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攻撃手 狙撃手 エンジニアのトリップ集団!!

作者:櫻木可憐
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トリップ一年目
第二章 正隊員までの道のり
  第四話 異例のB級昇格

~きっきーside~
・・・よし、当たるわ。
イーグレットなら当たるわ!!
目指せB級、生きろ私・・・
と、訓練中の私はニヤリと笑う。

ってなんだか私より周りが騒がしいな~
なんだろう。東さんに聞いてみようかな。

「東さん、騒がしいなんですが何ですか?」

「・・・・・・
みかんちゃんがB級になったらしいよ。2日で」

「は?・・・
はぁ!?

みかんが正隊員!?はやっ」

みかん、運動神経よくないし、持久力ないし!!
なぜもう正隊員に!?
なんか悲しい。
自分の肩幅も計算に入れないようなみかんが・・・

そう・・・
歩いてると肩を壁にぶつけるみかん。
そんな彼女が!?
まあ、みかん、発想力はあるしな~
理論的でもあるし。
本人は水平思考(?)っていうけど、完全理論バカじゃないか?

「祝ってあげたら?個人戦してるはずだから」

「・・・はーい!!
・・・・・・あ、ランク戦ブースってどこですか?」

こうして東さんに道を訪ね、みかんを探す旅に出たとさ。
みかんが探してくれたかはともかく。

ランク戦ブースの人が予想より多く、みかんの姿が見えない。
個人戦中なら当然だが。

「あ、あれは・・・」

「あれ、きっきーじゃん!
なにしてんの・・・狙撃手じゃんか」

「みかんこそ。生身?」

「ふん。昼飯ぐらい食わせろ。
で、何しに来たの?」

相変わらず言葉使い悪いな~
みかんらしいけど。
みかんはトリガーを起動するのか、手に握り起動した。

「イノセンス発動!!」

・・・これで起動するのか、トリガー。
まあ無言でも起動できるわけだが。

「どこの漫画だよ!!
イノセンスって間違いようないし!!」

「え、じゃあ・・・妖力解放!!」

「アホか!!覚醒者とかいないから!!
みかん、大声でよく言えるね」

「えー、ノリ悪くない?
やるなら、君に決めた!!」

「何をだよ」

みかんって頭いいのか、悪いのか
わかんないな~
こんなことなければ頭いいみかんなのに。
まあ優しい子だから頭の良し悪し関係なし♪

「はぁ・・・
みかんに正隊員おめでとうって言いに来たのよ。」

「あ、それだけ?」

酷くないか?そんなんだから友達少ないんだよ。
暴力癖もあるのに、そんな話し方だから・・・
私、偉いな~大人だな~
みかんに優しくするなんて。

「私に物をくれたりは?」

「え?ごめん、無理」

「・・・・・・チッ
そう。しゃあ~ない。今から国近ちゃんに会いに行くんだ。
ちなみに太刀川さん、いないから」

先越された!!
でも、なんで国近ちゃんに?
ついていこう・・・

「たいしたことじゃないよ。
トリガーのつけはずし方知らないから、聞きにいくの。
8このトリガーをどうするか、ね」

あ、正隊員だからトリガーがいっぱい使えるんだ。
確かに、ちゃんとつけないと、これから先が大変だし、ランク戦でも使うし。
と、いうか慣れてないともしもの時、ヤバいし。

「決めたの?」

「うん。個人攻撃手だから、考えて決めた。
隊、組まないから、頭使わないと」

「えっ・・・てっきり隊に入るとばかり」

「そんなこと一言も言ってないけどね。
まあいいや。きっきー、頑張って正隊員になりなよ。
私はお荷物になりたくないんだ」

・・・みかん、だから正隊員になることを急いだのか。
ボーダーにおいてもらえたからには、お荷物になりたくない。
みかんなら考えてそうだな。
でも、頑張りすぎてないかな?
気合い入れすぎて空回りしなきゃいいんだけど。 
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