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ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
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学園祭のライオンハート
  フェニックス家からの挨拶と頼み事×ハイブリット・ピースと仕上げによる鍛錬

「さてと、俺らは人間界本家に着いたがあちらのミーティングが終わればアザゼルとロスヴァイセは教師としてやる事があるそうだ。俺らは俺らで鍛錬し、英雄チームの初陣として果たしてみるとしようか」

「そう言う事だが、何やらテーブル上に魔法陣が描いているがあれは誰のもんだ?」

俺らが家に戻ってから、魔法陣反応があったのだが見覚えのある紋様かと思ったらフェニックス家の物だと判明した。なので俺らはソファに座り、テーブルの上なのかこれは通信用魔法陣かと思ってレイヴェルを俺の隣に座らせた。魔法陣から立体映像が投射されたら、フェニックス卿と言われるフェニックス夫婦のウェルとウェンディ。

「フェニックス家の紋様で、誰かと思えばウェルらか。久し振りだが、リアルで会うのはライザーとの婚約パーティー以来か」

『久し振りだね一誠君。魔王主催パーティーにもいたが、一誠君が帰ってからレイヴェルに聞いたら何やら黒神眷属入りの条件を聞いたのだよ』

『ごきげんよう、一誠さんにレイヴェル。そして黒神眷属の皆さんもお元気そうで何よりですわ、話というのは他でもないんだけどレイヴェルの眷属入りについてなのよ』

「確かに私はお母様の『僧侶』でフリーとなっていますが、どうして今何ですか?お母様」

『話を聞いた後、レイヴェルを人間界に行かせたのは一誠さんの婚約者として行かせました。そしてぜひ黒神眷属入りにしてもらいたいのだよ』

なるほどな、確かに現在黒神眷属は俺らとヴァーリチーム以外にいるソーナ、シーグヴァイラ、レイヴェルはそれぞれの眷属悪魔としている。イリナは御使いとしているが、いずれは黒神眷属入りとしてもらうが今ではないと思っていた。黒神以外の者らは黒の駒と聖剣エクスカリバーを持っていないし、力の底上げの為かコントロールが必要なので鍛錬させている。

「まあその通りだが今でいいのか?黒の駒は力の底上げともなるし、聖剣エクスカリバーを譲渡すると自動的に剣術も学ぶ必要があるぞ」

「私はいつでも良かったのですが、このままだと皆さんと追い付けない速度となってしまいます。お母様、一誠様の黒神眷属入りを許可して頂きますでしょうか」

『それは私もウェルも賛成していたわ、ではトレードと言う事で「悪魔の駒」を送ってくれないかしら?』

「了解した。だったら今考えていた事を実行しとくか、イリナも黒のトランプでも創っておくとしよう。シーグヴァイラもソーナも、黒の駒のシステムを移植したハイブリッド・ピースを開発中だが時期的には今だな。レイヴェルに黒の駒を与えてっと・・・・そんで出て来た駒を魔法陣に転送するぞ」

『転送完了ですわ。これで晴れてレイヴェルは黒神眷属入りとなりましたが、これからもレイヴェルをよろしくお願い致しますわ』

「ところでフェニックスの涙の需要が高まっているが、そちらに関してはどうなっているんだ?」

『ストレートに聞くね一誠君。涙の生産に追いつかない状況となっているから、品切れ状態なのだよ。テロリストにも流通しているからか、出来るだけ渡らないようにはしているけどね』

レイヴェルに黒の駒を与えた事で、自動的に量産型聖剣エクスカリバーを空間から出してレイヴェルの魔力にて完成した。そんで黒の駒によるステータスの底上げされたので、ヴァーリチームらが剣術や通常通りの力を出す為の封印を指導するので地下にある鍛錬所へと向かった。

なのでここにいるのは、俺とシーグヴァイラとちょうど帰ってきたソーナだったがフェニックス家の者との通信をしていたのか静かに隣にいた。

「どうやらレイヴェルも黒神眷属入りとなったそうですね」

「何時の間に帰ってきたんだ?それはいいとして、今度ソーナとシーグヴァイラとイリナに黒の駒に『悪魔の駒』のシステムを吸収いや移植したハイブリッド・ピースを開発しようと思っている。それとウェルよ、フェニックスの涙で困っているなら俺らからこれを提供したい」

『それは何やら瓶に入っている薬みたいだが、それは一体?』

「俺が創造させて創ったフェニックスの涙だ、成分を解析した事で創造の力で大量に作ったんだが余ってしまったのでな。フェニックス家に譲ろうと思う」

『それはとても有難い話だな、ついでにそれも送ってくれないか』

全部で数百個あるフェニックスの涙をウェルがいる場所まで、転移魔法陣にて送らせた。実験的に創ったとはいえ、今俺らが持っているのは改良された涙を使っているからな。全部送り終えて中身を見たら、オリジナルと変わらない程だと驚愕していたウェルだった。

用事が済んだ事だが改めてレイヴェルを婚約者として、良きパートナーとして願っていたようだが、俺らの仲間として迎えていた事を理解したフェニックス夫婦は微笑ながら魔法陣が消え去った。

「ところでハイブリッド・ピースについてなのですが、本当に出来るのですか?」

「ん?理論的には可能何だが、黒の駒に『悪魔の駒』のシステムを移植した方がいいのかもしれんがどうやってやるかを仕上げている所だ」

「出来れば今すぐにでも構わないので、私とソーナの駒をハイブリッド・ピースにしてもらえませんか?このままでは黒神眷属内から外れて、力不足だと感じてしまいますから」

「その覚悟、どうやら本物のようだからイリナが帰ってきたら『私ならもう帰ってきたわよ一誠君』聞いていたなら話が早いからやってみるか?ソーナ、シーグヴァイラ、イリナ」

今試す事にしたので、特殊な部屋に居させてからそれぞれの黒の駒と黒のトランプを用意した。一時的に自分の駒とトランプを出してから、黒の駒とトランプに吸収されて行く様子を見た開発者らと俺。完全に一つの駒とトランプとなったので、取り出した駒とトランプを体の中に入れ戻した事で副作用が無いか確認後に融合完了となった。

あとは量産型聖剣エクスカリバーを譲渡させて、ヴァーリらにレイヴェルと一緒に力のコントロールと量産型聖剣エクスカリバーを完全に使い熟す事が出来るまで上がって来るなと言っといた。通常状態とならないと、人間界への生活に支障が出るし今まで仲が良かった眷属悪魔から疑惑が出るからだ。

剣術に関しては、俺らだけ動いている時のみ使用しても良いとなっている。リアスや匙から見たら、いきなり剣術が得意となったら疑われるからだ。

「レイヴェルらがいる地下三十階は、とあるアニメで思いついた事で創ってみた部屋となっている。地下が一日経過したとしても、地上ではまだ一分も経過してないからな~」

「相棒らの技術力は最早オーバーテクノロジーの塊だが、ソーナ達の眷属悪魔達にはバレないのか?」

「大丈夫だドライグ。本来の力を発動するには俺の許可がいる事となっているし、底上げ状態をハイブリッド・ピースする前の状態にするには時間がいるからな。初めてやってみたら意外と出来たし、これからもし婚約者が増えるならこの方法でやった方がよさそうだ」

俺とドライグは人間界本家にて、夕食を食べていたがヴァーリチームとソーナ達は剣術と黒の駒による底上げを普通の人間のように合わせた事で成功した様子だった。風呂に入った後、俺らの代わりとしてやっている部下から聞くと空き部屋でのお祓いをするようで、徹底的なのだと矛盾するから悪魔式お祓いをそれっぽい事でやっているんだとよ。

「今見ているのはお祓いとして使うのを模様替えした報告書?」

「イリナか・・・・何時の間に来たのはいいが、和のテイストを盛り込んだ模様替えだそうだ。畳に神棚を設置した事で、如何にも神社でお祓いやってますよ的なのが出ているだろ?ちゃんと悪魔でも大丈夫なようにしてから、朱乃が担当者で白音がアシスタントとして仙術により客の気の流れを良くして体調から運気を見る企画だそうだ」

「まあ朱乃さんが巫女服着ると如何にも巫女さんに見えるからねー。それと黒の駒を体に入れたからなのか、一誠君の許可有りのみで天使の翼が1対2枚から3対6枚になったんだよー」

「そりゃそうだろう。だが一発本番で成功して良かったが、これに関してはミカエルには既に了承済みだから安心しとけ」

「うん!他との戦闘時と黒の駒モードでは戦闘力違うけど、慣れてくると思うからね。そろそろ明日も早いから寝るね、お休み一誠君」

お休みと言った事でドアを閉めたイリナだったが、パジャマ姿を見る事が出来るのは俺らだけだ。ミカエルには極秘通信により一発で了承済みを取れたので、一緒に戦う時になっても大丈夫だろう。リアスらがいる時以外ならエクスカリバーを使用許可出している。

それ以外は光剣か量産型聖魔剣を使っている。それに本来だと主人公が乙女心を理解出来ずに、グレモリー眷属の男女を怒らせてしまう事例があった。鈍いというより鈍感に近いが、俺はグレモリー眷属ではなく黒神眷属『王』だからな。俺も明日は早いから、寝ようとすると中にいるドライグが話し掛けてくる。

『本来の鈍感相棒は、乙女心が理解不能な野郎だと聞いているぞ』

『ま、俺は既に妻子持ちだしな。そこを理解出来ないと他と住めないしな、グレモリーは情愛が深い悪魔だ』

『シトリーやアガレスも違うが、黒神はどうなんだ?』

『俺らは俺ら流でやっているし、テロリストを仲間入りさせているのが多い。俺は異世界から来た神であり年頃の男子らではないし、だからこそリアスは年頃の乙女らしい気持ちを抱いているからライザーとの婚約を解消させた。とはいえ俺との関係は、部員と部長との関係のみであり男女の触れ合いをしているのは黒神眷属とハイブリット・ピースを入れたソーナらだろうな』

リアスとの学園生活で見てきた事は、華麗・高貴・グラマー・優しい・怒りっぽい・胸がデカい・可愛い・スベスベ肌・我が儘と色んな面を見てきた。二大お姉様と言っているが、同い年のような普通の女の子として見ていた。

俺はあくまで友人と協力者と言う関係のみであり、情事寸前まで行った事はあるがその後桃香らとヤったからな。乙女心を理解していない奴らにとって、付き合う前に乙女心を理解してから出直して来いと言いたいね。

「レイナーレの呪縛、か。あんなので邪魔されるとしても、俺は俺で突破してみせたさ」

『初期の頃をストッパーとしていたのなら、本来の相棒や俺も違う方面で強くなっていた。だが今回の相棒はそんなのしなくとも強者として、二天龍の力を使い熟す事で新たな覇龍を超えた覇龍となる』

「赤白龍神皇帝・・・・呪文に関しては決定事項だがあとは残留思念が言霊として何を言うかだな。そこに関してはエルシャとレノックスが采配しているようだ、流石は歴代最強と呼ばれたもんだな」

『エルシャもレノックスも今まで神器奥の奥にいたからなー、白龍皇も赤龍帝も前代までは考えなかった事を今代である相棒とヴァーリがやろうとしているんだからな』

「俺も驚いたぞ?まさか歴代最強と言われたトップ2が出てくるとはな・・・・ゲームについては始まる時に話すとしよう。そろそろ寝るとするが、睡眠妨害するバカはいないな?神器奥にいる野郎共は」

『流石にしないと思うし、そろそろゲームの日取りも近いからな。お休み相棒』

「お休みドライグ、ゲームでは大暴れしようじゃないか」

と言いながら寝たが、流石に睡眠妨害する輩は出てこなかった。ゲーム日になるまでは地下一階の鍛錬所で、仕上げをするかのようにして体を鍛え上げていたヴァーリチームと英雄チームとコーティだった。

単身楽団(ワンマン・オーケストラ)の前にピアノを弾いてからだったが、コーティの場合は特殊な状況だったからな。一応バイク型の自走式可変単身楽団(ホイールド・トランスフォーマティブ・ワンマン・オーケストラ)もあるが、今の所必要となっていないので保管室に置いてある。

「流石だな一誠。久々の神曲を弾いただけで、私が持つ本来の力が出たからな」

「それに関してはちゃんと趣味の一環として弾いていたからな。神曲楽士(ダンティスト)としてもだが、その前にプロとしてコンサートにも出ている程だ」

「たまに一誠さんが趣味としてピアノを弾いていたのはこの為だったのですね。魔法使いとして精霊の力に関して興味がありますし、ゲオルグでも未だに見た事がないと言ってました」

「いくら僕でも限度があると言う事さ、ルフェイ。それにしても精霊の力を完全に使役していますね、単身楽団(ワンマン・オーケストラ)で弾いている状態で話し掛けて来るのも常人では無理があるよ」

俺は単身楽団(ワンマン・オーケストラ)はコア部に賢者の石を用いたセルを搭載し、楽士が使う主制御楽器・スピーカー・その他のパートを受け持つ補助演奏装置・音響などを調整する制御卓を繋ぐ可動式の各アームとなっている。俺が使っているのは最新型のを更に改良した物となっていて、軽くて丈夫になっている点だ。

神曲(コマンディア)はダンテが生み出したとされる精霊に力を与える特殊な楽曲を指す事で、精霊との会話でもあり言霊や精神エネルギーを使うので疲労感がある。神曲を得る事で、自然状態では出せない強大な力を出す事が可能な事を今やってみせた。

「この状態となったコーティは、いくらあちらの『女王』でも倒せないだろうな。なお今回の『女王』はコーティだが、出る時は俺と一緒に出る為誤解されるがな。その時はそん時で説明するさ」

「そうですね。防御結界を何重に重ねても、コーティカルテさんの最高威力を出したら結界ごと怪我だけでは済まないでしょうね。威力調査にてエラーが出ましたから」

「凄いな・・・・これだけの威力があれば流石にタッグを組んだとしてもご愁傷様だと言いたいね。いくら聖槍でも弾けない程の威力と魔力だ、しかも始祖精霊で全ての精霊の母とも謳われている精霊の女王何だろう?」

「そう言う事だ、ゲーム時に『女王』がいたとしてもこちらには本物の女王がいるからな。さてと練習はもういいだろうし、明日はゲーム本番とも言える。先に女性陣が風呂を浴びて来いよ、コーティもだが今回は一緒は勘弁な?」

「分かっているさ。一誠はピアノを弾いてから数十分弾いているが、精神エネルギーが消耗し切っている。明日の朝は卵サンドで許す」

そう言う事なので、女性陣が先に風呂へ入ると同時にこれから使う道具を布で拭く作業をしていた。これから使う道具を明日使うかもしれないので、ここにいる男性陣と一緒に整備する事となった。神器使いは神器を磨くが、今いるのは次元の狭間本家にいるからトレミー3番艦も整備中となっている。

英雄チームにもエクスカリバーを擬態としてアクセサリー化で付けていた。そんで男性陣は汚れで一杯だったが、合図にて俺達も風呂へ入り翼を持つ者は洗っていた。そしてゲーム日となった。 
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