銃皇無尽のファフニール 悪神と転生した転生者
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ドラゴンズ•エデン えっ?ハーレムの間違いじゃないの?
説明会だよ!全員集合!
前書き
5話目です。今回もほぼ会話文です。
ここで言いますけどこの小説はハーメルンで投稿してこっちで投稿っていう感じです。
昼休みいっぱいいっぱいまでシャルと話していたオレは今、教室にいるのだが
「今からは授業をせず、神無月、お前のあの力について話してもらう」
「ドウシテコウナッタ」
皆がオレの机を囲み、逃げられない様になってる。・・・ふむ。これが尋問というヤツか。
「生まれつきのチカラダ」
「「「「「「「嘘だ!!」」」」」」」
こ、ここに来てひ○らしネタだと!?
「もう、いいんじゃないの?話したら?」
・・・まじか。
え?話していいのかい、鼎さん?転生のことは言わないとして言ってもいいのかい?
・・・しゃーなしか。
「あの力て言われてもどの力だよ」
「あの音速で石を投げる力と」
「空を飛んで敵を拘束した力ですわ!」
アリエラっちとリーザっちが言った。リーザっちが言った瞬間に胸が揺れるのを見逃さないオレであった。
ザクゥ!!!!!
「切り落とされた!?」
「? 何を言ってるの?」
「い、いや、足首を挫いただけだ」
・・・え?あの人いんの?すっっっっっっっげぇ怖いんだけど。
『そこは【ああん。足首をっ、くじきましたっ!】の方が良いと思う』
「レンちゃん、そんなこと言ったら黒○事のセ○スチ○ン似の人に顔面蹴られてメガネの欠片が目に入り、ラピ○タのム○カみたく『目がぇ~~~目がァ~~~~!!!!』てなって、挙句の果てに秘密結社Cの創ったバ○オハザ○ドのTウ○ルスに感染した人たちに食われちゃうじゃないか」
「・・・話が変わってきているわよ」
レンちゃんと話してたら鼎に怒られた。
「やっぱバ○オと言ったらリ○レーシ○ンズⅡが良かったな。序盤の棚を押していたら急に出てきやがってな~」
『わたし的には4。女の子を連れているときに後ろを向いたらその子が急に出てきて驚いたのは苦い思い出』
「あ~分かるわ~」
「って、バイ○ハザ○ドはもういいですわ!それよりも叶多さんの力のことです!」
ッチ、話を逸らす作戦は失敗かっ!
「・・・はぁ~、分かった。話すよ」
しょうがなくオレは話すことにした。
「まず、あの音速で投げた力は《技力》と言ってまあ自分の心を具現化させるものと思ってくれたらいい。技力解放第三階梯開錠。三千世界の死神鎌」
試しに技力を解放して鎌として具現化してしてみせる。
「ま、こんな感じだ。理解できない人は某ヘタレ少年が人造人間に乗り込んで神の使いとバトるアニメの心の壁と思ってくれ。で、空飛んだやつか?あれを説明するにはまず《ロア》というものを知ってもらいたい」
「《ロア》?」
「そうだ悠。ロアとはまあ、実体化した都市伝説だ。能力は都市伝説のままだ。例えば《トンネルのターボばあさん》ってあるだろ?深夜にバイクでトンネルを通っていると同じスピードで隣を走ってくるばあさん。あのロアならまあ早く走れる、みたいな?」
「質問なのですが、その能力の強さってやっぱり都市伝説ごとにかわってきますの?」
「いい質問だリーザっち。確かにそれも関係する、がそれと同時に噂も関係してくるんだ」
「? 噂って、例えば『ここらへんで出た口裂け女は『私、綺麗?』とも聞かず、すれ違いざまに切りつけてくる』みたいな?」
「そうだフィリルっち。まあその場合は『口裂け女』と『切り裂きジャック』の二つを持つロアになるな」
「てことは噂によってロアも変わるということか」
「そうですねセンセー。『人食い村』というロアの噂が『人は食わず、むしろ金がもらえる』って噂になればその村は『人食い村』じゃなくて『金あげ村』になります。そして噂は人間にも影響するんです」
「なんでだ?人間はロアじゃないだろ?」
「まあ、そうなんだけどな、悠。まあここで出てくるのが《ハーフロア》、つまり人間からロアになったやつだ」
『人間もロアになれるってこと?』
「そうだレンちゃん。さっきフィリルっちが出してくれた『口裂け女』を例えにするなら、何時もマスクをつけた女性がいる。子供たちがそれをみて『口裂け女だ!』って言ってそれが広まるとその女性は『口裂け女』のロアになっちまうってわけだ。
話を戻すがその空を飛んだり拘束した力はロアの力ってわけだ。簡単に言えば人に噂される事により、その噂が世界に『認識される』と、『実体化』してしまう。そんなとこだ」
「て事はカンナヅキはロアってこと?」
「いや、オレはハーフロアだよイリスっち。実際に見せた方がいいか」
オレは立ち上がり、黒いスマホ________Dフォンを取り出す。
「スマホですか?」
「まあ深月ちゃん、見てなって」
思いっきり握り締めると、握っている右手の甲が熱くなる。その甲を一気に真横に振り抜いた。
そこに、赤い一筋の軌跡が生まれる。
そしてオレは出来る限り、厳やかな雰囲気になるように____真剣に口にした。
「さあ、『百物語』を始めよう___!」
直後、Dフォンが勝手に動作し、オレ自身を写真に写す。
不思議な和音のメロディーが動作音として鳴り響き____。
辺りが一層暗さを増し、白と黒のモノトーンカラーに包まれた。
オレの周囲に、蝋燭の炎に似た無数の赤い光が回転を始める。その光の中で、オレはオレが思い描く『物語の主人公』の姿をとっていった。
ふわりと黒いロングコートがかかり、制服は赤いYシャツとなる。ズボンはそのままで、右手に持っていたDフォンが変化し、モノクルとなる。
それを右目に装着する。
「これが俺の_______『101番目の百物語の主人公』のロアとしての姿だ。オレは名前のように百物語____つまり百人のロアを従え、能力が使える。まあ、まだ数人しかいないけど。あの時使ったのはそのロアの中の一人、妖精の神隠しの力ってわけだ。はい、説明終わり。授業に戻ろう」
みんな(鼎以外)は小一時間かたまっていた。
続く
後書き
ロアの説明ってこれであってるでしょうか?
次は6話目です。
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