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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第三十一話 菊池中尉!金魚すくいはスポーツだ!!その七

「出店の金魚全部獲って店の親父怒らせたこともあります」
「イカサマしてるのかって言われましたよ」
「実際にイカサマしてましたけれどね」
「あの時は親父と大喧嘩になりました」
 イカサマを使ったことを隠して開き直ってだ、店の親父さんに逆に言い返したのだ。二人は子供の頃から変わっていない。
「イカサマはばれなかったですけれど」
「いや、二人で店の金魚全部すくってやったのは壮観でしたよ」
「自分達でもやり遂げたって思いました」
「満足しました」
「イカサマでもだな」
 悪田部もこのことをだ、二人に対して突っ込みを入れた。
「君達は勝てばいいか」
「はい、勝てば官軍」
「俺達の座右の銘じゃないですか」
「勝った奴が正義ですから」
「手段も選ばなくていいですから」
 だから二人は平気なのだ、イカサマを使っても。
「じゃあそういうことで」
「今回も勝ってきますんでボーナスお願いします」
「金と写真集とDVD」
「今回は若木萌さんで」
 この人の写真集とDVDを所望というのだ。
「いや、ロリもいいですね」
「それも大人なロリ」
「二十五過ぎてもロリな人もいいですね」
「これまたいい味です」
 二人の守備範囲はこうした人にも及んでいるのだ。
「中学生グラドルもいいですけれど」
「二十五歳以上のロリもいいですよ」
「という訳でその人でいきます」
「今回はこの人で」
「わかった。確かに合法ロリもいい」
 悪田部も守備範囲はそうした人にも及んでいる、それで二人の言葉に頷くのだった。
「そちらもな」
「そうですよね、悪田部さんもわかってますね」
「熟女、女子大生、女子高生、女子中学生もいいですけれど」
「OLさんも専門的な職業の人も」
「合法ロリもいいんですよね」
「顔が良くて小柄なら俺達五十代でもいけますよ」
「スタイルもいいんなら幾つでもオッケーですよ」
 つまり誰でもいいのだ、この二人は。
「俺達博愛主義ですから」
「守備範囲オジー=スミスですから」
「もう誰でもですよ」
「誰でも構わないですから」
 だから合法ロリもいいというのだ。
「まあそういうことで」
「今度はおかげ横丁行ってきます」
「それでまた勝ってきますんで」
「宜しくお願いします」
「わかった、では勝利を期待する」
 悪田部は二人ににこりともせず返した。
「勝ったその時はいいとしてだ」
「負ければですね」
「この作品の場合はですね」
「その場で連載終了、ですね」
「打ち切りですね」
「そうだ、しかもあの半島が日本のものになる」
 悪田部は二人にこのことも話した。
「そうなる」
「それだけは避けたいですね」
「何としても」
「また併合とかもう災厄そのものですよ」
「百年前で懲りてますから」
「そうだ、そして日帝衆は反省してだ」
 彼等は反省する、この辺り何処ぞの新聞社とは違う。
「今度の併合の時はより素晴らしい統治をしなければならないと誓ったのだ」
「あの三十六年を反省してですか」
「よりよい統治をしてですか」
「心を入れ替える」
「そう考えているんですね」
「だからだ、あの併合をだ」
 まさにというのだ。
「考えているのだ」
「そうなんですよね、反省しても」
「それがいい方向にいくとは限らない」
「この作品はそうしたことも読者に知らしめる作品でしたね」
「そうした意味でも教育作品なんですね」
「そうだ、だからだ」
 それでなのだった。
「また併合をしようというのだ」
「何かベクトルが違いますね」
「反省したから併合しない、じゃなくてですね」
「また併合しよう」
「日帝衆はそうした考えですね」
「そうだ、日帝衆を甘く見ないことだ」
 彼等は誠実かつ優秀だ、そして公平であり尚且つ努力家だ。その為不屈の精神を以て立ち向かうのである。 
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