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ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
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月光校庭のエクスカリバー
  使い魔

俺は少し練習してから、一度家に帰った後魔法陣で体育館に来た。丁度グレモリー眷属は、ジャージ姿で体操をしていたので向かった。俺の格好は学生服だが、そんなに汗はかかない。着替えるならとしたら、量子変換機ですぐに着替えられる。

「あら、一誠来たわね。でもどうして学生服?」

「ドッチだと、軽い運動にしかならないし上着は脱ぐがこれでやらせてもらう」

俺は上着を畳んで置いた後、木場と一緒にドッチでのキャッチボールをしていた。木場もコントロールは良さそうだ。その時深夜0時になったら、生徒会メンバーが体育館に入ってきたのを確認すると俺は陰に隠れて量子変換機で制服から鍛錬用ジャージに着替えた。このジャージはどんなにやっても破れないし、魔力で当たってもダメージはほとんどない状態になるから便利だ。

「一誠、そのジャージ学校指定のじゃないわね?」

「鍛錬用ジャージだから、これなら少しは本気出せるからな」

「兵藤!もし負けたら土下座しろよな」

「何でお前みたいな悪魔に、土下座しなきゃいけないんだよ雑魚君?」

俺は笑顔で言ってやったら、匙は顔を赤くして怒っていたがスルーして部長と合流。対決が始まったが、まず匙に狙った。避けられたが、これは追尾型の魔力を流しているので当たるまで逃がさないようにしてある。

「何でこのボールはついてくるんだよー!」

最終的に匙の大事な部分に当たって悶絶したが、俺は念力を使って(バカ)を外に放り投げた。会長の攻撃も、魔力を使っての攻撃だったが部長は受け止めた後に投げてヒットさせた。次々と俺はヒットさせていって最終的に勝った。

「流石ですね兵藤君は。汗一つしてないのに、あの強さは悪魔以上かもしれませんね。リアス、約束通り使い魔は貴女に譲ります。ではまた明日お会いしましょう」

匙は女子メンバーにおんぶされて体育館を出たが、俺はリアス達が退避後、指パッチンで対決前にしてから上着を持って鍵を閉めて出た。次の日の夜は、使い魔マスターがいる森に向かった。もちろん俺も着いていった。使い魔としては、悪魔にとって手足となる使役すべき存在。悪魔の仕事でも役に立つ事らしいが、俺にとってはどうでもいい情報だ。

『使い魔はペルペルのような事はしないもんな相棒』

『そうだな。ペルセフォネは元々とある契約により、生まれた存在だ。使い魔は悪魔にとって基本的らしいし、主の手伝いから情報伝達に追跡も使うらしい。臨機応変に使っているそうだが、アーシアにも必要なのだろう。主を守るのが使い魔だと、俺は思っている』

転移魔法陣の光が止むと、そこは見知らぬ森の中だった。何でもこの場所は悪魔が使役する使い魔が沢山住みついている森らしく、ここで今日アーシアの使い魔を手に入れるんだとよ。

「ここが使い魔をゲットする所か部長」

「ええ、それに彼は満月の日にしか出てこないのよ」

すると木の上から声が聞こえたので上を向いたら一人の男がいた。

「使い魔ゲットだぜー」

と言いながら降りてきた。てかそのセリフどこかで聞いたような。

「俺の名前はマダラタウンのザトゥージ!使い魔マスターを目指して修行中の悪魔だ!」

完全に聞いた事があるセリフだな、まあいいとしてコイツが使い魔をゲットできる悪魔か。

「ザトゥージさん、例の子を連れて来たわ」

「俺がいる限り、どんな使い魔でもゲットするぜ。それでゲットしたい子は二人か?」

「いえこの子だけよ。名前はアーシアって言うの。使い魔を探してくれないかしら」

「おういいぜ。可愛い子ちゃんの頼みなら大丈夫だぜ。それより彼は誰だ?新入りの下僕か?」

「いえこの子は違うわ。ただ使い魔を見てみたくてついて来ただけよ」

ザトゥージって言った奴は俺を見てから少し考えて言った。

「悪魔じゃないのに、使い魔が興味あるのは珍しい人間だな。それより兄ちゃん、いい使い魔がいるんだが見たくないか?」

と言って、リュックからカタログを出して俺に見せた。そしてあるページを俺に見せた。

「こいつは天魔の業龍(カオス・カルマ・ドラゴン)ティアマットと言ってな、かつて五大龍王と言った奴だぜ。龍王の中で唯一のメス何だがどうだ?未だかつてコイツをゲット出来た者はいないが、そりゃそうさ!魔王並みに強いって話だからな!」

「え?ここに龍王がいるのは本当ですか?」

「伝説ドラゴン同士なら意気投合しそうだな、ちょっくら行ってくるからアーシアを頼んだ」

部長は少し戸惑いながら言ったが、ザトゥージはここから北にある洞窟に住んでいると言ったので本当にいるか調べに行くと言った。俺は調査終了したら、ケータイで連絡すると言って北にある洞窟へ向かう。少し離れた場所で、ペルセフォネを出して大きくさせて乗って飛んでいく。

『あの使い魔マスター、ホントに大丈夫なのか?まあヒュドラは猛毒で不死身だし、最悪主人毒殺するくらいなら初めから紹介するなと言いたいぜ』

『俺もそう思ったが、流石にティアマットをおススメして来るとはな。それにしてもティアマットか、俺らがまだ現役でかつて相棒に鋼鉄製ハリセンで叩き殴られた時には因縁というのが消失していた』

『それまでは因縁持っていたがまあいいじゃねえか。それに今頃アイツらは、水の精霊ウンディーネの所に行ってるが見た目だけで水浴びに来た修行中の格闘家にしか見えないからな。本来は女性の筈なんだが、どうやらこの世界はおかしな方向に行っているようだ』

『ははは、それは傑作だな。アーシア嬢には、俺らみたいなドラゴンだと聞いたがそれはどんなドラゴン何だ?』

それはだな、と念話していたら大きな洞窟が、本当にあったので着陸して小さくさせたペルセフォネを肩に着地してから中に入っていった。アーシアが無事に使い魔としてゲットしている間に、こっちも用事を済ませるとしようかな。

「ティアマット・・・・いるなら返事してくれ!」

『誰?ここに侵入してくるものは!』

俺はフラッシュを使って、洞窟を明るくしたら目の前に青い龍がいたのを確認した。今まで寝ていたのか、いきなりの明るさで目を手で隠した。

「久しぶりだなティアマット」

『その声は一誠じゃない、久しぶりね。ん?この波動はまさか・・・・ドライグあなたがいるの?』

俺の左手の甲から、緑色になってドライグが喋った。

『久しぶりだなティアマット。お前こんなとこで何してんだ?』

『あなたに言われたくないわよ。他の龍王は封印されるか、隠居してるから私もと思って隠居していただけよ。それに何故一誠にドライグが宿っているのよ?』

「それは分からないが、現赤龍帝は俺なんだよ。創造神黒鐵でもあるけどな」

『今回の相棒は実に面白い、俺の肉体を創造してくれたりよく話してくれる。こんなに面白い相棒は初めてだ』

ドライグは嬉しそうに話していたが、ティアマットは疑問だった。肉体を創造してくれる何てという事に。

『で、ここには何用で来たのよ。まさか私を使い魔にするんじゃないわよね?言っておくけど、私は強い者じゃないと使い魔になれないわ』

「誰が使い魔と言った。使い魔にするか、この黒の駒で俺の眷属にならないか?」

『け、眷属ですって!まさか私を悪魔にするつもりなの?タンニーンみたいに』

『相棒の駒は特殊でな、眷属になっても転生しないようにしてある。ただし、魔力や力といったのは相当アップするようになっている。何せ相棒の魔力が入っているんだ』

ティアマットはしばらく考え込んだが、返答は俺の眷属になる事だった。俺は黒の駒を、ティアマットに授けると力のオーラが相当強力になった。更にヒト化も出来るようになったのか、青い和服を着ていて水色のロングをした髪でボディもナイスバディになっていた。

「これからよろしくね一誠にドライグ」

『ああ、よろしくな』

洞窟を出た後、ティアマットは龍化になって俺を頭上に乗せてから飛んだ。ドライグは終始ドラゴンの上に乗っているから、余り無い体験だと言っていた。部長の所へ戻ると、丁度スライムと触手が子供の蒼雷(スプライト)(ドラゴン)に焼き払ってアーシアを主に認めた時だった。部長はこっちに気付いて、驚愕の顔をしていたのでティアマットにあそこに降ろしてくれと言って降りた。

「無事に使い魔ゲットしたようだが、ところで何故部長達の服は溶けて無くなっている?」

「ちょっとスライムにやられてね。それよりその龍はもしかして五大龍王ティアマットじゃないの!」

「これがティアマットか?本物は初めて見たぜー。使い魔にしたのか?」

ザトゥージは大喜びでティアマットを見たが、ついでに部長達の服を元に戻してあげた。

「俺の眷属になってもらったが、ティアマットいやこれからはティアと呼ばせてもらう。ヒト化になってくれ」

「ええそれでいいわよ。初めまして、私は五大龍王のティアマットよ。よろしくね」

「眷属だって!すると彼女も転生悪魔に?」

「その答えはノーだ。俺達が開発したこの黒の駒で、転生出来ないようにしたからティアは俺の眷属になっても五大龍王のままだ」

俺は黒の駒を部長に見せたら、部長はもっと近くで見たいから持ったが自動的に俺の手に転送された。ザトゥージと別れた後、ヒト化になったティアと一緒に次元の狭間本家に向う。空間を歪ませて、庭に到着したが部長達とは既に解散済み。俺はティアと一緒に中に入って、リビングに行くと全員揃っていたので自己紹介した。

「な、何故ここに真龍がいるの!?普段は次元の狭間に泳いでるはずでは?」

「初めましてかな。我はグレートレッドと呼ばれているが、一誠や皆からはアグニと呼ばれている。ティアマットよ歓迎するぞ」

「ええそうね。皆の代表として言うわ。ようこそ黒神眷属へ」

前四大魔王や元神がいたと言う事も驚いていたが、ティアは次元の狭間本家で住む事になった。もっと力を付ける為に、アグニ達と修行する事となったが眷属入りしたので新たな家族として宴を開始した。鈴々や翠・吉音は大食いしていたが、俺はちびちびと酒を飲んで盛り上がった。 
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