この狂った世界で生き残る方法
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六話 ちょっとした災難
志武槻「いィィィィィズゥゥゥゥゥゥミィィィィィ!!!!」
「随分速いねぇ、そんな僕を見つけるの簡単なのかな?」
志武槻「うるせぇ!死ね!」
志武槻がすごい速さで追いかけて来る…
その後ろを志武槻の秘書が走っている…
多分志武槻を追いかけているのだろう
魔姫「先輩!あれが噂の志武槻さんですか?」
「うん、志武ちゃんだよ!とりあえずさ…逃げよう!」
魔姫を抱き抱え走り出す
やはり人を抱えて走ると志武槻並みにしか走れないな
もう何でいつも逃げてんだろう…ちょっと秘書さんに協力するかな…
「志武ちゃんの秘書さーん!志武ちゃん捕まえるの手伝うね!」
志武槻の足を狙って特殊ナイフを投げる
志武槻の足に刺さり志武槻はバランスを崩し立て直そうとするが秘書に捕まった
「志武ちゃん!残念だったね!今日も捕まえられないとか…志武ちゃんにはガッカリだよ!」
志武槻「いィィィィィズゥゥゥゥゥゥミィィィィィ!!!!」
志武槻が叫んでいるが無視して俺は走って逃げる!
しばらく走ってから止まって魔姫を降ろす
魔姫「先輩…速すぎですよ…もっとゆっくり走れないんですか?」
「無理!ゆっくり走ったら捕まるし」
魔姫「そ、そんなぁ~」
魔姫と会話していると電話がなった
電話には『小麦』と書いてある
電話に出ると…
小麦『あ、もしもし!今ねー中央に来たんだけど…変な人に絡まれちゃった!』
「絡まれちゃった!…じゃねぇよ!で何処にいるんだよ」
小麦『えーっとね…近くに志武槻がいるけど何か捕まって正座させられてるから助け呼べないんですよね』
「わかったすぐ行く」
電話を切り魔姫に「先に北に戻っといて」とだけ言い残し来た道を戻る
しばらく走り志武槻を見つける…志武槻がいる反対側に小麦を見つける
小麦もこちらを見つけ手を振ってるいる…絡まれてるのに物凄く警戒心のない…バカ…なのだろう…
小麦「ヤッホー!泉ちゃん!こっちこっち!」
「いや…お前…バカだろ?」
チンピラ「おい…兄ちゃん…こちとらちょい取り込んでるんだよ…引っ込んでて貰えるか?」
「めんどくさい奴に絡まれたもんだなぁ…」
そう言ってチンピラを掴み志武槻の方に投げ飛ばした…見事に志武槻に当てた
「あ!志武ちゃん!そいつあんたらの事をなんやかんやしようとしてたよ!すっごく悪い意味で!煮るなり焼くなり好きにしていいよ!」
そのあとチンピラがどうなったかは知らない…志武ちゃんの事だから拷問よりも酷いことされたのかな?まぁ関係ないし別に言いかな!
「小麦、何しに中央に来たんだ?」
小麦「買い物だよ?そっちこそ何してたの?」
「遊びにだけど?」
小麦「遊びに来ただけなんだ…志武槻にちょっかいだしてるの?」
「まぁそうだね…そろそろ帰るけど」
小麦「私はまだ買い物終わってないしまた後でねー!」
小麦が走って店に入っていくのを見届け俺は北に戻ろうと歩き始める
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