いろいろおかしい第四次聖杯戦争
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本編
6話~この世の理は即ち速さ~ライダー陣営
前書き
ついに来た………
あの男が!
―――― ケイネス ――――
どうも。ケイネス・エルメロイ・アーチボルトです。何?しゃべり方がおかしい?それはですね……
2時間前~
「あのキャスター。奴を倒すには変身される前にやるしかない。」
「そうでしょうマスター!!やはりこの世の理は速さだと思いませんか?物事を早く成し遂げればその分時間が有効に使えます。遅いことならだれでもできる!20年かければ馬鹿でも傑作小説が書ける。砲撃だって撃たせる前に止められる。相手が防御を展開する前に攻撃が入る。それに加え…………」
回想終了~
2時間これに付き合わされてグロッキーなんです。しかもまだ続いてるし。
「そうです!やはり情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さ!そしてなによりもおおおおお!!速さが必要なんです!聞いてますかマスター?マスタァ~?」
買い物に行っていたソラウが帰ってくる。助かった……
「ただいま~………ってまた!?ライダー!あなたの高速持論展開はやめなさいって言ってるでしょう!」
「ソラワさん、高が違います。光です!」
「やかましいわ!あとソラワじゃねえし!ソラウだし!」
ああ、ソラウまでもが漫才師みたいに………
『敵は懐にあり』という言葉の体現みたいなサーヴァントだな……
いや?スペックは満足してますよ?でも頭が、ねえ?
―――― 切嗣 ――――
僕は今、アインツベルン城にて会議を行っている。
「僕は、まずキャスター陣営を叩こうと思う。キャスターの力は強大だ。だからこそマスターを狙う。」
「その間キャスターはどうするの?」
「奴はバーサーカーに関心がある。バーサーカーを引きずり出せばおのずと現れるさ。その間に遠坂邸に侵入して叩く。」
「マスター、僕からも一つ。」
「なんだ?セイバー。」
「ランサーに目をつけられたみたいです……」
未だ所在のつかめないランサー陣営。そんなところに目をつけられるとは………
「あの女の子?」
「ええ。『お前と戦いてぇ』とかなんとか言ってました。」
「バトルジャンキー……だな。」
そして決めた今後の方針だが、バーサーカーとライダーの関係からライダーに狙いをつけた。
「問題はあのスピードだ。僕がマスターを始末するまで耐えられるか?」
「不可能ではないですが、こちらも全力でいく必要があります。」
「手札をさらすことにはなるが、仕方がない。これでいこう。」
――― ケイネス ―――
現在、アインツベルンの城の前にいる。
「アーチボルト家9代目、ケイネス・エルメロイだ。」
「なかなかいい感じの城ですなぁ。」
城の中に入ると、いきなり銃撃の音が部屋中から聞こえた。
月霊髄液の自動防御で防ぐ。
「からくり仕掛けとは、堕ちたなアインツベルン!」
「魔術に技術も取り入れる……う~ん、文化的だ。」
もうやだこいつ。
「いくぞライダー!!」
「ヘイヘ~イ」
―――― 切嗣 ――――
「防がれたか、セイバー!」
「はい!」
「ライダーの迎撃に出るんだ。マスターとは僕がやる。」
「わかりました。」
さて、どう来る、ケイネス?
セイバーが出ていき、監視用のPCを閉じた時だった。
「見つけたぞ!ドブネズミめ。」
「…………」
予想外の事態が起きた。ケイネスが………
ライダーに乗って現れたのだ。
「………なんでやねん。」
思わず突っ込んでしまった僕は悪くないと思う。
「こ、これは別に……「ここからは私が説明しましょう!この世の理は即ち速さ!物事を素早く成し遂げればその分時間が有効に使える!余った時間は趣味に使うもよし!遊びに使うもよし!時間は有限ですその時間を無駄にしないためにも一つ一つに時間をかけていていいわけがない!だから!俺は速さを追い求めるんです!」……ライダー!逃げられてるぞ!」
「あら?あららー!?」
「何をしているんだ!」
「……敵に塩を送るとは…俺は馬鹿だ。」
「知ってるわ!」
さあ、聖杯戦争(笑)がようやくマスター戦を迎えようとしているぞ!
一体どうなるのか?次回!ダオスをだおす!……ではなくて、ケイネスを倒す!
後書き
久しぶりの更新になります。
構想が全然浮かびませんので月に一回更新あるかないかくらいになると思います。
それでは~
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