リリカルアドベンチャーGT~奇跡と優しさの軌跡~
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Another104 親BA☆KA
前書き
賢の親馬鹿炸裂。
チャラチャッチャッチャッチャ
チャラチャッチャッチャッチャ
チャラッチャッチャッチャッチャッチャッチャ チャッチャッチャーチャ…以下省略。
BGM:キュー○ー3分クッキング
ヴィータ「何で初っ端からBGMがキュー○ー3分クッキングなんだよ!!それから読者のみんな久しぶり!!」
シグナム「知らん!!主が身近にありそうなBGMで行くとしか言っていなかったからな」
ヴィータ「身近なBGMってはやて……もっとマシなBGMは思いつかなかったのかよおおおおおお!!!?」
シグナム「だから知らん!!」
はやて「はいはーい!!テレビの前のみんな~!!毎日恒例の聖竜学園のお悩み相談会を始めるで~、今回は天才少年として全世界に名を轟かせている一乗寺賢さんも参加してまーす!!さて、賢兄。何か一言」
賢「そうだね。まさか僕のような子供がこの番組に出れるとは思わなかったよ。」
はやて「うんうん。えっと、今日の(前世の)お便りは、ハンドルネーム、“悩める剣道少年”君からのお便りやああああ!!えっと、“知り合いの娘さんのことを好きになってしまいました。しかし知り合いの人に申し訳なくて想いを伝えることが出来ません”やて」
賢「…………」
ビリビリビリ…。
ポイッ☆
はやて「ああ!!?“悩める剣道少年”君からのお便りを情け容赦なく破り捨ておったわーーーーっ!!!!」
賢「軟弱者め!!娘さんのご両親に対して、“娘さんは僕が絶対に幸せにします!!”と言い切れるくらいの気概を持ちなさい!!!!」
“悩める剣道少年”からのお便りを破り捨てた後、怒鳴りつける賢。
因みにこの番組は全国放送であり、世界中のお父さんとお母さん、お祖父さんとお祖母さんがうんうんとしきりに頷いていたのであった。
はやて「まあまあ、待つんや賢兄。このお便りにはまだまだ続きがあるんやでえ?」
賢「ふむ、“その娘さんは僕の知り合いの赤い髪の息子さんが好きなようで、僕にはチャンスは無いのでしょうか?”……こ、これは…」
はやて「(答えづらいやろうなあ…前世の伊織君ェ…)」
この前世のお便りは間違いなく前世の伊織の物だ。
賢「えっと…取り敢えず頑張って下さい」
はやて「逃げよったああ!!」
今となってはどうしようもないので逃げることにした賢であった。
一方その頃、大輔、空、タケル、ヤマト達はタンクモンやらメガドラモンやらギガドラモンやらに追われていた。
大輔「いやあ、前回もこうだったな、規模は前回とは桁外れだけども」
タケル「笑ってる場合じゃないでしょ大輔君!!?前回って何さ!?」
空「タケル君、落ち着いて!!」
ヤマト「いや、無理だろ」
マシーン系のデジモンが暮らす街で激闘を繰り広げる。
ダークタワーは既に破壊しているが、このとんでもない規模の敵の前ではかなり苦労するのは確実だ。
大輔「街ぶっ壊しても恨まないでくれよ。セトモンに進化だ!!」
ブイモン[ブイモンアーマー進化!セトモン!!ヒートストーム!!!!]
咆哮と共に繰り出された超高熱竜巻が街を破壊しながら、敵を巻き込んでいく。
超高熱竜巻に巻き込まれた街が壊れていく様を複雑そうに見つめる大輔達。
空「…ごめんなさい」
罪悪感を感じながらイービルリングを破壊しようとした時。
街中に警報が鳴る。
パタモン[何?]
エイミィ『イィヤッホーッ!!久しぶりの登場!!じゃなくて、大変だよみんな!!この街には時限爆弾が仕掛けられているようなの!!早くマッハで逃げてーーーっ!!!!』
ブイモン[な、何だってー!!!!?]
ピヨモン[時限爆弾ですって!!!!?随分と悪趣味ねデジモンカイザー!!!!]
パタモン[早く早く早く早く早く早く早く逃げないとーっ!!!!]
アルマジモン[俺はまだ美味いもん食い足りないがや!!!!死にたくないがやーっ!!!!]
ホークモン[私もまだ和食を知り尽くしてません!!!!]
タケル「静かにしてよ!!ていうか今回どういうわけか全員テンションがナチュラルハイだね!!?」
空「大輔君!!この時限爆弾を破壊しないと」
大輔「ああ、確実に脱出出来るわけでもないし、時限爆弾を解除しよう。というわけでエイミィ。サポート頼むぜ」
エイミィ『ええ?分かったよ。じゃあ私の指示通りに進んでねええええ!!!!』
ガブモン[何だか知らないけどテンション高すぎだよ!!!!]
ヤマト「ガブモン、お前もな」
時限爆弾解除に向かう大輔達。
このまま時限爆弾解除作業というのもつまらないので、現実世界の方を書きまーーーーす。
賢「(このエリアでは全ての爆弾を制限時間内に解除しなければならないんだ)」
はやて「(止められへんかったら?)」
念話で会話しながら、テレビに出ている賢とはやて。
賢「(ドッカーン☆となって、ゲームオーバー♪)」
はやて「(おおー、怖い怖い)」
賢「(というわけで、黙々と時限爆弾解除作業というのもつまらないので、ページ数を稼ぐために、02原作の高石タケル君の珍台詞集のタケル語録(笑)…“命にはね、いいも悪いもないんだ。命はただそこにいるだけで素晴らしい物なんだ”…)」
はやて「(賢兄、止めて。どこぞの道徳の教科書にも載ってそうな原作タケル君の聞いても有り難みも何もない薄っぺらな台詞聞いて誰が得するんや?)」
賢「(駄目かい?)」
はやて「(忘れたんか賢兄?前世の恋に悩める“悩める剣道少年”君の質問にまだ答えてへんやろ)」
賢「(ああ、“悩める剣道少年”君の恋愛相談だったね。では僕がきっぱりすっぱり捌いてやろう。)」
はやて「(頼むで、賢兄~)」
賢「では“悩める剣道少年”君の質問に答えるとしましょう。男なら、玉砕覚悟でご両親に挑め」
はやて「どういう意味なんや?」
賢「恋愛は当たって砕けろ、ご両親の方とU☆CHI☆JI☆NI(討ち死に)する覚悟で挑め!!」
はやて「賢兄、格好いい」
賢「そして、ご両親は娘の男と刺し違える覚悟で挑め…というか、刺し違えてでも止めたりしなさい。僕は恐らく世界中の偉大な父親達が言ってきたであろう、台詞を代わりに(というかリインの父親だけど)言おう、“悩める剣道少年”君。軟弱者の君に娘はやらん!!」
はやて「賢兄止めて…」
賢「娘に近寄る害虫は、インペリアルドラモン・パラディンモードのオメガブレードで塵にしてあげよう」
はやて「おおー、怖い怖い」
賢「仕方がないだろう。父親とはどこまでも身勝手な生き物なんだ。妻の面影を残した娘を手放したくないんだ。父親にとっては出来るだけ長く娘には傍にいて欲しいもんなんだよ」
はやて「そういうもんなんか~」
賢「はやて」
はやて「ん?」
賢「…結婚するかい?」
はやて「…うん」
視聴者【同意したあああああ!!!!?】
パパパパーン、パパパパーン、I love you forever以下略
BGM;I Love You Forever あなた~だけ~のこと
ヴィータ「おいいいい!!お前ら何してんのおおおお!!!!?」
すずか「賢さーん!!私という存在がありながらー!!」
シャマル「ちょ、待って!!ストップ!!CMCM!!」
しばらくお待ち下さい。
賢達が必死にページ数を稼いでいた時、遂に時限爆弾が最後の1つになる。
空「駄目だわ!!間に合わない!!」
大輔「いいえ、俺達に不可能はない!!ヤマトさん頼みます!!元野球部のエースの実力を見せて下さい!!!!」
ヤマト「任せろ!!」
ホークモン[へ?グエッ!!?]
ヤマト「これが…元野球部エースの全力全開ストレートだああああ!!!!」
ホークモン[ぎゃああああああ!!!!?]
ゴオオオオッ!!!!
いきなりホークモンはヤマトに胸倉を掴まれ、時限爆弾目掛けて投げ飛ばされた。
ガブモン[え?え?えええええ!!!!?]
勢いよくぶっ飛んでいくホークモン。
因みにこの時のホークモンの速度は160キロまで行っていたのではないかとブイモンは思ったとか思わないとか。
ホークモンの嘴は正確に時限爆弾のコードを切断し、ホークモンは地面に突っ伏した。
ホークモン[ひ、酷い…ガクッ]
エイミィ『爆弾解除完了!!究極体デジモンの反応はないから、デジモンカイザーはここを捨て石にするつもりだったんだね。とにかくお疲れ様。早くイービルリング破壊して帰ってきてね』
全員【了解!!】
こうして何故か異様にハイテンションな1日は終わった。
今日思ったこと、ヤマトは野球部続けてれば良かったことくらいである。
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