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『闇、時々、光』

作者:零那
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『事実』



生きてることに意味なんてない。

生まれたことに意味なんてない。

理由も意味も存在しない。

産まれたくて産まれたワケじゃない。

生きたくて生きてきたワケじゃない。

勝手に産まれてきただけ。
其処に自分の意志など無い。

勝手に産まれるのに死は必ず与えられる。
自分の意志など在ろうと無かろうと無駄だと言うかのように。

産まれてきたことや生きることに意味を求めてしまうのは、人間だから。

意味や意義や義務など在ってこそ価値が在ると...?

そうじゃない。
人は人として意味はない。
だって人が死に逝く日でも日々は変わらず必ず廻ってく。

歴史が刻まれようと其れ等は真実では無い。
歪んだ事実が多いもの。

そんな歪んだ世界で生きてくにも理由が欲しいなんて、弱い生物故なのか。
それとも賢い生物故なのか。
あるいは...


 
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