moon light fantasy
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Freikugel and sowrdplay 1
前書き
勘違いバトルその1
「…!」
速い!それがあの銃士に対する第1印象だった。俺の方に突っ込んで来たと思ったので咄嗟に俺は切り払おうとする。が、その対応をみて銃士はニヤリと…。
笑った?
「あ、まいぜ!」
「⁉︎」
その切り払いを銃士はフェイダウェイの感覚でバックジャンプでかわすと向けるのは二丁の銃。
『レーヴァテイン』と『フライクーゲル』その銃口が光り輝く中、銃士は発射の呪文を唱える。
「乱撃‼︎」
「ッ!」
その瞬間に乱れ撃たれる黒と白の乱撃。俺はその乱撃に対して自分の胸元のポケットを弄る。
「借りるぞ…ニナ!
満月!」
そう言って取り出すのは紙に書かれた魔法陣『満月』。
その紙に魔力を送り込むと俺の周りに薄い月色のバリアが包み込み魔銃の黒と白の死から身を守る。
そのいきなりの全ての攻撃無効化にライトは少し驚き、一瞬だけだが銃撃の手が休まる。
「なっ⁉︎」
「…ほら。隙が出来た。」
バリアから剣を前に突き出して突進する。そうして至近距離で剣を向ける。
すると銃士はにやりとして。銃を剣の様に持ち、俺に向けて構える。
「至近距離だからって俺に勝てると思ったか?」
「…近接銃撃戦闘術か。」
そう言った直後、至近距離からの魔弾が俺の頬を掠めた。
「っち!」
俺は魔弾を夢幻剣の魔法無効化で弾きながら銃士に隙あらば峰打ちを叩き込むが銃と剣で鍔迫り合いになった。すると銃士はニヤリとした姿勢は崩さないで。
「お前。名前は!」
「…フォルツ・レープリカ。お前は。」
「ライトだ。」
そう一言、二言話しながら鍔迫り合いの力を込める2人。するとライトは思い出したかの様に鍔迫り合いの中問いかける。
「そう言えば、さっきの魔弾を弾いた魔法はなんだよ?」
「安心しろ。あれは1日に1回しか使えない。」
「なるほど、なるほど…って。俺が信じると思うか‼︎」
ライトはそう言って夢幻剣を払いのける。そうして払いのけた瞬間、後ろに跳ぶ。
後ろに跳んだ瞬間に魔銃を撃ちはなつので俺は少し距離を取り、夢幻剣で弾く。その繰り返しだった。
一流の戦士と一流の戦士が対決する場合。自分の得意な戦闘をする為にワンパターンで戦闘をするらしい。
しかしライトの方は魔弾を切り替えて乱撃で使う魔弾ではなく、威力が低いがホーミング性の高い魔弾を使っていた。
一方、フォルツの方は月華流を使わずに、自分の身体が悲鳴を上げない様に必要最低限の力で戦っていた。そのかわりに剣撃を入れる度に緩急を入れてバランスを崩すなどの工夫をしていた。
そして戦闘は硬直化。中距離戦→フォルツ至近距離に近づく→近接銃撃戦闘→どちらが間を取る為に中距離になるの繰り返しだった。
しかし綻びは突然にやって来た。
「くっ⁉︎」
俺は至近距離の魔銃をモロにくらってしまったのだ。慌てて体勢を立て直して反撃に転じようとするが。ライトはボソッと。
「そろそろフィナーレだぜ♪ってね?」
ライトの銃撃は俺以外の場所を狙って撃っていた。その数は50は下らないだろう。しかしその魔弾はそのまま飛んで行かず、俺の周りを漂っている。
ブワッ。
俺は鳥肌が立った事を知った。
そうしてライトはすっと指を鳴らす。
「魔弾の射手!」
「⁉︎」
次の瞬間。俺以外の場所を撃って空中を浮遊していた魔弾が急に俺の方に向けて飛び出してきたのだ。
360°からの一斉砲撃。そうしてフォルツに向けて一言。
「少し言い忘れていたぜ?
『トリニティ』の一角『魔弾の英雄』ライトだ。
…お見知り置きはいらないぜ♪」
ズガガガガガガッ‼︎
大音量、大量の銃弾がフォルツに降り注ぐ。
そうして降り注ぐ瞬間。
何かの残像と共にフラッシュバックした。
夢幻剣ってバラエティー豊富だよね〜♪
…どういう事だ?
いや、だってさ?ただ剣を出すだけじゃなくて様々な武器、僕だったら大鎌とか出したりできるし。
つーか君より上手く使えるね♪
…。
今の君に出来るのは大剣一つだけかなぁ?
この場面で慣れない他の武器は出さなくていいけどあるんじゃない?
…例えば?
例えば男のロマン。二刀流とかさ♪
頑張れ♪ファイト♪ファイト♪
魔弾が確実に当たった事を確認して俺はサナを探すために背を向けようとしたところで。
後ろから声をかけられた。
「…。待て。」
「…!」
そう言われて振り向く先には傷一つ無いフォルツが立っていた。
そしてさっきと違うのは右手、左手、それぞれに夢幻剣の半分くらいの大きさの剣が握られていた。
「…そう来なくっちゃ‼︎」
「…。」
俺はそう言って息を吸い込んだ。
後書き
謎の声…。一体なんの死神なんだ?
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