戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第三十八話 野村中佐!とどろけ一番!!その二
「ハゲ丸も面白かったしな」
「リアルでハゲ丸みたいな奴いたら嫌だけれどな」
「絶対友達に持ちたくないな」
せこいのではなくあまりにも図々しいからだ。
「草加雅人と並ぶ傍にいて欲しくない奴だな」
「草加も相当だけれどな」
「ハゲ丸も嫌だぜ」
「漫画としては面白いけれどな」
だから人気があったのだ。
「で、そののむら先生の初期作品か」
「ハゲ丸以前の」
「その漫画をネタにしてか」
「今回は勝負するんだな」
「そうよ、間違ってもゴールデンボーイではないわ」
江川達也のその漫画ではだ。
「というか作者に江川達也版仮面ライダー見せたら駄目よ」
「その場で怒り狂うからだな」
「あと日露戦争物語後半も目を通さないからな」
後半のあの絵は何だったのか。
「東京大学物語が一番嫌いでな」
「主人公もヒロインも嫌いなんだよな」
特にあの結末が嫌いだ。
「作者基本奇面組タイプの結末受け付けないんだよな」
「代紋TAKE2はありかってなったけれどな」
「ああした夢ヲチはやらない方がいいってな」
「いつも思ってるからな」
「だから作者に東京大学物語は駄目よ」
瞬はここでこうも言った。
「美味しんぼ、ドラゴンボールと同じだけね」
「どっちも作者目にするだけで怒るからな」
「巨人勝った試合観るより遥かにましにしてもな」
「あと巨人主人公の漫画はもっと怒るけれどな」
「侍ジャイアンツとか名前を聞いただけでな」
何が侍であろうか、巨人は侍ではなく人民軍である。北朝鮮のあの軍服を着て野球をすればさぞ似合うであろう。
「まあ作者に巨人は禁物」
「それは言うまでもないってことで」
「とにかく今回はとどろけ一番か」
「のむら先生へのリスペクトも兼ねて」
「場所は大阪市立大学構内よ」
そこになったというのだ。
「いいわね」
「あれっ、京大じゃないのかよ」
「関西はやっぱりそこだろ」
「何で市立大なんだ?」
「京都多いじゃない、戦の場に」
この作品においてだ。
「だからここはバランスを取ってなのよ」
「大阪に舞台をやったのかよ」
「市立大にか」
「あそこにしたんだな」
「あえて」
「そうよ、確かに京大は凄いけれど」
伊達にノーベル賞受賞者を幾人も出してはいない、東大と比べても全く引けを取らないまでの大学である。
「そうなったから。今後京大も戦場になるかも知れないけれどね」
「とりあえず今回は市立大か」
「そこでやるんだな」
「あそこ今はクーラーあるのかね」
「結構設備古いんだよな」
扇風機はあっただろうか。
「大阪の夏暑いってのにな」
「クーラーないと辛いんだよ」
「だから市立大に夏行くのは嫌だな」
「ちょっと遠慮したいな」
「何言ってるのよ、今は五月よ」
また季節が移ったのだ。
「だから暑くないのよ」
「じゃあいいか」
「この作品季節がいつも変わるからそこはいいな」
「じゃあ五月の快適な空気の中でな」
「勉強勝負するか」
「そうしような」
「そういうことでね、あとあんた達学校の成績は」
勉強勝負だからこれが問題になる、つまり学力勝負だ。
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