心を閉じた少年
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心を閉ざす少年
闇の一部
前書き
おはこんばんちわ!!
超ひさしぶりな死刑執行人です!!
長らくお待たせして、どうもすみませんでした・・・
しかし、再び観覧してくださっている観覧車さんには頭が上がらずに、どんどん下がっていっています・・・
しかし、暖かい声で応援してくださると、有難いです!!
コメントだけでも感謝感激です!!
さて、長らくお待たせいたしました・・・
興味のある方、また見てくださっている皆様、この小説を見てくださっている観覧車様は・・・
どうぞ!!!
ゆっくり見て行ってくださいね!!!
「よお、久しぶりだな!」
真っ暗な、何も見えない空間・・・まるで、世界が終わったあとのようなその空間は彼方の夢。
その空間は、彼方の心の中を表しているようだった。
「・・・この一連の『僕』の動きは、君が原因なんですか?『影』」
そこにいる真っ黒な影は彼方に『影』と呼ばれた。
影は分からないと手を挙げて振ると、続けた。
「これは彼方が予想していた俺の暴走ではないぜ・・・というか協定を結んだじゃないか・・・」
「ああ、そうでしたね・・・」
「・・・彼方の考えてた原因の二つ目が有力だな。」
よっ、と言って影は何もないはずの場所に腰を下ろすと彼方を自分の反対側に座るように誘導した。
彼方は何もない場所に座ると、その口を開いた。
・・・この『世界』を捻じ曲げた、張本人の事を語りだす。
「・・・天才を自称するただの馬鹿、この『世界』運命を捻じ曲げた人物、99.9の中の0.01%の不純物・・・」
「その言い方はどうなんだ?・・・まあいいか、てか普通に篠ノ之 束って言えばいいのに・・・」
「あいつは皆を狂わせたんだ・・・今だって見られてないだけで、
どう見ても本心で善い行いをしてきた少年が悪に飲み込まれてる・・・
男子を庇っただけで暴力を振るわれてる少女だっている・・・
男だからって見捨てられて死んでゆくお爺さんだっている・・・
男と関わっているってだけで八つ当たりで殴られ、お金を取られ、可愛い孫を取られたお婆さんもいる・・・!!」
普段の彼方ではなかった・・・普段落ち着いている彼方とは大違いで、その声は震えていた。
「この世界を!あいつが狂わせたんだ!!!あの邪悪な存在が!ベルガだってそうだ・・・ベルだってそうだ!!皆、皆、被害者だ!!僕はただ平凡な日常を過ごしたかっただけなんだ!!
それを、なんであいつに奪われなきゃならないんだ!!僕は、確かにあの『幸せな世界』で幸せに生きていたんだ・・・たしかに、そこに存在していたんだ・・・なのに!あいつが!
認めらないという理由で各国のミサイルを打ち込み、ISの素をばらまき、みんなの日常を私利私欲で奪って行ったんだ・・・あいつはISコアを全て機能停止させるどころか、こんな
最悪な世界を楽しんでいる・・・そうだ、殺してしまえ・・・殺すんだ・・・あいつを殺せば全てが・・・」
その最悪の台詞を吐いたとき、彼方から『闇』溢れ出した・・・影にも防げないほどの『闇』が・・・
ドクドクと流れる『闇』は彼方を包む・・・
しかし、影が退散したあと、彼方は現実である人物に助けられていた。
『闇』から、『光』へ・・・
そして、彼方の意識は________________________
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コンコンとドアを叩く。
ここは彼方の部屋の扉の前、そこには不安そうな簪の姿があった。
{・・・こないだから彼方の様子が、変・・・}
簪も、少しずつ異変に気づいていた。
最近の彼方の様子がおかしい・・・
{織斑君とは仲が良かったはずなのに・・・どうして?それに他の人達にも冷たくなったし・・・}
そう思ってドアノブに手を伸ばす。
・・・普段なら防犯で絶対に鍵のかかっているその扉は、開いていた。
明らかにおかしいと思った簪は声を掛ける。
「か、彼方?入るよ・・・?」
ドアを開けるとベットで自分の姉、更識楯無が寝ている姿と、壁に寄りかかってうなされている彼方が居た。
彼女は姉のことなど気にせず、彼方に近寄った。
「彼方・・・!?」
悪夢でも見ているのだろうか?汗まみれで、涙まで流している。
「・・・・・・・・ころして・・・しまえ・・・・殺すんだ・・・・あいつを殺せば・・・・全てが・・・・・・」
「!!」
簪は更識家として『死』に関連する言葉の重さを分かっていた。
普段引きこもっているが、その言葉についてはこの学園の中では分かっている方だった。
だから、
だからこそ、
こう言った。
「彼方も苦しいんだね・・・」
だからこそ、
彼方を無言で優しく抱きしめた・・・
彼方の目から流れる涙はいつの間にか止まり、その顔は安堵しているようにも見えた。
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次の日
彼方は気づいてないが、すれ違った簪は若干顔が赤かった。
~場所・第三アリーナ~
爆音が鳴り響き、煙から出てくるセシリアと鈴はボロボロになっていた。
見るに耐えなくなった一夏はシールドを零落白夜で切り裂こうとするが・・・
「い、一夏!あれっ!!」
アリーナの中央には何時の間にか彼方が佇んでいた・・・何も装備せずに
しかし、その口はニタ~と狂気の笑顔を浮かべていた。
その笑顔はラウラに向かっていた。
「!!・・・・・・・・う、うわああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」
一瞬で青ざめ、レールカノンを乱射するラウラだが、もう遅い。
「アハハ・・・・アハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!」
ラウラは内心、かなり焦っているが、冷静になり、ラウラは射撃を繰り返すが軽々と避けられた。
そして、距離が零になり、彼方はラウラのシュヴァルツェア・レーゲンのレールカノンの一部に触れた・・・
殴るでもなく、蹴るでもなく・・・
・・・・・・そう、触れただけ
次の瞬間、ラウラのレールカノンは精密ネジに至るまでバラバラに分解されていた。
後書き
どうでしたでしょうか?
久しぶりに書いたので、腕が流石に鈍りました・・・
この先も、見てくださると、有難いです・・・・゜・(ノД`)・゜・
ありがとうございました!!
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