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ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
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停止教室のヴァンパイア
  プール開き×再び白龍皇現る

サーゼクスが俺の家に来てから数日が経った。何やら駒王町の下見をしたい、と言ったきたので俺は車を出して観光をした。駅近くにある駐車場に停めてから観光=駒王町下見を開始。先頭で案内していたが、俺の目から見てもただの観光だとしか思えないけどサーゼクスには違う目で見ているのであろう。

近くにゲーセンがあるので、俺とレースゲームで競い合ったり格ゲーで盛り上がったり、と色んなゲームを楽しんだ。冥界にもゲーセンを設立する考えがあるらしいから、それは俺もいい考えだと進言しといた。レーティングゲーム以外で、楽しめる娯楽が必要なのかもしれない。

途中で腹が減ったので、近くにハンバーガーショップを発見。そこに寄るとおススメのハンバーガーを食べたりしていたし、サーゼクスもグレイフィアも美味であると言っていた。冥界にもこういうショップがあるといいなとも言っていた。近くに神社があったので、悪魔であるサーゼクスは魔力で神社の神聖な力を払い除けながら、お参りをしたが魔王なら何でもアリかよ!

今日は休日通学、昨日部室で言われた事だが何でもプール開きだそうだ。生徒会から言われて掃除をするようにと言われた後、自由にプールで遊んでいいとの事だから引き受けたそうだ。次元の狭間・人間界の本家にもプールはあるが、部員と遊ぶのも悪くないので今は送迎車で学校に向かっている。

本来土日は、次元の狭間本家で過ごす予定だったが部長命令だからいつも過ごしている恋姫メイドを次元の狭間本家に行かせた。今運転してるのは、BSメイドで本来なら基地にいるはずだが、俺の命により今日だけ運転手を頼んだ。

到着したら、運転手に電話で迎えが来るよう言っておいて送迎車は行ってしまった。正門にいたゼノヴィアとアーシアに声をかけた。アーシアは朱乃と一緒に来たはずだが、恐らく先に行って待っているのだろう。

「おはよう、アーシアにゼノヴィア」

「おはようございます一誠さん」

「おはよう一誠」

ゼノヴィアは破れ被れとなり、悪魔になったので二度とヴァチカンの土を踏めない。この町のマンションに住む事になったが、旧校舎に住むのは嫌だの事。気持ちは分からなくもないが、そのマンションも悪魔の息がかかった所らしくリアスが住んでる所付近に住んでいる。

いきなり文化と生活基準の違う場所で、住み出せば分からない事も多いようだ。確かに桃香達は、三国志世界から現代生活に合わすのにとても苦労した。あれこれ説明したり、電化製品の使い方も一から説明してたから大変だった。二人共雨の日に傘を差している事に驚愕していたが、あちらではビニール傘を見て酷く驚いていたのがとても印象に残っている。あちらでは雨の日でも使わない。

本来なら、気軽に訪ねて来れる距離となっているが残念ながら人間界本家は、宅急便や友人が来たとしても関所で荷物の受け渡しやらアポが無いと通過不可となっている。アーシアのホームステイ先は朱乃の家であるので、必然的に気軽に訪ねて来れる家は姫島家となる。

「アーシア、例の宿題は済ませたか?」

「はい。ゼノヴィアさんは?」

「私は日本語で分からない所があってね、教えてくれないかな?」

「はい!お任せ下さい!・・・・でも漢字はまだちょっと」

「私もだ。日本人というのは、こんなにも複雑な文字を覚えていくのだから末恐ろしい。経済大国の片鱗を垣間見るね」

雑談をしているアーシアとゼノヴィア。出会いは最悪だったが、何だかんだでこの二人はとても仲が良い。休み時間もクラスメイトの桐生と三人でいる事が多いが、同じキリスト教徒だったのも仲を深める要因かもしれんな。男子の間でも『静なアーシア』『動のゼノヴィア』と外国美少女二人組と称している。

「なるほど、これも主のお導きだね」

「はい、主のお導きです」

『アーメン・・・・うっ!』

こいつら、自分が悪魔だって事を忘れているんじゃねえのか?こうやってたまに、二人は祈りをして軽いダメージを受けている。三人共プールがある場所へ向かうと既に部長はいたが、手にはデッキブラシを持っていた。

「さて、あなた達。今日は私達限定のプール開きよ」

俺達オカルト研究部は、生徒会からの指令によりプール掃除を一任された。もう夏だし、そろそろ桃香達やルシファー達と一緒にデート行きたいな。

たまには下界に行く事もいいと思うし、夏といえば海だから眷属達と一緒にプライベート島で遊びたいぜ。本来ならプライベートビーチだが、俺達専用島を丸ごと買ったので夏になると行く事が多くなったな。

そう思いながらデッキブラシで苔を落としていく。鍛錬よりかは楽だが、腰に来る鍛錬だなと思いながら一生懸命洗浄後、オカ研だけのプール開きとなった。俺は既に水着を着ているが、トランクスタイプで上は半袖シャツ一枚でサングラスをかけている。

祐斗も準備は終わったようで座っている、あとは女子だけだ。そういえば部長と朱乃は、この前買い物で水着を買ったと言っていたがとても楽しみだ。夏休みと言えば、エロバカ二人組曰く童貞を卒業する男子が多くなる季節何だと言っていたな。

「一誠、どうこの水着は?」

「結構似合ってるじゃねえか、赤色か」

「一誠さん、私のはどうですか?」

「おっ、朱乃もいいじゃねえか。部長とは対照的に白のビキニか、いいねえ」

部長と朱乃は、ビキニタイプの水着でアーシアと小猫ちゃんはスク水だった。案外可愛いかもな。スク水より、ワンピースタイプの方が可愛かったりして。俺は泳ごうとシャツを脱いでから、椅子にかけてサングラスも外して置いといたら部長から注文(オーダー)が来た。

小猫ちゃんに泳ぎ方を教えてだそうで、小猫ちゃんとアーシアは泳げないらしく俺が手を引いてバタ足をしながら慣れていくという方法でやっている。一番端っこのコースで、往復しながらバタ足をやっていた小猫ちゃん。

たまに息継ぎしながら、顔を水につけながらだがなかなか慣れないらしい。まあ黒歌も白音も猫又だし、普通に考えると猫は水が苦手だもんな。だが黒歌が仲間になってから、泳ぎ方を教えてからは泳げるようになった。

「・・・・一誠先輩、すいません。わざわざ教えてくれて」

「いいって事さ。こういうのは、泳ぎが得意な奴に教えられると上達すると聞いた。それにこういう事もたまにはいい事だ」

「・・・・ありがとうございます」

「いえいえ、おっと端までついたな。少し休憩後にまたやろうな。次はアーシアの番だ」

「は、はい!」

今度はアーシアの番になったので、小猫ちゃんが出た後にこちらに来たアーシア。先程と同じようにバタ足で往復をしていた。アーシアは、一生懸命過ぎたのか途中でバテテいた。休憩を入れようとしたがもう一往復してから休憩となった。

アーシアと小猫ちゃんが休憩中、俺は泳いでいた。クロール・背泳ぎ・バタフライ等々、ゴーグルを着用して何往復もした。出た後タオルで拭いて休憩となったが、ここで部長が手招きしたので俺は半袖シャツを着てサングラスをしてから部長がいる所へ向かう。

「一誠、さっきの泳ぎっぷりは見事ね。あんなに泳いでるのは見た事ないわ」

「二つの本家には、ここのプールより大きいからな。何往復もしたが余り疲れてない。ところで何用だ?」

「このオイルを私の背中に塗ってほしいのよ」

「いいぜ。このオイルは美容用か?悪魔は光に弱いんだったな、塗ってやるから背中を向けろよ」

俺は、オイルを手に塗り込み手で温めてから塗り始めた。部長の肌はスベスベだが、塗り終わったら次は太ももを頼むと言われたがそこは自分でやってくれと断ったら背中に柔らかいものが当たっていた。これは朱乃の胸だがワザと当てているようだが、これを見たバラキエルはどう思うのだろうか?

「朱乃、一応聞くが何してるんだ?」

「当ててるのですわ。一誠さんは確か、経験済みと仰っていましたよね?私にも教えて欲しいですわ」

「ちょっと朱乃。私の一誠に何言ってるの?一誠は私の物よ」

「いいではありませんか部長。一誠さんは誰の物でもないのですから、私の処女をあげても文句はありませんわ」

何か喧嘩し出したな、それに俺は数十人は抱いてる。特に次元の狭間本家に戻ると絞られるんだよな、華佗特製精力剤を飲んでるから何発でもイケる。部長と朱乃は、魔力解放して口喧嘩を始めたが、ここは公共施設何だから処女処女って連呼するな。こっちが恥ずかしいわ。

『確かにそうだな。ここに他の人間がいたらマズイ状況だな』

『その通りだ、まあここはオカ研しかいないが一応警戒はしているけどな』

魔力の出し合いで、喧嘩はヒートアップしたから俺はとっとと用具室に入った。その方が安全だと思ったけど、用具室に行った俺はしばらく休憩をしていたが人の気配がしたので、振り向くとビキニタイプの水着を着たゼノヴィアがいた。

「おや一誠か。どうしたのかな?と、外が騒がしいようだが?」

「今は外に行かない方がいい。二大お姉様が只今喧嘩中なのさ、原因は俺らしいが。お前こそここで何している?」

「うん。初めての水着だから、着るのに時間がかかった。似合うかな?」

女子更衣室があるのに、何故ここで着替えるのか疑問に思った。部長や朱乃みたいに、布面積が少ないのじゃなくて体の凹凸を強調しやすいビキニタイプの水着。服で隠れていたが、なかなかいい体をしてる。筋肉が引き締まっているし、あれだけ破壊の聖剣を持っていたり振り回していたからな。

「よく似合ってるが、水着は初めてなのか?教会の規則が厳しかったとか」

「まあそうだね。と言うよりも、こういうものに私自身興味がなかったんだ。周囲の修道女達、女性戦士はその手のモノに触れられなくて不満を漏らしていた。私も身の上が変わった以上、多少なりとも女らしい娯楽を得たいと思うんだと最近思い始めていたりする」

今の状況だと、自由を手に入れたんだから気楽にやればいい。俺は人間であり赤龍帝兼創造神黒鐵でもあるが、最近だとエクスカリバー創造や新たな地球を誕生させたりとかだから、創造神黒鐵と言う設定となった。

創造させたり、無い設定を創ったりしていたからかもしれない。例えば俺のゾイドはライガーゼロファルコンだが、エヴォルトシステム搭載機だから、搭乗者のイメージによって武装が変わるようにした。

今はまだ秘密だけどいい感じにはある。地球を四つ創造したから、一つは旧魔王派による救済で創った地球や天使・悪魔・堕天使・その他種族・人間が共存世界とか、ポケモン世界とか創った。あと一つはまだ創造していないが、魔族と人間が住んでいる世界にしようと思っている。

「ところで、一誠頼みたい事があるんだが」

「ん?何だゼノヴィア」

「私と子供を作らないか?」

「はっ?お前は何を言っているんだ?」

「順を追って話そう」

ゼノヴィアは語る。ゼノヴィアはキリスト教会本部でもあるローマで生まれ育ち、聖剣が使える因子を生まれ持っていた為、幼少の頃から神や宗教の為、修行と勉学に励んできたと。

「子供の頃からこれと言って夢や目標というものが、全て神や信仰に絡んだものだったんだ。例えば悪魔を倒すのは主の為、布教させるのもヴァチカンの為だと信じて疑う所もなかった。だから悪魔となった今、私は目標と夢が無くなったと言えるんだ」

「それは理解したが、どうして子供と繋がるんだ?」

「うん、神に仕えていた時は女の喜びを捨てる事にしてた。我が身、我が心は全て信仰の為に封印したんだ。けれどこの通り現在悪魔だ。何をしていいか、最初は分からなかった。現主であるリアス部長にそれを訪ねたら・・・・」

『・・・・悪魔は欲を持ち、欲を叶え、欲を与え、欲を望む者。好きに生きてみなさい』

そう言う風に言われたらしい。確かに悪魔はそう生き方だけど、俺にどうしろと?結婚してるし息子もいる。

「だから私は封印していたものを解き放ち、それを堪能しようと思う」

女性の喜びなら他にあるのだと思うのだが、どう思ったらいいのか困る俺にまた語るゼノヴィア。

「そして私の新たな目標、夢は子供を産む事何だ」

「女性の出来る事をしたくなった、とそう解釈していいのか?」

「そう。子供を産んでみたいんだ。その為には男を知る必要もあるのだけど、丁度いいだろう?子作りと同時に知れる」

「話は分かったが何故俺何だ?」

「不服か?これでも女性としての身体は、そこそこ自信があるのだけどね。胸もリアス部長程ではないが、アーシアよりは大きいぞ?揉み応えがというのがあると思うが」

そう言ってきたゼノヴィアだったが、まあ確かにそうかもしれんが赤龍帝の力により集まってくる事ぐらいは知っていた。子供を作るとはいえ、俺は既に妻子持ちであり息子もいるが暴露した方がいいのだろうか?父親の遺伝子が、創造神という強力な神の力を宿した俺と聖剣使いの特性を持った悪魔であるゼノヴィアだったが、既に俺の口は開いていた事だった。

「不服だ!何故俺がやらないといけないのか意味が分からん。それに揉み応えだと?言っておくが、俺は妻子持ちだ。息子もいる俺が何故行為をしなければいけないんだ!?訳が分からん」

「な!一誠は結婚していたのか!?信じられんぞ、まして私と同じ歳のはずだ!肌だって若いじゃないか!?」

俺は素直に言ったのにな。妻子持ちなのは本当だが、どう説明しようかと思ったら後ろから気配があったので、後ろを向くと部長・朱乃・アーシア・小猫ちゃんがいた。しかも驚愕の顔をしながらというオマケ付きだったが、今のを聞いていた。女子代表として朱乃が聞いてきた。

「あの、えっと、一誠さんが妻子持ちと言うのは本当の事何ですか?」

「本当だし息子もいる。俺の年齢はこう見えて24歳だが、実年齢は数えた事ないけど『聖書に記されし神』がいた頃からな」

『えええええええええええええええええええええええええええっ!』

「やかましいわボケ!」

ハリセンで叩いたら、静かになったが納得してないのか今度は部長が聞いてきた。それに悪魔の出生も知っているが、子供が出来にくいそうだ。純血同士は難しいが、転生悪魔同士なら可能性はあるかもしれない。まあ俺には関係が無い情報だ。

「じゃあ、私のお兄様も知ってるの?」

「そりゃ知ってるだろうし、ケルディム夫婦や姫島家も知ってる。三大勢力トップも知っているぞ」

「それでは一誠さんのは、その・・・・」

「はぁ・・・・既に経験済みだと言ったろあの時に」

俺が経験済みだと言ったら、更に固まって動けなくなった。フリーズか?まあいいが、これぐらい言わないと納得しないだろうしな。

『あの時言ったはずなのに、リアス嬢は忘れていたのか?』

『多分そうじゃねえのドライグ。ドラゴンの力で集まるとは聞いていたが、次元の狭間本家にいる皆は俺に好意してるようだから・・・・正直女何ていいんだけどな』

『それはしょうがないだろう。ドラゴンの力は、自然と集まるが力とか女とかな。今の相棒なら、これ以上いらないだろう。次元の狭間本家では随分と楽しんでるようだが』

『やかましい!また神器の中へ潜って、鋼鉄製のハリセンでブッ叩いてやろうかドライグ?』

『そ、それだけは勘弁してくれぇぇぇぇぇええええええええええ』

ドライグと念話しながらプール室を出た、掃除も終わったし充分満喫した。明日からリアスとどう話そうか?と思った俺だったが、ふと気になった人物がいたので声をかけてみた。

「よう・・・・ん?このオーラは白龍皇か」

「へえー、オーラだけで分かるとは流石最強の座にいる事はあるね。現赤龍帝」

「そりゃ分かるだろうよ。自己紹介が遅れたな、俺は兵藤一誠。お前も挨拶しろドライグ」

『おうよ。初めましてだな現白龍皇。俺の名はドライグ。赤い龍のドライグだ』

「俺はヴァーリ。白龍皇で白い龍アルビオンを宿している」

『オーラだけで分かるとはな、流石は私達二天龍を恐れただけの事はある。知っていると思うが、私の名はアルビオンだ』

俺とヴァーリだったか、とりあえず挨拶したが強そうだなと思ったがまだまだ伸びると思った。俺は握手してると邪魔者が出てきたが、祐斗とゼノヴィア。素早く拳銃を出して剣に向けて発砲。拳銃にサイレンサーを付けているので心配いらん。発砲したので、牽制にはなったが二人とも勢いを止めて俺に聞いてきた。

「一誠君、そいつから離れるんだ。相手は白龍皇だよ!?」

「一誠、なぜ撃ったんだ。相手はお前の宿敵何だぞ!?」

「落ち着けバカ共。俺はヴァーリに挨拶しただけだから、邪魔してほしくない。いきなり聖魔剣と聖剣が、ヴァーリの首元に当てようとしてたのだからな。言っとくが、俺はここに来る前まで軍人やっていたから、今でも発砲許可貰っているから問題ない」

理由を言ったら、どうやら落ち着いたようだった。剣をしまったが、発砲前に二人とも手が震えていたが、相手は白龍皇だからな。

「赤龍帝の言う通り、俺はただこの学び舎を見ていた所だ。この前、コカビエルを運ぶ為だけに来たが中々良い学び舎だと思ってね。アザゼルの付き添いで来日したのさ。ただの退屈凌ぎではあるが、ここで赤龍帝とは戦わない。俺もやる事が多いんでね」

「ところでヴァーリはどのくらい強いんだ?これは俺の名刺で携帯番号も載ってるからな」

「貰っておこう。強さに関しては俺が聞きたいくらいだが、一番は君だと思うけどね。この世界は強者が多いが『紅髪の魔王』と呼ばれるサーゼクス・ルシファーでさえ、トップ10には入らない。この話は置いておいてさっさと出てきなよ、リアス・グレモリー」

ヴァーリが視線を俺の後方に向ける。それを追うと部長が立っていたが、部長周辺にはアーシア、朱乃、小猫ちゃんもいたがアーシア以外は臨戦態勢になっていたが、俺が手を伸ばして止めた。

「白龍皇、何のつもりかしら?貴方が堕天使と繋がりを持っているなら、必要以上の接触は・・・・」

「『二天龍』と称されたドラゴン『赤い龍』と『白い龍』過去関わった者は、碌な生き方をしないが今回は面白そうだな」

そう言い残した後、この場をあとにして行く。拳銃をしまって緊張を解いたが、皆はまだ緊張の糸が取れない。祐斗とゼノヴィアは臨戦態勢を解いた。先に家に帰ったが、俺は白龍皇の事について考えていた。

『相棒の考えはアルビオンとの戦いか?』

『それはそうかもしれんが、赤と白は宿命という感じでお互い戦い合ってきた。だが今回は違うぞ、何しろ俺は白龍皇を仲間として迎えて上げたいからな。ルシファーとヴァーリとの関係を見てからそう思った』

『俺達が出会うと覇龍やらを使い、どちらかが滅ばない限り戦ってきた所謂ライバルだ。戦い合う運命というのは、変わら無さそうだが現赤龍帝は他の相棒とも違う。何せ俺の肉体を創った後も、神器が使えるというのは初めてだぜ』

『過去に宿した残留思念らは、運命に従って赤と白との因縁だったが今回でもう終わりとなる。俺は宿命から共存という事にしたいが、今はまだその時ではない』

『ま、俺達二天龍とかつては六大龍王が恐れたという創造神黒鐵が相棒ならば、赤と白との共存というのも面白そうだ。俺もアルビオンもそろそろ戦い飽きたと思うが、その前に真龍と龍神も仲間にする計画も面白そうだと思うぜ』

そう考えながら、俺は寝てしまった。だが赤龍帝と白龍皇との因縁という鎖から解放したらどうなるかは、俺でさえ分からないが何時か叶えたいと思っている事が一つある。創造神黒鐵と赤龍帝と白龍皇の力が一つになれば、覇龍を超えた覇龍以上になるかもしれないからだ。 
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