レインボークラウン
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第二百七十話
第二百七十話 予習もしてから
勉強についてだ、葵は妹の赤音にこんなことを言った。
「今は復習ばかりでしょ」
「一度授業で受けたところをね」
「簡単でいいから」
こう妹に言うのだった。
「予習もしておくともっといいわよ」
「授業を受ける前にあらかじめ教科書を読んでおくのね」
「問題を解いたりね」
「そうしたら余計になの」
「頭に入るから」
「そういえばお姉ちゃん最近凄く成績あがったわね」
「復習だけじゃなくてね」
それに加えてというのだ。
「予習もはじめたのよ」
「それをなのね」
「そうしたらね」
「成績が上がったのね」
「復習も結構じっくりしてるし」
以前と比べてというのだ、つまり予習をはじめてそのうえ復習をこれまで以上にする様にしてみたというのだ。
「そうしたらなのよ」
「成績よくなったのね」
「だから赤音ちゃんもね」
「予習もはじめたらいいのね」
「そうしてみたら?」
「そうね、そういえば春奈ちゃんも」
七人で一番成績のいい彼女のことをここで思い出した赤音だった。
「予習いつもしてるっていうし」
「それでかなり違うのよ」
「そうなのね、じゃあね」
「やってみる?」
「ええ」
姉にこう答えた妹だった。
「それじゃあね」
「やっぱり成績はいい方がいいわよね」
「小学生だしね」
「学生だと誰でもよ」
成績のいい方がいいとだ、葵は妹に微笑んで話した。
「いいに越したことはないから」
「そうね、じゃあ予習もしてね」
「成績よくするのね」
「そうしていくわ」
「そういうことでね」
こうした話をしてだった、赤音は予習を本格的にはじめた、すると授業を受けてもだった。学校を帰って姉に笑って言った。
「今までよりもずっとわかるわ」
「そうでしょ」
「じゃあこのまま予習もするわね」
「頑張るのよ」
「そうするわ」
こう答えてだ、実際に予習を定着させるのだった。赤音は魔法から学校の勉強についても学んで成長した。
第二百七十話 完
2015・9・7
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