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リリカルアドベンチャーGT~奇跡と優しさの軌跡~

作者:setuna
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Another90 日常

 
前書き
デジタルワールドの冒険を終えた子供達。 

 
デジタルワールドの冒険を終えて、ゲンナイをぶっ飛ばしてデジモン達と共に現実世界に帰ってきた子供達。
デジモン達まで一緒にいることには流石に驚いたが、今まで子供達を守ってくれた存在を親達は快く受け入れてくれた。
そしてデジタルワールドでの冒険から数週間後。

太一「アグモン、そろそろ行くぞ。」

アグモン[待ってよ太一]

太一「何だよ、早くしろよ。ヤマト達からまたどやされちまう」

アグモン[だってまだ朝ご飯がああ…]

テイルモン[あんなに食べてる癖に呆れたわ…。これじゃあD-コネクションの食料データをまた補充しなきゃいけないんじゃない太一?]

太一「だよなあ…光子郎に頼んで食料データを増やしてもらうか」

ヒカリ「ミーコの餌とか…」

ミーコ「フーッ!!」

アグモン[に、睨まないでよお…]

ヒカリがミーコの餌を見遣ると、かつての記憶が蘇ったミーコは鋭い眼光を浴びせる。
鋭い眼光に射抜かれたアグモンはタジタジだ。

太一「とにかく行くぞ~」








































最初の冒険を共にした、大輔、アインス、ヤマト、空、丈、タケルは信じられない物を見るような目で太一を見つめていた。
因みに集まるメンバーはデジタルワールドを冒険した初期メンバーだったりする。

太一「おはよう諸君」

ヤマト「だ、大輔…これは夢か!!?」

信じられない物を見たとばかりに目を見開くヤマト。

大輔「アインス、俺まだ寝てるようだから起こしてくれ」

現実逃避を始める大輔。

アインス「大輔、信じられないかもしれないが、これは夢ではないぞ」

空「そんな…太一が待ち合わせ5分前に来た…!!?」

タケル「な…何かあったの?太一さん…。」

太一「お前ら酷くね?僕は、人間として当たり前のことをしただけだよ。」

ヒカリ「お兄ちゃん、そのキャラ気持ち悪いからもうやめて。さっきから鳥肌が…」

太一「ヒカリ、お前はいつからお兄ちゃんにそんなキツいこと言うようになったんだ?」

丈「太一が待ち合わせ5分前に来るなんて…誰か異常気象のニュースを見てないかい!!?もしかしたらデジタルワールドに何かが…いや、地球滅亡の前触れかもしれない!!」

太一「おいおい、丈までそんな失礼なこと言うなよ。俺目覚ましセットして頑張って起きたんだぜ!?」

ヤマト「異常気象のニュース。少なくても日本では無かったな」

空「きっと太一が早起きして光子郎君とミミちゃんが寝坊したのはきっと世界に災いが起きることの前触れなのよ。」

太一「酷すぎだぜ空…」

丈「みんな、これからは直ぐに世界の危機に対応出来るようにニュースはよく見ておくんだよ?」

全員【はい!!】

この時の太一を除いた全員の返事は軍隊並に気合いが入っていた。

太一「誰も…俺の話を聞いてくれない…みんなおれを苛めるし、サッカー以外で時間通り来たの初めてなのに…昨日早く寝たのに…!!!!」

ヒカリ「はいはい。お兄ちゃん頑張ったね。偉い偉い」

太一「ヒカリ~!!やっぱり俺の味方はお前だけ…」

アインス「あ、おはよう八神妹」

ヒカリ「あ、おはようございますアインスさん」

スカッ

抱き締めようとした太一の腕は空振りし、ヒカリはアインスの元に向かっていく。

ヤマト「………………」

ヤマトは同じ兄の立場として太一を本気で哀れんだと言う。

光子郎「すみません遅れました」

ミミ「ごめんなさい、目覚まし壊れてて……どうしたの太一さん?」

空「それがねえ」

空が光子郎とミミに事情を説明すると当然の如く驚愕して絶叫したという。








































そしてしばらくして光子郎は子供達を呼んだ理由を話す。

光子郎「今日皆さんを呼んだのは他でもありません。」

パソコンを見せると、画面に不思議な空間が広がっている。

光子郎「流石にデジタルワールドへのゲートを開くことは出来ませんでしたが、その代わり、現実世界とデジタルワールドの中間辺りの世界とも言える電脳世界に行けるようになりました」

太一「電脳世界?」

ヤマト「…ようするにデジタルワールドとは違って完全にパソコンの中の空間ってことだろ?」

光子郎「はい、ブイモンから話を聞いて、デジモンは慣れない世界での暮らしは負担が大きいらしいんです。体調不良の場合はD-コネクションで何とかなりますけど、運動不足はいけません。ですからこの電脳世界の入り口を開いたんです。この空間ならデジタルワールドと同じ感覚で動けるはずです。」

ヤマト「でかしたぞ光子郎!!」

丈「これで退屈退屈と文句言われないで済むよ」

ゴマモン『う、うるさいな……』

D-コネクション内部でむっつりになるゴマモン。

ブイモン『これだけ広ければお前達をビシバシ鍛えられるな』

パタモン『ええ!!?』

パルモン『私、特訓は嫌…』

ブイモン『却下、行くぞーーーっ!!』

電脳世界に飛び込むデジモン達。
特訓中、ゴマモン、パルモン、パタモンがダウンするというトラブルはあったが、全員が快適に過ごしたのであった。 
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