鳴海消失願望
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
無意識
鳴海 「・・・」
現在俺・・・・
鳴海 「((ダッ!」
逃亡中
無理、無理・・・怖い、あの日の事が蘇る
『アンタ何か消えれば良いのよ!!』
『お前、本当に目障りだ』
『鳴海、ごめん…』
シュ シュ シュ
あの日の事が新鮮に残っている
昨日の事も、一週間前の事も簡単に忘れられるのに
なのに・・・
『お前、まじ消えろよ』
『うざぁ――君に仲良くして貰ってるからって』
『アンタのせいで――――君は苦労してるのよ』
『人の苦労も知らないで、お前最低だな』
ザクッ ザクッ ザクッ
『鳴海、大丈夫か?、俺は大丈夫だからな』
ザクッザクッザクッザクッザクッ
不 「鳴海!!!???」
貴 「!!」
気付いたら数メートル先には不二が居て俺の右手にはカッター
左腕には無数の傷…様々な傷が有った。
深い傷、抉られた傷、薄く雑な傷
兎に角今までで一番沢山だった。
そして血が沢山溢れ出ていてスカートにも、左足にまで血が着いていた。
戸惑った、不安に包まれた。
嫌われたらどうしようって
”嗚呼、また離れて行ってしまうのか”
そうまた思ったんだ
でも、不二は…
そう希望が初めて有るんじゃないかと思えたんだ
でもそれは数秒で終わった。
パシンッ
貴 「!!…」
俺は殴られた
不二に
でも殴られる理由が分からなかった
”嗚呼、俺、
嫌われたんだな”
そう思えた
不 「馬鹿っ!、こんなに傷付けて…」
俺も無意識にこんなに傷付けてたのには驚いたけど
傷付けた事に怒ってるのが理解できなかった
貴 「不二には関係ない・・・」
そう言うしかなかった
今にも頭がパンクしそうだったから
不 「関係あるよ、でも今はそう言ってる暇じゃないね、どうしようか」
此処から逃げたかった
今は気まずかったから
ダッ
だから俺はまた逃亡した。
不 「鳴海!?」
でも俺は引きこもりがちな本教室にも行けない駄目な馬鹿人間なくそ野郎な俺と違って
不二は性格も顔も良く女子に人気でファンクラブも有り優しくテニス部のレギュラーだから
足が遅い俺とは違って直ぐ捕まえられた。
グイッ ギュッ
気が付くと俺は・・・
不 「大丈夫だよ、落ち着いて」
不二の懐の中に居た。
貴 「おい、血が、離せよ」
不二の力は強くて自分じゃ敵わない事を知った
後書き
雑ですみません
next…手当て
ページ上へ戻る