ココア時空録
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ココア時空録 1部ーcoexist in peaceー
第1章
13話 平和共存ーcoexist in peaceー
今街は祭りで賑わっている。
え?何故賑わっているか?
それは………………
ココア「お、おい!あんまりくっつくな!そしてグラスに酒を盛るな!ていうか溢れてる!ちょ、おま」
「なに言ってんすか〜この酒、うちら元幻想壊しの雑用班の皆の金を集めて買ったスゲー酒なんです!じゃんじゃん飲んで下さい!」
「俺たちの気持ちです!」
「あ、これも、あとこれも」
コブラ「緑茶投入」
ココア「ストップ!ドクターストップ!ていうかコブラも茶を投入すんな!」
これだ、何故こうなったかは……極光晶壁を全方位に展開する燃費の悪い技、『極光晶壁の結界』で仲間を助けたのだか……ついでにこいつら助けたらこうなった、まあ、世間で言う「憧れる」というヤツだ、にしても、その矛先を向けられるとこんな感じになるのか ……はっきり言って、物凄く鬱陶しい、だが中には今までの愚痴を吐き出している者もいる、さらに中には深刻な事態を目の当たりにした者もいる、そのせいで嫌といえないのもあるが、それ以前に祭りを開かせてくれと頼まれた時点で断るのは不可能だった…なんせ街一つと集落一つと一部隊頼まれたのだ、断る理由がない。
しかも家まで付けられたら断ることが不可能となる……それも4つ……4つ……え?ジョースター家は兎も角、足りなくないか?
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祭りが一区切りついて夜
ココア「はぁ……疲れた」
コブラ「はは、それにしても良かったな!魔物と街が和解してくれて」
ココア「まだいがみ合ってたりはするがな」
コブラ「……良かったのか?あんな事言って……」
ココア「ああ……もう、あんな戦争は繰り返してはいけない…もう決心はしたんだ」
コブラ「そっか…決心したならいいんだ、俺も協力するぜ?」
ココア「……良いのか?」
コブラ「どちらにせよ、行く場所ないし?」
ココア「言うと思った」
ココア「……?今思ったが、お前どうやって此処に来られたんだ?」
コブラ「ふっふっふ…やっと聞いてくれたな!」
コブラ「ズバリ!知り合いにそんな能力を持った人がいるのだ!それを真似た!」
ココア「時空を超える能力……そんな能力、存在するのか……?そもそもお前が別平行世界から来た証拠も……」
コブラ「無くはないぞ?お前は知ってるだろ?『狂気』の存在」
ココア「……何故それを?それは俺の家族しか…それなら理由がつく」
コブラ「まあ、俺、出ないんだよな、ソレ」
ココア「出ないのか、大精霊の件か?」
コブラ「おお当たり☆実際、そんな決断してしまう時点で狂ってるよな☆」
ココア「人を狂人扱いするな!まあ、実際大精霊のせいで俺の精神は狂ってしまっているからな…間違っちゃいない…というか、合ってるな……だが狂人扱いはするな」
コブラ「へいへーい」
ガイナ「おーい俺たちを忘れないでくれー」
クウラ「…くれー」
ココア「ああ、すまん、すっかり蚊帳の外にしてしまったな」
ガイナ「で……家の件なんだが、あ、一応皆お前に協力するってさ」
クウラが手を挙げる
ココアが振り向く
クウラが手を下げる
ココアがあっちを向く
クウラが手を挙げる
ココア「なんだよこれ」
クウラ「む……」
ガイナ「人肌が恋しいのだよ!」
ココア「いや、それはわかるが」
コブラ「なので貴様の家に放り込む〜である!」
ココア「勝手に決めるな!いや一番親しいのが俺だからなのはわかるが!そして口調がおかしい!」
コブラ「なんと!相手の心を見抜くとは!」
ガイナ「貴様テレパスの使い手か!?」
ココア「なんだこの流れるような漫才は⁉︎」
クウラ「ココア……」
ココア「……なんだ」
クウラ「お願い」
ココア「…………ッ」
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「それでOKしたと!マジお人好しッス!」
「くう〜〜〜〜!マジリスペクトッス!」
「舎弟にしてください!」
「な!抜け駆けするな!俺もお願いします」
「お前らだけズルいぞ!俺も!」
「俺も!」
……と「俺も!」の嵐、面倒臭さがりの俺には大ダメージ。
ココア「ああわかったわかったっての!」
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