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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第三十四話 秋山大尉!井伊直弼も陶芸をしていた!!その十六

「人間の屑の中の屑の中の屑だ」
「下の下の下以下ですね」
「この様な者が主役とは」
「嘆かわしいばかりです」
「好きなだけ言ってろ」
「何人たりとも俺達を止められねえからな」
 エフの某赤木軍馬さんみたいな台詞も出て来た。
「俺達の正義を止められるのは打ち切りだけだ」
「そのことは覚えておけよ」
「じゃあ俺達は帰るぜ」
「次回でまた会おうな」
「二度とここに来るな」
「今度来たら容赦はしない」
 藤原親子も二人に忌々しげに返す。
「この作品も打ち切りになってしまえ」
「御主達が主役でいるよりその方がずっといい」
「登場人物が打ち切り願うんじゃねえ!」
「それだけは言ったら駄目だろ!」
「何なんだよこの作品!」
「登場人物が打ち切り願うなんてよ!」 
 おそらく後にも先にも例がないことである。
「ったくよ、皆俺達の敵か」
「孤独にも程があるだろ」
「ヒーローは孤独でもな」
「それでもな」
「日頃の行いのせいだろ」
「明らかにな」
 これが世の人達の返答だった。
「さっさと行いあらためろ」
「それが出来ないと地獄に落ちろ」
「さっさとな」
「無間地獄に落ちろ」
 こうしたことを二人に言う、しかし。
 二人は彼等に中指を立てつつ姿を消した、浮遊要塞に乗ってだった。鳳凰堂上空を後にしたのである。今回の戦いはこれで終わった。
 しかし日帝衆との戦いはまだ続く、打ち切りになるまで。だから戦えジャスティスカイザー、負けるなジャスティスカイザー!


第三十四話   完


                          2015・6・24 
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