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SAO~脇役(?)の異世界日誌~

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第六話 マグマの真っ只中で

 
前書き
どうも、ゆっくり雪です。実は前回大ポカをやらかしてました。
第五話が第七話になってました。何で間違えたんでしょうね。

さて今回は予告通り(当たり前)にフレイムスネーク(笑)さんと戦います。
原作様に描かれていないとこはできる範囲でオリジナルにしていくつもりです。アインクラッド
編はシリカ編とサチ編、ユイ編を描こうと思います。まぁ大まかにあと二十話くらいですかね。
まだまだ先は長い··· 

 

 ~アインクラッド第二十五層迷宮区~

 「あっはは!のろいのろい!」

 「はああああ!」

 「メリーお前恐いぞ!」

 どうも、フレイムスネーク(笑)と絶賛戦闘中のジョセフだ。戦い始めて早五分。メリーがバーサク化した。
 さっきから激しく動き回るフレイムスネークにめっちゃ密着して戦ってる。ヒット&アウェイとは
 何だったんだ····。メリーの場合ヒット&ヒットだな。それにメイもメイで特に気にする様子もなくいつも
 の様に"アバランシュ"を正確に食らわせている。あ、俺もしっかり戦ってるからね?サボりじゃないよ?

 「とりゃっ!」

 メリーとメイから逃げる様に俺に噛み付きを攻撃してきたフレイムスネーク。だが割りと簡単にかわし、
 反撃の裏拳、"抗"を腹に叩き込む。···前から思ってたがこれ結構痛そうだよな···。

 「ナイスです!」

 「あんたにしてはやるわね。」

 「誉めてんのか貶してんのか分からんな···。」

 「貶してるに決まってんじゃない!」

 「やっぱりな!」

 「っ!来ますよ!」

 「了解!」

 裏拳のダメージから復帰したフレイムスネーク、略してFSは話してる俺達に向かって炎ブレスを
 発射した。

 「甘いのよっ!」

 「熱いから二度目は勘弁···」

 だがそう易々と食らう俺達ではない。メリーも俺も余裕を持って回避した。

 「ふっ!」
  ドシュッ!

 (ギャアアアアアアアア!)

 不意を衝いたメイの両手剣水平単発切りソードスキル"バーチカル·グラント"がクリティカルヒットし、
 FSが悲鳴?を上げる。

 「ナイス!」

 「やるじゃない!」

 「この態度の差···」

 俺の時は貶して来たのにメイの時は···。···もう考えるだけ無駄だな。うん、そうだこの苛立ちは
 フレイムスネーク(笑)にぶつけよう。

 「うおおおお!喰らいやがれえ!」

 俺の得意技、旋棍無限連撃"連"を発動、そしていつもの掛け声と共に---------

 「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!オラッ!!」
 ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!    ドガァン!

 俺の連撃数、実に三十七連。まぁ旋棍スキルの熟練度が350以上なら誰でも使えるんだけどね!
 旋棍自体使ってる人見たことないが俺の専売特許ではないことは確かだ。

 「···またですか····。」

 「あんたツメが甘いんじゃない?」

 後輩二人に言われて心が痛い···。まぁまた削り切れなかった俺が悪いんだが。
 でも相手のHPは最後の一本、それも四割ほど、あの二人なら余裕だろう。

 「俺はディレイで動けないから後は頼んだぞ!」

 「はぁ~。了解です。」

 「LA譲ってくれるなんて優しい先輩ねぇ。」

 「心にも無いことを···。」

 一人だけでHP一本削ったんだから少しくらい褒めて···。まぁあいつらはもっと削ってるけど。

 「はああああ!」

 「トドメッ!」

 メリーの刀居合ソードスキル"辻風"とメイの"アバランシュ"が同時に命中し、FSのHPを消し飛ばした。
 
 「いやオーバーキルにもほどがあるわ。」

 「確かに···」

 「いやメイ、お前も共犯だ。」

 「ふぅ。」

 「いや何お前は『殺りきった!』見たいな表情してんだ!」

 「だれが上手いこと言えと?」

 「ほっとけ!」

 まぁそんなことよりこのクソ熱い部屋から出ようか。

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 「そういえばあの蛇のLAボーナス何だったんだ?」

 「あたしの方じゃないわよ?」

 「意外にメイの方へ行ってたのか。」

 「意外って···。あ、LAボーナスはこのヘッドホンです。」

 「蛇からヘッドホン····?」

 「どういう理屈だよ···。」

 「ところで効果は?」

 「それが···。筋力値20%UPってかいてあるんですけど···。」

 「「はあああああ!?」」

 あの蛇からの戦利品はトンでもないレアアイテムだった。何だよ20%UPって····。軽くチートだぞ!
 それにしても何であんなあまり強くなさそうな蛇から?

 「もしかして俺達は避けまくってたから分からなかったけど実は攻撃力スゴいヤツだった···とか?」

 「本当にほとんど避けましたもんね···。特にメリーさんが。」

 「確かに。しかもあんな至近距離で」

 「ジョセフさんも大概ですけどね。」

 「確かにジョセフは速さ「は」スゴいもんね。」

 「速さ「は」ってなんだよ!ってか普通に着いてきたお前がいえたことか?」

 「あー。あれは近道を使ったのよ。」

 「近道なんて合ったのかよ····」

 「知らなかったんですか?」

 「あぁ。今度教えてくれ。」

 「スゴい暗黒街見たいなとこだけど?」

 「何それ恐い。」

 なーんて話をしながら迷宮区の入り口に引き返している俺達。早く帰ってメシだー!
 しかし···。  

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 「あっれぇ~?」

 「ジョセフ···。まさかあんた····。」

 「え?え?」

 最悪の事態だ···。

 「迷っちゃったzぐはっ!?」

 「何してんのよこのばか!」 ドスッドスッ

 厳しい後輩は許してくれないようです。ダメージが入らないギリギリの、尚且つスゴいいいコースで
 腹パンしてきた。

 「ちょっグハッ!助けてメイ···うげっ!」

 今度は地面に倒されて蹴られた。ちょっマジで助けて···。

 「おっ、落ち着いて下さいメリーさん!まだ転移結晶があるじゃないですか!」

 「あぁ~。」ポン

 メイの言葉を聞いて「その発想は無かった!」という顔をしたメリーが手を叩いた。
 あれ?コイツもしかして意外とバカ?

 「グハァッ!」

 とか考えてたらメリーに踏まれた。エスパー?

 「ま、まあ帰る方法もあることだし···」

 「そっそうですよ!早く帰りましょうよ!··ってどこみてるんです?メリーさん。」

 「····。」

 メリーは無言でその方向を指差した。

 「マジか····。」

 まさかこんなところに····。

 「ボス部屋よ·····。」

 まさか、血盟騎士団より、MTDより速く俺達が見つけることになるなんて······。

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後書き
はい!第六話をご覧頂きありがとうございました。
今回はフレイムスネーク(笑)との戦いとジョセフ達の会話がメインでした。
ここでキャラクター紹介のフラグを一部回収。よく読んだ人には分かると思います。
因みにキャラクター紹介は原作一巻の時点と今書いている二十層あたりのプロフィールが
一部混合しています。分かりにくかったら申し訳ありません。

今回で二十五層ボス部屋を発見させましたので次回は原作に描かれていないボスなので完全オリジナルで
ございます。当然、キリトやアスナ、その他原作キャラクターも出す予定でいるのでお楽しみに! 
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