サクラ大戦7人目の隊員
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新たな戦いに向けて
太正14年2月・・・
その日直哉とさくらは、米田司令に呼ばれ地下司令室に来た。
「おうよく来たな、二人共、まあ座れや
「「はい」」
二人はそれぞれの席に座った。
「さくら、直哉お前たちは、護法リングの力で、ある程度見えるんだったよな?今はどこまで見えるんだ」
「「長官が狙撃されるまでです」」
さくらと直哉は、はっきり言った。
「そうか、やはりな、そこで直哉よ頼みがある」
「はい、何でしょう長官?」
「直哉俺が狙撃されたら、俺が復帰するまで、帝国華撃団総司令をやって欲しい」
「「・・・えーーーー」」
さくらと、直哉は米田の言葉を聞いて、驚いた。
「何で僕が、総司令代行なんですか?司令」
「いや違うな、司令代行ではない、総司令官だ、直哉」
「俺はな、俺の後継者に直哉になってもらいたいと思ってる」
「ええーー」
「でも、後継者は大神さんのはずでしょ」
「ああ、当初はな、だが今は違う、確かに、触媒としてなら、直哉も、大神も大差は無いのは、事実だが、大神に無い物を、直哉は持ってるんだ大神より若いお前がな」
「それは、お前の存在が、帝劇の皆に、幸せな気分と言うか、ネガティブにものを考える事が少なくなった」
「それは皆が、悩まなくなった証拠だ、総司令はここでは父親みたいな感じだしな」
「あ、何となく、その言葉の意味合いわかる気がします」
「父親はいざと言う時は、たくましくて、優しい存在でしたし」
「わかりましたよ二人共米田さんが不在の時のみ司令官やらさせていただきますが、大神さんが反発しても、責任取れませんよ」
「ああ、その時は直哉お前の判断に任せる」
「わかりました」
「さくらもこの事は、その時が来るまで、秘密だぞ」
「わかりました司令」
そしてさくらと直哉は、話し合いが終わり地価司令室から出て1階の食堂で夕食を取って、食べていると、直哉とさくらの元に、紅蘭、マリア、すみれカンナがやってきて、4人とも暫く帝劇を離れる事を、直哉とさくらに伝えた。
そして時が過ぎ・・・太正14年3月31日
「よう、大神久しぶりだな」
「ええ、支配人も元気そうで、安心しました」
「おう俺は、元気だぞ、しかし大神よ、南米での演習はどうだった?」
「ええ、自分が教官でどこまでやれるか、不安でしたが、何とか無事に終えることができ、ほっとしてます」
「結構、治にいて乱を忘れず花組の隊長はそれぐらいじゃなきゃ勤まらねえからな」
「海軍少尉大神一郎貴殿に、帝国華撃団花組への転属を伝える」
「は、粉骨砕身で頑張ります」
「して、大神よ花組隊員の中で、心に残る隊員は、いるか?」
「・・・はいいます」
「ほうそいつは・・・誰だ?」
「はい、アイリスと、直哉君です」
そして米田と大神を乗せた、屋形船は、終点に着いた。
そこで大神がであったのは、アイリスとさくらに抱っこされた直哉だった。
こうして帝国華撃団に戻って来た、大神の新たな物語が、開演したのだった。
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