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不確かなもの

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傷つけられた心
経緯
  帰ってきた少女

 
前書き
私、砂川真琴(Makoto Sagawa)は、受験した中学校を自主退学し、僅か1ヶ月で地元の中学校へと戻ってきた。 

 
今日から担任となる先生は、若い男の先生だった。名前を、白川恭(Kyo Sirakawa)と言った。

ーガラガラ『起立、おはようございます。』
担任が挨拶すると、教室の中からは、聞き覚えのある声がした。

『はい、おはようございます。では、皆さん着席してください。今日は転校生を紹介します。皆さんの中にも知ってる人は多いのではないでしょうか。』

ーザワザワ

私が私が転校していくことは、一部にだけ伝えていたのだが、どうやらクラスの大半は私が転向してくることを知っていたようだ。

『じゃあ、入って。』
手招きされ、大きく深呼吸をしてから、教室へと足を踏み入れる。

『城聖学院中等教育学校から来ました、砂川真琴です。よろしくお願いします。』

深々とお辞儀をすると、小学校時代からの付き合いで仲の良かった男子が、盛大に声を上げ、クラス全体から拍手をもらった。
 
 

 
後書き
この時はまだあんなことになるなんて思いもしなかった。
これからリスタートする中学校生活に期待を膨らませていた。 
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