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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第二十五話 田中中佐!本当にやったぞ路線変更!!その十三

「中佐もそれがわかっているでごわすな」
「だからです」
「得た金は全て寄付しています」
「生活はあくまで日帝衆からの給与によるもの」
「それ故に」
「博打で得た金が悪銭でごわす」
 俗に言われていることだ。
「悪銭で暮らすものではないでごわす」
「その通りです」
「やはり遊びで銭は手に入れるものではありません」
「悪銭で暮らすこともまた」
「人としてあってはなりません」
「それがわかった時に人は真の博奕打ちになるでごわす」
 これもまた西郷の持論である。
「ではその真の博奕打ちにでごわすな」
「今回の戦いを任せましょう」
「悠木大将にも」
「お任せ下さい」
 瞬は右手で敬礼をして応えた、その敬礼は陸軍衆のものだった。
「田中中佐と共に勝って来ます」
「頼んだでごわす」 
 西郷はその瞬を見送った。こうしてだった。
 日帝衆の戦士達は大阪府庁の前に来た、そこにはもうジャスティスカイザーの二人がいたが彼等はというと。
 悪びれない態度でだ、瞬を見て言ったのだった。
「何が主役交代だ!」
「他の登場人物が認めても俺達は認めねえ!」
「主役の座は死守してやるぜ!」
「どんな手段を使ってもな!」
「あと金、女だ!」
「酒も手に入れてやるぜ!」
 まさにエゴ剥き出しだった、そしてこんなことも言うのだった。
「今回は雛形あきこさんだ!」
「あの人の写真集とDVDゲットだぜ!」
「やっぱりいいよな、あの人」
「観てたらくるものがあるぜ」
 下半身にだ。
「胸だけじゃないからな」
「もう身体全体がいいんだよ」
「写真集を観てもDVDも観ても」
「どんなに疲れても元気になるぜ」
「あんた達の趣味って常に今のグラドルさんじゃないわよね」
 意気込む二人にだ、瞬はこう突っ込みを入れた。
「AKBの人は置いておいて」
「仕方ねえだろ、作者がそうなんだからな」
「作者が好きなグラドルの人出してるんだよ」
「作者の好みなんだよ、全部」
「少し昔の人ばかりだっていうのはな」
「あれなのね、作者古本屋で写真集とか買ってるから」
 ブックオフが多い、その通う古本屋jは。
「だから少し前にグラビアになってた人達ばかりなのね」
「そうだよ、雛形あきこさんだってそうだろ」
「かとうれいこさんとか眞鍋かをりさんもな」
「けれど今観てもいいんだよ」
「くるものがあるんだよ」
 二人はこう瞬に話す。
「わかったな、だったらな」
「今回の勝負とっととはじめるぜ」
「作者ギャンブルの類は一切やらないから知識もないけれどな」
「ジョジョ第三部からの知識を使ってやるぜ」
「わかったわ、では中佐」
「はい」
 髪を左から右に七三に流し独特の、嘆きの何とかみたいな外見の陸軍衆の軍服を着た男が瞬に応えた。
「はじめましょう」
「嘆きの博奕見せてもらいます」
「それでは」
「へっ、俺達はギャンブルの天才だからな」
「その俺達に勝てると思うなよ」
 二人はその田中に自信満々で言った。
「ギャンブルには負けたことがないんだよ」
「まさに常勝の天才だからな」
 何処かのローエングラム朝の皇帝の様にというのだ。 
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