精神不安症
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そのドアを壊す者
幸村 「出てってくれっ!」
幸村は現在精神が不安定だった。
丸井 「やっぱ無理だな・・・」
柳 「嗚呼・・・」
ドアの前に居るのは立海大付属中男子テニス部レギュラー一同だった。
? 「ふふふん、ふふふ~♪」
其処に一人の少女が通った。
? 「アンタ等何してんの?」
その少女はシリアス雰囲気をぶち壊す様に話に紛れ込んだ。
切原 「アンタ、誰ッスか((ギロッ」
? 「ㇶッ」
少女は少し怯えた様子だった。
柳 「すまないが向こうへ行ってくれないか」
? 「・・・ふ~ん、成る程ね、じゃあ壊すか」
彼女は幸村の病室の前に立った。
桑原 「はっ!?」
? 「うじうじしてんじゃねぇ!、出てこいや!」
バンッ!
幸村 「!?」
? 「やっと開いた、スッキリした」
彼女はドアを壊した事も気にせずスッキリした顔をしていた。
幸村 「君は…?」
? 「俺は緋神鳴海だ、お前は幸村精市だな、出ろ」
緋神鳴海、彼女はいったい何者なのか
それを知るのはもう少し先だ。
幸村 「出ろって・・・」
鳴海 「お前が此処を出ないなら俺はお前を引きずり出す、それが嫌なら逃げろ、さ~ん」
鳴海は許可無く数えだした。
幸村 「え!?、ちょっと待ってよ!」
鳴海 「に~、い~ち、はい、出ろ!」
パシッ
鳴海は幸村の腕を掴み無理矢理病室から出させた。
幸村 「った」
鳴海 「うじうじし過ぎ何だよ、何でそんなに命の在り処に拘るんだ?」
鳴海は全く分からないとゆう表情をしていた。
仁王 「何言ってるなり…」
鳴海 「まあ良いや、外出るぞ!、来いっ!」
鳴海は幸村を引っ張って中庭に出た。
幸村 「君は何なんだい?」
鳴海 「俺は人間だよ、馬鹿か?」
幸村は少し怒っている様で鳴海は馬鹿にした表情だった。
幸村 「だからっ、そうじゃなくて」
鳴海 「いや人間だし、他になんて説明すれば良いんだよ、つか何でそんなに怒る?、ほら、上見てみろ、雲一つない青い空、ストレスなんてなくなるだろ」
鳴海は少し口角が上がっていた。
切原 「ホントッスね」
皆上を向いていた。
幸村 「有難う、此処に来たおかげで少し楽になった気がするよ」
鳴海 「別にお前の為にやったんじゃない、まあどうでも…やべっ」
鳴海は何か思い出した様だった。
幸村 「どうしたんだい?」
鳴海 「アイツが…、すまんが俺はもう行くな!、また会おうな!」
鳴海はそう言って走り出した。
幸村 「あっ!」
真田 「行ってしまったな」
幸村が手を伸ばした時にはもう姿は見えなかった。
幸村 「嗚呼、彼女は一体…?」
後書き
next…再び
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