魔法少女リリカルなのは ~優しき仮面をつけし破壊者~
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StrikerS編
103話:機動六課防衛戦線(前編)
前書き
最新話更新です。
本部襲撃から少しした頃。
なのはとフェイトは本部地下へ移動し、フォワードチームとの合流を果たしていた。
二人はそれぞれのデバイスを受け取り、残りのはやてとシグナムのデバイスを、共に来ていたシスター・シャッハに預けた。
「―――ギン姉? ギン姉!?」
その時、スバルが急に声を上げて慌てだした。どうやらギンガと通信が繋がらないらしい。
更にフォワードチームがここに来るまでに、二体の戦闘機人と戦ったことを知る。となれば、外にも―――
どうするべきか、外の状況はどうなっているか。
それを知るべく、フェイトは機動六課のロングアーチへ通信を繋ぐ。
『―――ライトニング1、こちらロングアーチ!』
「グリフィス? どうしたの、通信が少し乱れてるけど…もしかして、六課で何かあったの!?」
「「「「「ッ!!」」」」」
フォワード、なのはがフェイトの言葉に驚きの表情を見せる。
『こちらは今、アンノウンとガジェットの襲撃を受け―――』
「なっ!?」
「そ、それで、状況は!?」
『現在、士副部隊長が最前線で戦っており……被害は最小限に抑えられ―――今後どう戦況が傾くか…!』
焦りを拭くんだグリフィスの言葉に、更に驚くフォワード四名。なのはとフェイトは一瞬互いを見合うと、一度頷いて指示を飛ばす。
「分散しよう。スターズは私と一緒に、ギンガの安否確認を」
「ライトニングは襲撃戦力の排除。その後、スターズが戻ってきたタイミングで六課に戻る」
「「「「え…?」」」」
しかし、その指示は意外で、六課よりも本部の方を優先したものだった。
これではあまりに素っ気ない。六課を捨てるとでも言うようなものだ。そう思い、ティアナはその疑問を二人にぶつける。
「あの…六課は、後回しにするんですか?」
「ん? そういうことになっちゃうけど…多分、大丈夫」
「士が最前線に出てる。少しこっちを対処してから行っても、遅くない」
ただまぁ、心配ではあるけど。と二人は呟き、それでも笑って見せた。
その後、六人は自分の仕事の為に動き出した。しかしその中で、なのはとフェイトは少しずつ不安を募らせていた。
士の読みが見事に当たり、アンノウン―――おそらく戦闘機人が六課を攻めてきた。これも預言の一環だとしたら、六課も……強いては士をも跳ねのけ、預言が当たってしまうのではないのか。
そう思う一方で、彼なら大丈夫という信頼もある。だからこそ、今すべき事を早急に終わらせ、いち早く六課に戻る。それが今の最善、最速の行動。二人はそう結論づけ、頭のスイッチを切り替える。
今は、やるべき事を全力でやろう。
少しずつ急いていく自分の心にそう言い聞かせながら、二人は全力で駆けた。
改良されたⅠ型から、質量兵器ともとれるミサイルが放たれる。狙いは勿論、六課隊舎。
しかしそれらが建物へ命中する前に、マゼンタ色の弾丸によって破壊される。その弾丸を発射したのは勿論、ライダーへ―――ディケイドへ変身した士だ。
銃を構えていた士、そこへ迫る改良前Ⅰ型&Ⅲ型。スカリエッティに作られし傀儡は、ただ命令を受け攻撃を仕掛ける。
だがその程度で、この男がやられる訳もなく。
士はすぐさま銃を近接用の剣へと変え、横一閃に振り抜く。斬りつけられたガジェットは、回線がショートし爆破。爆炎は士の身体を包んだが、生身でない士はそれに焼かれることはなく、炎が晴れたそこには変わりない彼(ディケイド)の姿があった。
「……やはり、一筋縄ではいかないな」
「なら私が仕掛ける」
その様子を見ていた戦闘機人―――オットーとディード。二人は以前から、彼のことについて自らの生みの親と、同じ戦闘機人の一人から話を聞いていた。
親は彼を「興味深い研究材料」と言い、同族は「自らが倒すべき、“殺す”べき相手」と語っていた。
しかし今彼を殺害対象としている同族は、この場にいない。あてにすることはできない。
ならば、と前衛としての戦闘能力を持つ、長い髪を持つ女性体の戦闘機人―――ディードが、二本の剣を持って前に出る。
「―――IS“ツインブレイズ”」
目の前で交差させた双剣は、刀身のない状態から赤く光る実体剣へと姿を変える。そして双剣を構えたまま、ディードは瞬間加速を開始する。
数体のガジェットを粉砕している最中の士へ標的を定め、彼の死角である背後へと一瞬で移動する。
そしてディードは両手に持つ双剣をしならせ、頭上へと振り上げる。狙うは一撃で人を昏倒させられる―――首筋の一点!
―――ガギィィィンッ!
「ッ…!?」
「甘いぜ戦闘機人…見えてないとでも思ったか?」
しかし、その攻撃に士は反応してみせた。しなりを加え攻撃力の上がったディードの双剣を、後ろに構えた一本の剣で受け止めたのだ。
あまりの出来事に驚愕するディード。それもその筈、彼女の一撃は士の死角から放たれ、常人ならば目視する叶わぬ速度での太刀筋だった。それにも関わらず、彼は後ろを確認しないままディードの攻撃を受け止めたのだ。驚かない方が無理な話だ。
ディードはそこで意識を浮上させ、すぐさま距離を取る。対する士は、そんな彼女と向かい合う様に構えた。
「あの場から急にいなくなったんだ、警戒しない筈がないだろう?そして気配と殺気が同時に背後で感じた、さすがに構えるさ」
「ッ……(ということは、最初から気づいて…!)」
そう、士はディードの行動を最初から感づいていたのだ。
彼はガジェットとの戦闘の最中、彼ら戦闘機人にも注意を払い続けていた。そんな折、彼女が瞬間的に姿を消し、次の瞬間には気配を背後で感じ、警戒を高めたようだ。
「―――なら、僕の攻撃は止められるか?」
「ッ…!」
それに対し、未だ士と相対していない男性体(?)の戦闘機人―――オットーは、そう言い放ってから緑色のエネルギー球を右掌に作り出し、それを突き出した。
「―――IS“レイストーム”」
「ッ、遠距離タイプか…!」
オットーの掌にあったエネルギー球から、球と同じ緑色の光線が隊舎に向け放たれた。それを確認した士はすぐさま剣を銃へと変え、迎え撃とうとする。
が、このタイミングでは間に合わない。オットーはその事実を理解し、ニヤリと笑う。
だが、その光線は同じく緑色の障壁によって、防がれてしまう。
オットーは驚きを見せる。その緑の障壁は光線を防ぎきると、その場から消え去ってしまう。
「……まったく、相変わらず計画性があまりないわね士君。こういう事を想定してないと」
そこへ現れたのは、金髪で緑色のバリアジャケットを纏った、六課の主任医務官―――シャマルであった。
それを見て小さく舌打ちを打つオットー。しかしすぐさま次の攻撃を構え、六課隊舎へ向けて発射しようと―――
しかし、そこへマゼンタの弾丸が飛ぶ。すかさずオットーは防御へ徹し、マゼンタの弾丸を防いでみせた。
「バ~カ、やらせるかよ」
オットーの攻撃を止めるべく、士が放ったのだ。弾丸を防いだオットーは、再び舌打ちを一回。
「わ、悪いシャマルさん。助かった」
「もう……」
シャマルはそう言うと、士の傍までやってきて、彼の横へ並ぶと小さな声で士に呟いた。
「(今の攻撃、万全の状態だったから防げたけど…そう何度も防げないわよ)」
「(マジっすか…そりゃマズったな……)」
「(……どうするの? 今のところ全員の非難は済んでいないけど…)」
「(とりあえず、時間を稼ぎます。シャマルさんはそのまま障壁を作って、俺が漏らした攻撃を防ぎながらガジェットを殲滅してください)」
「(わかったわ。でも戦闘機人の方まで手は回せないわよ?)」
「(なんとかしますよ)」
完全に戦闘モードに入っているシャマル。いつもののほほんとした雰囲気はどこへやら、今は真剣な眼差しを二人の戦闘機人へと向けている。
そんなシャマルを見てか、シャキッと気を引き締める士。同時に、この状況を打破する策を講じる。
相手は数の優位がある分、余裕を持って攻撃してくる。敵戦力は戦闘機人が2、ガジェットは正直数えるのも面倒になるほどだ。
ならば、こちらがその数の優位をひっくり返すか、現状を一気に好転できる程の火力を持って一斉に殲滅するかしか、方法はない。
しかし後者に関しては、現在ディケイドの強化端末―――“ケータッチ”がないことと、リミッターが完全に解除されてはいないことから、必然的に却下される。
となれば当然、前者を実行するしかないのだが……今こちらの戦力は、士とシャマル。交代部隊は避難指示・誘導をしているため現在はあてにできない。ザフィーラも、ヴィヴィオの護衛を頼んである。
現状これ以上の増援は期待できない。ならば…“一人で”数の優位をひっくり返すしかない。
「やいガキども。肩慣らしと様子見はここまでだ、そろそろ……本番、いくぞ」
そう結論づけた士は肩をグルグルと回しながら、シャマルの横から前へ出る。
正直なところ相対する二人は、あれで肩慣らしかと驚きながらも、冷静に物事を構えていた。
士が自分達だけに意識を集中させれば、ガジェットで隊舎を攻撃すればいい。一人で守るにしても、このAMF濃度の高い場所では、そう長くはもつまい。
数の優位を冷静に判断し、それならば彼の引き付け役になればよし、と構える二人。しかし、その予想を士は大いに裏切ってくれた。
「さぁいくぜ、相棒」
〈 All right. 〉
そのやり取りだけをして、士は銃としていたライドブッカーを開き、一枚のカードを取り出す。
そして二人に見せつけるかのように掲げ、カードの端を数回叩くと、カードを反転させバックルへと滑り込ませる。
〈 FORM RIDE・OOO GATAKIRIBA !! 〉
〈クワガタ! カマキリ! バッタ!〉
その音声と共に、士の前にホログラム状の三枚のメダルが現れる。そしてそれらが一つとなり、士の身体と重なったとき―――彼の姿は、大きく変貌する。
〈ガータガタガタキリッバッ、ガタキリバ!〉
クワガタの角を模した頭部、カマキリの鎌を模したブレードが装備された腕、バッタの足のような模様の描かれた脚部。
全体が黒をベースに、身体を駆け巡るライン―――“ラインドライブ”は緑で彩られ、複眼はオレンジに染まる。胸部の円形のプレート―――“オーラングサークル”は、各部位それぞれのモチーフとなった昆虫の絵となっている。
そう、これは128種ものフォームチェンジを可能とする“仮面ライダーオーズ”。その中でも七種しか存在しない、特殊なフォームの一角を成すもの。
「―――オオオオオォォォォォォォォォォォ!!」
“オーズ・ガタキリバコンボ”である。
士の雄叫びと共に、彼を中心に緑色の波動が空気を揺らす。それにあおられた三人は、目を閉じ顔を腕で庇う。
それが治まると、震える腕を抑え前を見るオットーとディード。しかし、本人たちは自分の身体が震えていることに気がついていない。それほどに目の前に立つ異形が、強烈な威圧感を放っていたのだ。
「……いくぞ」
その一言で、我を取り戻す二人。すぐさま構え、迎撃態勢を取るが……次の瞬間、目の前の光景に驚愕していた。
なんと、目の前に立っていた異形と同じ姿をした者が、彼の隣や後ろに数人現れたのだ。いやそれだけでは収まらず、一人、また一人と増えていき―――
最終的には、五十人もの人型の異形が、その場に現れたのだ。
これがガタキリバコンボにのみ与えられた固有能力―――最大五十体まで作り出すことができる“分身生成”である。
「「「「「―――GO!」」」」」
「「「「「ハッ!」」」」」
「「「「「ハァア!」」」」」
「「「「「トゥ!」」」」」
「「「「「セイッ!」」」」」
「「「「「フン!」」」」」
浮世離れした光景に、思わず目を丸くする二人。しかし彼は待ってはくれなかった。
集団の中の数人が掛け声を出すと同時に、五十人の異形は一斉に動き出す。
ある者達はガジェットを蹴り飛ばし、ある者達は切り伏せ、ある者達は飛び回る機体を跳ねながら斬りつけ、ある者達は電撃を放ちショートさせる。
そして残った数体は勿論、オットーとディードと戦うべく走りだしていた。
「クッ…!」
「なんて無茶苦茶な…!?」
口ではそう言いつつも、ディードは双剣で、オットーはガジェット達を引きつれ迎え撃つ。
ディードに対しては分身体が一体向かい合い、それぞれの得物を打ち合う。
自身のエネルギーを使用し実体化させた双剣を振るい、ガタキリバ・分身体へ連続で切りかかる。が、その全ての攻撃が見えている分身体は、軽々と回避し逆に切りかかる。
それぞれの得物同士がこすれ合い、激しい火花が散る。こうして見ると、実力は拮抗しているように見える。
だが、実際にはディードの方が不利な状況だ。
理由は二つ。
「はっ! でやぁ!」
「ッ、ク…ッ!?」
一つは、体格と力という面において士の方が上回っているからだ。
いくら機械の身体である戦闘機人とはいえ、変身した士の―――更に言えば、コンボの一つであるガタキリバのパワーは、彼女のそれを裕に超えるのだ。
よって今のように、力負けして不用意な一撃をもらってしまうことになる。
だが彼女もこのまま押し切られるつもりはない。先程と同じように瞬間加速で士の背後に回り、双剣の一撃を仕掛ける。
―――が、
「ハァアッ!!」
「く、ぐはッ…!?」
彼女の一撃を士は軽々受け止め、逆に回し蹴りを彼女の脇腹へ。空中での一瞬の硬直で動けない彼女はそれを防ぐこともままならず、もろに受けてしまう。
これが二つ目……士にとってディードの攻撃が全て見えていること。
ディードはそもそも、自身のIS“ツインブレイズ”によって瞬間加速し、敵の死角から急襲をしかけ一撃で倒す、という攻撃スタイルだ。しかしその瞬間加速は士に見切られてしまい、防がれてしまうのだ。
つまりディードは士に対して、“決定打を持ち合わせていない”―――これがディードが不利な理由だ。
このままではジリ貧、いつかはディードは士に倒されてしまう。
一方、オットーはというと……
「セアッ!」
「くっ…!(ガジェットでの防御が間に合わない…ッ!)」
こちらはディードよりも明らか、防戦一方となっていた。
オットーは士との間にガジェットを滑り込ませ、ガジェットの壁とも言えるものを作る。だがそんな壁を紙のように切り裂き、士は真正面から突破する。
オットーはディードと違い、結界や遠距離射撃などの後方支援型。スピードとパワーが士の方が上な以上、自分の距離すら作れずにいた。
距離を空けるために後退しているが、こんな状態がいつまでも続く訳がない。そもそも作戦に支障をきたさない為に、側に置けるガジェットは限りがある。
そのガジェットがなくなれば、オットーは士と一対一。そんな状況は何が何でも避けたい。
そう思い焦るオットーは、今までの比ではない程の量のガジェットを士に差し向け、身体に密着する程近づける。これによってAMF濃度は高まり、魔導士なら動きが鈍る筈。その隙に距離を空けて―――
と、次の瞬間、
「―――オオオオォォォォォォォッ!!」
「なッ…!?」
雄叫びと共に、緑の竜巻がガジェットを切り裂き宙に舞った。
先程まで士の周りにいたガジェット達は切り裂かれ、その全てが爆散していった。
緑の竜巻の正体は勿論、ガタキリバコンボとなっている士だ。回転と電撃により、密着するガジェットを蹴散らしたのだ。
これには目を丸くするオットー。だがそんな暇を与えないと言わんばかりに、別のガタキリバ・分身体がオットーに向かって行った。
すぐさまガジェットを向かわせるが、ことごとく破られ既に目の前まで迫ってきた。
マズい、やられる―――オットーがそう思った瞬間だった。
〈 ATACK RIDE・BLAST 〉
「ッ、ガアアッ!?」
突然響いた、聞きなれた音。
放たれた無数の弾丸は、オットーを襲おうとしていた分身体と先程ガジェットを蹴散らした分身体、そしてディードと切り結んでいた分身体に、ことごとく命中する。
分身体が傷ついたのを感づいた他の分身体や一体だけ存在する本体は、何事かと手を止め足を止め、弾丸を撃った張本人を見つけ出す。
突き出した胸部、黒と白とシアンで彩られたボディー、何枚もの板が突き刺さったような仮面。
極め付けに銃身が長方形のような形をしている、特殊な銃。
「―――ここにいたか、偽善者」
「また会ったな…ディエンド」
先日士が敗北の苦汁を飲まされた相手が、灰色のオーロラを背に銃を構え立っていた。
ディエンドは士の視線がこちらに向いたことに気づくと、不機嫌そうな声で毒を吐き、一方士は先日の敗北を気にしてか、小さく呟いて仮面の下で苦い表情を浮かべた。
「兄様、なんでここに…?」
「本部の方へ行っていたのでは…?」
「ウーノからアイツがここにいるって聞いて。…というか、“兄様”は止めろと言ってるだろ、“エクストラ”と呼べと何度言えば……」
いきなり現れたディエンドに、オットーとディードが驚く。対してディエンドは頭を抱えて「はぁ~」と深くため息をついた。
「とにかく、下がってろ。これはアイツと僕との勝負だ」
「「………(コクッ)」」
ディエンド―――エクストラの指示に、オットーとディードの二人は静かに頷いた。
それを確認したエクストラはゆっくりと前へ出る。正面には、数人のガタキリバが立ち並び、ディエンドを待ち構えていた。
「…随分と気に入られてるみたいだな、“兄様”」
「……黙れ」
「おぉ、こわッ…!」
士のふざけた物言いに、エクストラは銃口を向ける。
対し士は両手を上げる素振りを見せる。その態度がふざけているものだと判断したエクストラは、腰に付けられたカードケースから一枚のカードを取り出し、ベルト上部の隙間に滑り込ませた。
〈 WEPON RIDE・KAIXA ――― KAIXA BLAGUN 〉
音声と共にカードは光に包まれて、銃を持たない左手に収まる。そして徐々に形を成していき、遂には光がガラスのように割れた。
エクストラの左手には、『X』を模した黄色と黒で彩られた、剣・銃一体型のマルチウェポン―――“カイザブレイガン”が握られていた。
「さぁ行くぞ。今度はこの間みたいに、生温い攻撃はしないからな」
「覚悟しろ…ってか? 勘弁してくれよ…」
士がそう言い返した矢先、エクストラは目の前のガタキリバ・分身体に向かって走り出した。
迎え撃つ士も、両腕に付いた双剣を構える。
ディケイドとディエンド。相容れない二つの“D”が、再び激突する。
後書き
今回はここまで。一応ディエンド登場までですね。
今のところの構想だと、残りは後編で終わるか、もしくは中後編の三編で分けるかもしれません。
次回はvsディエンドと、とある人物の登場です。こうご期待。
ご指摘ご感想、お待ちしてます。
そしてドライブ。
遂に最終回。ラスボス扱いのシグマサーキュラー、意外にあっさり退場してしまいましたが…なんかドライブ最後が全タイヤで攻撃ですか。結構好きですよそういうの。
次にvsハート。と言っても、最終的に戦わずに終わりましたが…
あれは戦わせた方がよかったんじゃないかな? そっちの方が燃える気が……って思いました。まぁでもあれはあれで好きですけど。
最後に進霧と、チェイスのコピー元の登場。
やっぱチェイス最高だよ、お前。コピー元の職業も、グラサンもグッジョブだぜ。名前も俳優さんをもじったものらしいし。
さぁこうなってくると、楽しみになるのはゴーストと冬のライダー映画。
ゴーストは見てみないと分かりませんが、映画は楽しめそうですね。なんか剛がチェイスのシグナルバイク持って行ったし、復活するのかな? アンクポジかな?
感想は取りあえずこんなとこかな?
小説の方は、次はデジモンを上げようかな?と思ってます。てな訳で、さよなら~
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