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ライバル

作者:ひつじ君
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六角高校

『六角高校』
ズドーン!!!
審判『ストラークアウト!ゲームセット!』
中学軟式野球全国大会決勝。
静岡県代表の十六中学VS富山県代表岡長中学は桜井率いる十六中学が勝利で幕を閉じた。
〜翌日〜
母校に戻った桜井たちは中学校生徒全員のお出迎えで向かいれられた。
『きゃー桜井君!こっち向いて(>_<)』
『桜井君はこっちこっち♡』
『坪井君が来たよー』
ダダダダ!
十六中学校の野球部人気は毎年のことである。
もともとこの辺リトルが強豪ばっかもあってか毎年十六中学校は全国が当たり前だった。
その中でも、今年は優勝した年でさらに人気を増していた。
野球部のちやほやはしばらく続き時日が経ち時期は9月になり受験シーズンを迎えることになった。
桜井は勉強はイマイチだが
野球の実力は天下一品。
何校からもオファーが来ていたが桜井はすでに行くところ決めていた。
とある休み時間ぼーっと机に座ってた桜井の元に同じ野球部の坪谷がやって来た
『桜井!』
桜井『お〜坪谷^o^どうした?』
坪谷『お前進路どうすんだ?俺はもう決めたぜ!』
桜井『まじかよ!俺も行く高校決めたよ^o^俺は樫見高校に行く!』
坪谷『え…。』
坪谷の一瞬表情が凍りついた。そう、てっきり桜井みたいな野球の天才はもっと野球が強い高校に行くと思ってたからである。
坪谷『なに言ってんだよ!もっと強豪からオファーあっただろう!例えば六角とか(>_<)』
桜井『ざんねーん!六角からは今の所無し〜。でも、それ以外だったら満天学園、紫苑高校、伊美気工業、他にも何校からもあったけど強くオファーが来たのはこの三校かな^o^』
開いた口が閉じなかった坪谷だった。
坪谷『まじかよ…。確かに六角には劣るかもしれないけどその三校もめっちゃ強豪じゃん。そのうちの満天学園は静岡じゃ〜四天王じゃん(^_^;)なんで、そんな凄いとこからオファー来てるのになんで樫見なんだ?』
桜井は笑みをこぼしながら言った。
桜井『俺な確かに強い高校行って甲子園でてそして、いずれはプロ行けたらなって思ってた。でも、そんなのって結局引かれたレール走るみたいでつまんないしそれに1番はお前たちとまた野球やりたいからさ^o^
』桜井は真顔で照れることなく言い切った。
坪谷『え〜まじかよ^ - ^
ほんとに〜いいの〜え〜まじ嬉しい(>人<;)』
坪谷はもうその喜びようは隠しきれないほど嬉しそうだった。
キーコーンカーコーン
そう話しているうちに休み時間はすぎ授業が始まろうとしてた。
坪谷も慌てて教室に戻って行った。
『はーい。今日は教科書23ページ開いて前の続きから始めるぞ!』
桜井の席は後ろの窓側。
改めて自分の思いを伝えられてすっきりしたような顔をして授業は聞き流す程度でぼーっと外を眺めていた。
ピンポンパンポーン!
『3年2組桜井君桜井君至急校長室に来てください。』
突然の呼び出し。桜井は全く見覚えがない。それに授業中にしかも校長室…。
どんな緊急だよー(^_^;)
って思いながらゆっくりと腰を上げ教室を後にした。
桜井『たくー(^_^;)なんだよ校長室って…。俺に何の用だ?はぁ〜まじだる…。』
そんなことをつぶやいて
校長室に来た。
コンコン。
桜井『失礼します!桜井です。』
校長『お〜桜井君か。入ってくれ。』
ガチャ。
桜井『失礼します。』
桜井はゆっくりドアを開け中に入ると校長以外にスーツのミニスカを履いて髪をまとめ上はワイシャツいかにもセールスウォーマンって感じでした。
桜井『あのー僕に何の用ですか?』
校長『うん。まぁ〜そこに座ってくれ。』
そういえわれふかふかのソファーに腰掛けた。
すると、女性が急に話し始めた。
女性『はじめまして。私は青木と言います。六角高校のスカウトをやっています。』
桜井『六角…。』
桜井についに静岡一の強豪からオファーが来たのであった…。 続く。
 
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