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詩集「棘」

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そっと囁くよ…



きっと笑かけてくれると信じたい…
そんな気持ち…分かるかな…?

我が儘な心は泣いてばかりで
いつかは…なんて思っていても
ホントは叶わないって…知ってるよね?

見上げた星影に そっと囁くよ…
どうして大好きな人と
僕は一緒にいられないの…?
静かに遠く吹き抜ける風に
少しだけ嫉妬した
黄昏れる秋の空…


ずっと想い褪めることなく今も尚…
いつも独り…君はどこ?

ふとした瞬間に君を感じる
確かに…君はここにいたんだ
何で行ってしまったの…淋しいんだ…

注いだ陽だまりに そっと囁くよ…
いつまでも僕は孤独と
こんな暗い路を歩むの?
清かな空には何の迷いもなく
少しだけ羨ましい
心も包んでよ…

追いかけて行きたいよ…
君が恋しくて…
でも…それは君を傷つける
僕が消えればいいだけなんだ…

感じた面影に そっと囁くよ…
好きな気持ち溢れてゆく
ずっと名前を呼んでいるよ…
どこかへ過ぎてゆく車の音に
少しだけ胸痛め
今も君だけを愛して…

見上げた星影に そっと囁くよ…
どうして大好きな人と
僕は一緒にいられないの…?
静かに遠く吹き抜ける風に
少しだけ嫉妬した
黄昏れる秋の空…



 
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