| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第二十七話 白川中佐!鉄棒は逆上がり!!その七

「海自さんとは」
「あそこは歴史的価値もありますからね」
「帝国海軍の」
「博物館もあって」
「赤煉瓦も見事で」
「しかしあそこは違う」
 航空自衛隊幹部候補生学校はというのだ。
「多くの観光地の中に埋もれていて奈良市の片隅にありだ」
「歴史的な価値もですね」
「戦後ですから」
「どうしても弱い」
 歴史そのものの奈良県の様々な神社仏閣に囲まれていてだ。
「だから奈良県の人達にも気付かれていないのだ」
「何か可哀想ですね」
「そういえば久留米市の陸自さんの方もでしたね」
 こちらは陸上自衛隊幹部候補生学校である。
「陸自さんは台風にも立ち向かってくれて災害救助で真っ先に、しかも一番多く行ってくれる人なのに」
「それでもですよね」
「久留米っていったらラーメン」
「あとチェッカーズ」
 古いかも知れないが作者が好きなので挙げておく。
「そういうので」
「しかも福岡もライバル多いですからね」
「博多とか特に」
「あそこに行けば」
 屋台、そして。
「風俗一杯ありますから」
「中洲ですね、中洲」
「ソープランドもありますよ」
「俺達も何時か行きたいですね」
「それとホークス」
「作者の贔屓のチームの」
「今年(二〇一五年)も優勝出来ればいいが」
 悪田部は作者の切実な願いも口にした。
「果たしてどうなるか」
「まあそれはですね」
「何かと難しいですね」
「そのことは」
「予測出来ないですから」
 野球の順位はそうである、去年日本一に輝いたチームが翌年最下位になることもあるのがスポーツである。
「確かにホークス今年も強いですけれど」
「松坂来てくれましたし」
「ですが連覇は、ですね」
「確かに言えないですね」
「スポーツとはそうしたものだ、明日のことさえわからない」
 不確定要素に満ちているものだというのだ。
「巨人ファンは毎年優勝というがな」
「あの考え何処から出るんでしょうね」
「優勝して当然とか」
「そんなの無理ですよ」
「毎年優勝とか」
「それはあの忌々しい九連覇の時からだろう」
 それと昭和二十年代後半から三十年代前半の黄金時代か、日本の野球界における汚らわしい暗黒時代である。
「あの時からな」
「ですか、あの日本野球界の暗黒時代」
「あの時に出来た考えですか」
「巨人、大鵬、卵焼きとかいう」
「そうした時代のことですか」 
 作者は卵焼きは大好きだ、相撲には興味がない。巨人は言うまでもない。
「毎年優勝なんて」
「それをして当然とかいうのは」
「思い上がりですよね」
「もうそれこそ」
「そうだ、西武も毎年優勝していたがな」
 八十年代から九十年代前半までだ、その頃の西武ライオンズの強さはその黄金時代のl巨人以上だったかも知れない。
「毎年優勝を当然と思うなかれだ」
「来年のことは誰にもわからない」
「そういうことですね」
「ホークスにしても」
「勿論の他のチームにしても」
「そうだ、去年がどうであれそして補強をしていてもだ」
 それでもだというのだった、悪田部は再び。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧