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ドリトル先生の水族館

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第五幕その九

「鰐がいたりするけれど」
「ナイル川とかミシシッピー川とかね」
「長江も大きいよね」
「あとガンジス川」
「そうした川もあるけれどね」
「アマゾン川は熱帯にあってね」 
 ブラジルのジャングル、アマゾンを作っている川でもあります。とても雨が多くて深い木々が生い茂っている場所です。
「独特の生態系なんだよ」
「それでその生態系の中でだね」
「こうしたお魚さん達もいるんだね」
「食べるものもあるんだ」
 川の中に、です。
「それで様々な生きものがいてね」
「こうしたお魚もいるんだね」
「ピラニアとかもいて」
「陸地にも色々なお魚が一杯いるし」
「そうした場所なんだね」
「僕達も何度か行ったね」
 ここで、です。先生は皆にこのこともお話しました。
「アマゾンに」
「うん、凄かったね」
「何度行っても凄い場所だよね」
「川の岸辺が見えなかったりするし」
「周りはジャングルばかりでね」
「あんな場所他にないね」
「そうだよね」
 皆もあらためてお話します。
「あそこに行くとね」
「驚くことばかりだよ」
「また行きたいよね」
「機会があれば」
「僕もそう思うよ、それでだけれど」
 先生はあらためて皆にお話しました。
「今回は彼等を見ないんだ」
「ピラルクさん達はなんだね」
「頼まれていないんだね」
「そうなんだ、だからね 
 それで、というのです。
「そちらに行くよ」
「それで何処に行くの?」
「アマゾンのコーナーだよね」
「そこに行くんだよね」
「そうだよ、ただそこにいるのはね」
 これから行くコーナーには、というのです。
「アマゾンの生きもの達だけじゃないんだ」
「あれっ、じゃあどうした場所かな」
「この水族館色々な場所があるけれどね」
「アマゾンの生きもの達だけじゃないって」
「どうした場所なのかな」
「亀のコーナーだよ」
 そこに行くというのです。
「これから僕達が行く場所はね」
「ああ、そうなんだ」
「そうした場所に行ってなんだ」
「そのうえでだね」
「亀さん達を診るんだね」
「そうだよ、行こうね」
 こう皆に言ってでした、そのうえで。
 皆はアマゾンのコーナーと爬虫類の端っこ、もっと言えばそこだけで一つのコーナーになっている場所に向かいました。そこはといいますと。
 亀さん達のコーナーでした、そこには世界中の様々な種類の亀さん達が一杯いました。底の浅い大きなお池がガラスで区切られた中にあってです。そこに亀さん達が一杯います。
 そこの亀さん達を見てです、ホワイティが言いました。
「一杯いるね」
「そうだね」
「亀さんっていっても多いんだね」
「そうだよ、沢山の種類がいるんだ」
「ウミガメさん達は」
「あっちだよ」
 また別の大きなコーナー、ジュゴンやマナティーのそれの様な水槽の中で沢山のウミガメさん達が泳いでいます。 
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