさいわ!」
「ほんまにさっさと負けてまえ!」
観衆も負けていない、この作品の観衆は黙ることはしない。それも絶対に。だから今回も言い返すのである。
「次回作決まってるしな!」
「これ連載開始から言うてるけどな!」
「さっさと負けて連載終了せえ!」
「後進に道譲れ!」
「俺達は生涯現役なんだよ!」
「夜の方もな!」
夜の方もそうであることはかなり難しいらしい。だから中村富十郎さんは本当に凄い人であったと言える。
「俺達は上原謙さんになるんだよ」
「相手は選ぶけれどな」
「愛人も沢山作ってな」
「生涯ハーレムだぜ」
まさに二人の夢である。
「徳川家康さんだって還暦で子供作ったんだ」
「当時六十で子供って相当だったんだがな」
「俺達は八十でも九十でもだ」
「子供作ってやるぜ」
「百歳になってもやる!」
「子供を作ってやるからな!」
こう言うのだった、しかし。
その二人にだ、瞬が言って来た。
「それはいいとしてね」
「ああ、勝負だな」
「今からやるか」
「じゃあこれから勝負の場所行くか」
「講堂にな」
「講堂の場所は適当に決まったみたいよ」
勝負の場所はというのだ。
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