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最終話『その決着は…』
「これが、、、仮面ライダーなの?」
コアの圧倒的な巨大さに鎧武はただ驚くことしかできなかった。
「厳密には、仮面ライダーの戦いの記憶だけが暴走した思念体みたいな存在ね。」
ウィザードは鎧武に説明する。
「ふむ、いいだろう。遊びはここまでだ。消えるが良い、脆弱な仮面ライダー達よ!」
コアは口は光らせ、ビームを放つ。鎧武達は間一髪で避ける。
「なんてパワーだ。これじゃ戦いにならない!」
マッハが驚いていると、
「なら、貴方達にはもっと絶望してもらうわ。来なさい、マルス、アーク!」
ソーサラーは更にマルスとアークを召喚する。
「私が新世界の神となる為、消えてもらうぞ、鎧武!」
マルスは、自身の能力で巨大な炎の軍馬を生み出し、鎧武に突進する。
「危ない!一衣、手伝って!」
鎧武は残月と共にマルスに立ち向かう。
「全く、我らレジェンドルガが眠っている間にこの様な輩がのさばっていたとは。それなら、我らの配下に置いて、ファンガイアを滅ぼす力にしてやろう。逆らう者は死んでもらう。ウェイクアップ!」
アークはウェイクアップフエッスルを起動させ、奇怪な翼と強靱な腕を生やしレジェンドアークにパワーアップ。炎のエネルギー弾を放ち、ウィザード達を攻撃する。
「ヤバいね。それなら、こうだ!」
<ハリケーン!ドラゴン!ビュービュー!ビュービュービュービューン!>
<チョーイイネ!スペシャル!サイコー!>
ウィザードはハリケーンドラゴンに変身しスペシャルウィザードリングの力でドラゴウィングを出現させオーズタジャドルコンボと共にレジェンドアークと飛行戦を開始する。
「やはり、鎧武は私が戦うべき相手か。仕方ないか、奴には何度も私は敗れているからな。だが、今度こそ、私の手で倒してみせる。そして、私こそが黄金の果実であることを、証明してみせる!」
マルスは怒り狂ったかのように炎の軍馬の脚で鎧武達を踏みつけようとするが、鎧武はその攻撃を回避して、マルスの本体を攻撃し、マルスの軍馬は崩れ落ちる。
「おのれ!やってくれるな!」
〈カモン!ゴールデンスカッシュ!〉
落下したマルスは10体のエネルギーで生成したコピーを出現させ、鎧武を攻撃しようとするが、
「るう子、危ない!」
残月はウォーターメロンアームズに変身しマルスのコピー体を攻撃し、コピー体は次々破壊され、
〈蒼銀杖!クルミボンバー!〉
鎧武極アームズは蒼銀杖とクルミボンバーを装備し残るコピー体を破壊する。
「やはり、貴様は私の手で直接葬ってくれるわ!」
〈カモン!ゴールデンスカッシュ!〉
「ゴールデンって言っているけど、やっぱり貴方の金は偽物、金メッキだとるうは思う!」
〈ソイヤッ!極スカッシュ!〉
「るう子、私も手伝う!」
〈ソイヤッ!ウォーターメロンスカッシュ!〉
マルスのライダーキックと鎧武達のダブルライダーキックが激突し、両者地面に着地する。
「何故、、、黄金の果実である、この私がぁ!」
マルスは火花を散らしながら爆発し、撃破される。
「くっ、小癪な奴等だ。黙って我らに従えば良いものを!」
レジェンドアークは、ウィザードのサンダーとオーズのタジャスピナーから放たれる弾丸に苦戦していた。
「それが苦戦している奴の言うこと?」
<バインド!プリーズ!>
ウィザードはバインドを使いレジェンドアークを拘束するが、巨腕を用いて破壊する。
「あの月さえあれば、このようにはいかぬ!全く、ソーサラーも戦い方がなっていない!」
本来の力を発揮出来ないレジェンドアークは、ついにソーサラーに文句をつけ始める。
「だが、ここで負けるわけにもいかぬ。それはレジェンドルガの恥だ!」
レジェンドアークは体制を立て直し、火炎弾を四方八方に放ち、辺りを攻撃する。その攻撃は、地上で戦えないマッハ達にも向かってくる。マッハはシフトアップで回避し、
「そろそろ、止まってもらうか!」
《シグナルバイク!シグナルコウカン!トマーレ!》
《ヒッサツ!フルスロットル!トマーレ!》
マッハはコウリンシグナルをトマーレに変え、必殺技を発動しレジェンドアークの身動きを封じ、レジェンドアークは地面に落下する。
「おのれ。こうなれば一人でも道連れにしてみせる!」
アークはレジェンドアークへのパワーアップを解除されオーズ達に向かおうとするが、
「邪魔だ、消え去れ!」
コアは体長3mもあるアークを片手で持ち、そのまま握りつぶし粉砕する。
「そんな!?仲間まで倒すなんて!」
鎧武は驚く。
「黙って見ていれば、なんだ、あの状況は!こうなれば、我が直接葬ってくれる!」
コアは虫を潰す感覚で鎧武達を潰そうとする。鎧武達は別々方向に回避するが、
「逃げるなら、どこまででも追いかけてやろう。」
「どうやって追いかける気だ?」
マッハがコアに対し挑発気味に質問すると、
「こうするだけだ!」
コアはなんと、両脚をバイクに変えマッハに突進する。
「ぅお!危なっ!まじでひき殺す気か!」
「流石にあの巨体相手に私の戦い方は向かないわ。」
「私もよ。」
コアの縦横無尽な戦い方にベルデとファイズは手詰まりとなってしまう中、
〈ソニックアロー!〉
鎧武極アームズは空を飛びながらソニックアローを召喚しコアを攻撃するが、微弱なダメージしか与えられず、コアはお構いなしと地上の仮面ライダー達を攻撃する。
「このままじゃ、どの道私達は負けるわ。一か八か、一斉にコアのベルトに攻撃しましょう。」
ファイズは提案する。
「でもどうやって?私達じゃ、空を飛べないんだよ!」
マッハは無理だと言うが、
「るう子、一衣!ダンデライナーはある?」
ファイズは鎧武と残月に質問する
「るうは持っているよ!」
「私の方はありません!」
鎧武のみ、ダンデライナーを持っているとの答えが返って来た。
「タマ、一緒にジェットスライガーを呼びましょう。」
[jet sliger take off.]
「うん、分かった。スリー、エイト、ツー、ワン!」
[jet sliger take off.]
ファイズとデルタはジェットスライガーに乗り浮上する。
「るう子、ダンデライナーを貸して。」
ファイズは鎧武からダンデライナーを借り、ビークルモードに変え、
「ユキ、遊月、ダンデライナーに乗って!一衣はスイカアームズを使って!」
ファイズの言葉に合わせ、ベルデとマッハはダンデライナーに乗り浮上、残月はスイカアームズに変身し空を飛び、全員がコアのベルトの辺りに集まり、
「みんな、一斉にコアのベルトに必殺技を決めよう!そうすれば、多分倒せるよ!」
〈ソイヤッ!極スカッシュ!〉
「そうだね!それが今はベストな策だ!」
〈チョーイイネ!キックストライク!サイコー!〉
「それなら、タマにも任せて!チェック!」
[exceed charge.]
「一気に行きましょう!」
〈ソイヤッ!スイカスカッシュ!〉
「そろそろ終わらせましょう。」
〔スキャニングチャージ!〕
「それは良案ね。」
〔FINAL VENT〕
「よっしゃ!一気に決めてやろうか!」
《ヒッサツ!フルスロットル!マッハ!》
「これで終わりね。」
[exceed charge.]
八人のライダーはコアのベルトに同時にライダーキックを放ち、
「馬鹿な、この我が、負けるなど、有り得るものか!」
コアはそう叫びながら爆発してゆく。八人はそのままソーサラーの所に向かい、
「ウリス、貴方の計画もここまでよ!」
八人はソーサラーに武器を構えるが、
「ここまでは計画通り。そして、これからもね!」
<チェーン!ナウ!>
ソーサラーはバインドの上位互換のチェーンでデルタを縛り上げて、変身解除させ、人質にとる。
「ウリス、タマを返して!」
鎧武は怒る。しかし、
「そう言われて返す人っている?いないわよね。それに、計画は第2段階にシフトしたの。もう、ここに用はないわ。それじゃ、御披露目とさせていただくわ。私のダークライダー三巨頭を!」
ソーサラーがそう叫ぶと、カイザ、ガイ、ゴルドドライブが現れる。
「るう子、久し振りだなぁ。」
「どうもぉ、ミルルンでぇす。お久しぶりだにゃあ☆」
「あれって、晶さんに、ミルルン?」
鎧武達は驚く。
「久し振りですね、清衣ちゃん。また、一斉に遊びましょう。その為に蛮野さんも手伝ってくれるのですよ。」
「その通り。私と彼女の利害は一致した。君達にも、直に実験材料になってもらおう。」
「リメンバ!よりによって蛮野にウリスと手を組むなんて!」
ファイズは憤慨するが、
「あらあら、私達よりるう子の心配をしたらどう?」
ソーサラーは人事のように鎧武に視線を向けさせる。すると、鎧武の身体にはイナゴが大量に張り付いていた。
「何、これ!?」
鎧武が驚くと、
「間に合って、良かった。」
奥から邪武が現れる。
「そのイナゴは私の一部。力を求める者の闘争本能を活性化させる力がある。直にその身体は闘争心の塊になる!」
「そういうこと。それじゃ、タマちゃんは貰って行くわ。」
<テレポート!ナウ!>
ウリス達はそう言い残して去って行く。それと同時に、鎧武の身体は黒く染まり、鎧武・闇に変わる。
「タマ、行かないで!」
異空間は崩壊し、水道施設の内部に、るう子の声がこだました。
first stage END. go to next stage.
次回予告
ウリスの計画は更に過激になる。るう子達の新たな戦いが始まる。次回『黒き鎧武!鎧武・闇』
後書き
ライダー&セレクター一言図鑑
仮面ライダーコア:『仮面ライダー×仮面ライダー ダブル&オーズfut.スカルMOVIE大戦CORE』に登場。仮面ライダーの戦いの記憶を宿したメモリーメモリが甲殻類のコアメダルを取り込んで変身した思念体のような仮面ライダー。
仮面ライダーマルス:『劇場版仮面ライダー鎧武 サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯』に登場。オーバーロード達フェムシンム文明を滅ぼした人造生命体コウガネが人類を滅ぼし、新世界の神となる為に変身する。
仮面ライダーアーク:『劇場版仮面ライダーキバ 魔界城の王』に登場。レジェンドルガの王が囚人を乗っ取り変身する体長3mの巨大ライダー。
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