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NARUTO うずまき兄妹伝~天の書~

作者:ハマT
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No.25ミクトvs木の葉

 
前書き
NARUTO一言物語第一弾『一檎の敵を探して』
No.8一檎惨敗 

 
木の葉の里の一角、ここに二人の忍が倒れていた。アスマと紅だ。約10分前、ミクトと対峙した二人は十秒とかからずミクトに倒された。ミクトはどこか別の場所に向かって移動している。
「ちょいまち君木の葉の者じゃないよね?」
ミクトを引き留めたのはカカシだ。直接話したことはないがなかなかの実力者であることは写輪眼のカカシと呼ばれていることは分かる。
「まさかカカシさんに見つかるなんて・・・あれ?サスケくん?」
ふりかえるとカカシの横にはサスケがいる。サスケの方は、里でのんびりしている時に呼ばれたのか額当てはしていない。
「ミクト・・・3次予選で明らかに手を抜いているのは分かった。なんの目的で中忍試験に参加したのか吐かせてやる!!」
そう言うとサスケはカカシと共にミクトに攻撃を仕掛ける。互いに写輪眼を使っていることから本気であることが分かる。
「仕方ないから相手してあげるよ」
そう言うとミクトは二人の攻撃をかわすと周りにクナイをばらまく。その瞬間ミクトの姿が消え今度はカカシの背後に現れる。そこにサスケが蹴りをいれミクトの攻撃を止める。写輪眼を使いミクトの動きをよんだのだ。
「先生の術・・お前は一体・・・」
「君達には関係ない事だよ」
そういってミクトは再び構える。
「サスケ千鳥だ次で決める」
サスケとカカシが手にチャクラをためる。千鳥と雷切だ。片方がミクトに突撃し飛雷神の術で飛んだところをもう片方が写輪眼でミクトの動きをよみ攻撃する作戦だ。一瞬の間の後サスケがミクトに突撃する。千鳥が当たる瞬間ミクトの姿が消える。現れたのはカカシの真後ろ、そこにすぐさま雷切を放つ。
カカシの雷切は確かにサスケの胸を貫いていた。
「どういうことだ?!俺は確かに・・」
「まさか飛雷神が自分だけを飛ばす術なんて思ってないよね?この術は使い方によってはマーキングしたものを飛ばすことができる」
最初にサスケが攻撃したさい、ミクトはサスケにマーキングをほどこし先程の雷切をくらう瞬間自分とサスケを入れ換えたのだ。
「カカシさん君にはしばらく眠っていてもらうよあの子成長の邪魔だからね」
サスケの脈があることを確認したカカシはすぐさまミクトの方に意識を集中する。しかしすぐその場に倒れこむ。
「五感の感覚を奪っておいた例え綱手さんでも治せないよ」
薄れゆく意識の中かすかに誰かの声がカカシの耳に届いた。

カカシとサスケを倒したミクトは木の葉病院に来ていた。目の前のベッドにはボルトが眠っている。
「目的のものは手に入った、後は・・」
ミクトが振り向く瞬間誰かに蹴られ吹き飛ばされる。勢いのまま窓を割り外に飛び出すミクト。体勢をすぐに立て直すが周りはすでに暗部に取り囲まれている。
「お前達気を付けろ!!こいつはカカシやアスマ、紅といった上忍連中を倒している!!」
暗部の指揮をとっているのはガイだ。ガイは木の葉の誇る体術のスペシャリスト、恐らく今のミクトには勝ち目はないだろう。
「悪いけど君達と遊んでる暇はないんだ。そろそろ術が切れる」
そう言うとミクトの体は煙になり消滅した。

とある渓谷にミクトはいた。
「口寄せ分身が切れたか・・・まぁでも目的のものは手に入ったし」
そう呟くミクトの手の中には血液の入ったカプセルがあった。 
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