『All MYSELF』
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『Vice』
悲しい過去とは言い難い僕の人生ストーリー。
きっと、非現実的なストーリー。
普通の人から見れば創造の世界。
逃れ逃れ、やっと掴みかけたモノは、捻れていて、歪で、未完成なモノだった。
其れを受け入れた。
泥濘のまま、守りたいモノを守れる筈は無かった。
傷ついて傷つけた。
同情なんて要らない。
愛情なんて更に要らない。
何もかもが要らない。
嘘で塗り固められた現実社会。
頭が痛い。
神経擦り減らして媚びへつらう意味が解らない。
感情無くした筈の僕は、鍵を閉めた記憶の箱に入る。
鮮やかな色彩が広がる世界に戻り、感情はフル活動。
此の身に起こり得る全ての事は、僕が僕である為にと、天が下した指令なんだろうか。
本当に必要なイタミなんだろうか。
だったら憎き奴を殺すことも指令なんだろう。
いや、違う。
其処を堪える能力を養う為なんだろう。
解らないフリで天を欺く僕は最強の愚か者。
すべてを壊してしまおう。
腐った社会のルールなんて要らない。
悪を裁いて何が悪い。
こんな不道徳な世の中を作っといて無責任過ぎる。
もう此の心は救われない。
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