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ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
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原作前の事
  久々の人間界×人間界本家完成

俺は現在人間界に来ていたが、久しぶりの人間界だったのか風景はがらりと変わっていたので驚いていた。ま、江戸時代と現代では全然違う建物や風景だからな。商店街があった場所はビルやマンションになっていたし、再開発でもされたのかぐらいの高層ビルやマンションが建っていた。

ケルディムの家まで空飛んで行こうとしたが、途中から人気がない所に降りて歩いてた。久々に人間界へ来たので迷ってしまったようだが、その時弟子に出会った。

「一誠さんお久しぶりです」

「アルスか、久しぶりだな。元気にしてたか」

「昨日サーゼクス様から聞きましたよ。復活した事を聞いたので、私達も会いに行こうとしましたが、既に行ってしまったと言っておりました。サーゼクス様は『明日父上の家に行くそうだ』と言っていましたので、ケルディム様にも伝えておきました」

「そうか・・・・それよりグレモリー家はどこ何だ?久しぶりに人間界に来たから迷ったのだが」

「私も丁度帰る所だったんで、一緒に行きますか?『頼む』ではこちらです」

少し歩いくと黒塗りの車があった。リムジンで、乗車後にシートベルトをしてから発車した。アルスと話したが、どうやらサーゼクスの側近からケルディムの側近になったらしく、マルスはケルディムと一緒に仕事をしていた。

アルスは、ヴェネラナからお使いを頼まれたからここまで来たらしい。話してたらドアが開いた。どうやら到着したらしいが、前来た時より豪華になっていた。

「なあアルス。家の外観変えたのか?」

「外観から中まで変えましたが、あの時は江戸時代でしたからね」

「あの時は民に紛れていたからか、今も紛れているようだな。今は平和な世界って感じか」

アルスに導かれて中に入って行く。中に入ると豪勢になっていて、メイドや執事とかの使用人の数も前より増えていた。

「お帰りなさいませアルス様。そちらの方は?」

「ケルディム様のお客様です。・・・・この御方は兵藤様ですよ」

「な、何と!お久しぶりでございます兵藤様。あの時はお世話になりました」

「久しぶりだが元気してたか」

「はいそれはもちろん。ささ、ケルディム様がいる執務室に案内しますので着いてきて下さい」

アルスと別れて俺と使用人Aは、ケルディムがいる執務室にいた。

「失礼します。ケルディム様」

ドアを開けるとソファが2つあって、間に長机が置いてあった。一番奥にケルディムがいるだが、書類に埋もれていて何も見えなかった。見るとマルスがハンコを押していたので、俺はソファに座った。

「ケルディム様、今よろしいでしょうか?」

「今大事な書類にサインをしている。少し待て」

「兵藤様がお待ちになっていますが、それでもよろしいので?」

「何?」

書類から頭を出したら、俺を見てしばらくフリーズしたが、すぐ復活して隣のマルスに話してた。マルスもこっちに気づいたら手を止めてこちらに来た。ケルディムは反対側のソファに、マルスは俺の隣。

「二人共久しぶりだな」

「お久しぶりですね。昨日サーゼクスから聞きましたが驚きですよ!まさか消滅したはずの一誠君が、また私の目の前にいるのだからな」

「お久しぶりですね。消滅する前より、魔力が上がってるような気がします」

「そうか。これでも抑えているのだが、もう少し抑えるとするか」

すると目を閉じたと思ったらすぐに開いたが、前より魔力が抑えられていて見た目は普通の一般人程度になった。

「流石だな。ところで私に用があってきたのだろう?」

「あの時あった森の土地についてなのだが」

「あそこは誰の物になってないから、買えると思うがグレモリー領から外れている。もしかして土地を買いたいのですかな?」

「人間界に丁度家が欲しかったからね。あの森の所有者とかはいるのか?」

「いやいないはずだ。あの時は、はぐれ悪魔がいたから人間はあの森に近づく事はなかった。一誠君がはぐれ悪魔を倒してくれたお蔭で、少し前から人間達が登山やピクニックで行っていたようだね。それに一度あの土地について話し合いがあってね、土地をグレモリー領に入れると言う話が上がったから私はこう言ったんだ『その土地所有者は黒鐵様ですよ』と。そしたら話はなかった事になったのさ」

使用人が入ってきたので、一時話をやめて紅茶を飲む事にした。俺はミルクティー、二人はストレートティーを飲んだ。土地はドーム二個分くらいあるので、一等地だったが即買った俺だった。話が盛り上がってる所、ヴェネラナが入ってきて俺を見て驚いていた。

「一誠さん!昨日サーゼクスから聞きましたが、どうやら本当のようね。ああ良かった」

「心配かけてすまなかったな。ところでいつまでここに居るつもりだ?本家は冥界にあるのだろう?」

「昨日一誠さんが来るって言ってたので、この家に戻ってきたのですよ。たまに戻って掃除しないと埃があります」

「それもそうか・・・・相変わらず元気だが、寂しくないのか?」

「寂しくはありますが、サーゼクスは魔王になりましたから誇りに思いますよ。そういえば何を話してたんですか?」

「あの森の土地についてだよ。一誠君は知らないと思うけど、前に戦争で森は全焼しまってね。この事について議論してた所だったが、とても助かったよ」

「あの土地は一誠さんの物になったのですか?という事は家を建てるのですか?」

「まあな。今の考えだと、豪邸にするかマンションみたいに建てるか検討中だ。ドーム二個分であれば豪邸にしようかと考えている」

「一誠君、さっき不動産にこの話をしたらこっちにすぐ来るらしいよ」

「丁度いいな」

『ピンポーン』

チャイムが鳴ったので、使用人が出たらさっき話に出た不動産屋が来たので、この部屋に案内された。二人来たので、先程まで座っていたケルディムとマルスが移動して座る事になった。

「初めまして。今回あの土地を買うという話何ですが、大丈夫ですか?」

「大丈夫とは?」

「あの土地は黒鐵様の物だと聞かされていますので」

「その事については了承済みだ」

「ではこの書類にサインをお願いします。土地所有者になるのですからね。名前だけで結構です」

俺は、一応書類の中身を確認してからサインした。支払方法については、俺が持ってたクレジットカードで払う事になった。ちなみにブラックカードだ。

「全ての手続きは終了でございます。あとは実際にあの土地を見に行きますか?」

「いやいい。貴方達が帰った後から作業を始める。周辺には結界を張っておくので、ご了承下さい」

「分かりました。家が完成したら、一度見せてもらってもいいですか?」

「ケルディム達ならいいが、それではダメか?」

「それでいいですよ。グレモリー卿がチェックするなら問題無いです。私達はこれにて失礼します」

と言って帰っていった。

「おめでとう。これであの土地の所有者は、君の物になった」

「ありがとう。そういえばケルディム。あの話はどうなったんだ?駒王学園について」

「順調だ。既に開校して、理事長はサーゼクスにした」

「いつかでいいんだが、俺も入学したいなと思っている。いつかでいい」

「そういえば一誠君は高校に入ってなかったな。いつ入学したいかは、サーゼクスに聞いてくれたら理事長の一言で入れると思うよ」

「俺はそろそろ帰る。それにあの土地に行かないとな、誰か案内してくれると助かるのだが」

「では私が車で案内しましょうか?ちょうど仕事も終わりましたので」

「ああ頼む」

そう言って俺はグレモリー家を出た。車で三十分経過したが、マルスと別れた後に強力な結界を張ったのだった。人間や天使・悪魔・堕天使には、近づけられないようにしてから早速月に電話してトレミーで全員来てくれた。トレミークルーと技術班と総合整備士のイアンもな。

皆のお蔭で、頑丈で例え災害があっても壊れない大豪邸が完成した。二年ぐらい経過してしまったが、中は最新技術で作られている。テレビや冷蔵庫とかの家電も全て最新にしたし、豪邸の後ろ側にドッグを作った。俺専用のトレミーを創ったが、3番艦として創ったので装備は他のトレミーと変わらないが乗員はいない。全て人工知能ゼロやハロで動かせるようにした。

なぜ創ったかと言うと、人間界にいつ来ても分からないドウターに対抗する為である。結界解除したのは更に一年後となった。創造神でもあるが、詳細な所はヒトの手でやった方がいいと判断した。 
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